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OCEANS 「僕らのストーリーツアー」に寄せて

あの日、君が見つけてくれた

今、出逢って欲しい音楽がある。
八王子発 THE NINTH APOLLO所属 ”OCEANS” である。

初めてOCEANSに出逢ったのは八王子のライブハウスだった。
2018年4月22日八王子Match VoxでのOCEANS企画「NAMIfes」へ行ったのに、トリのOCEANS観ないで帰ったことを本当に後悔している。翌日の授業より大切なものがあの場所にはあったのに。
その後ちゃんと彼らのライブを見たのは同年の2018年5月24日「MASAYUME vol.20」だった。その日のMatch Voxはお世辞にもお客さんは多いとは言えず、もっと言えば演者の方が多いくらいだった。
私は、後ろの方で一人ぽつんと立っていた。

フロアの照明が落ち、SEも無しにVo.ギターマン安藤がギターをかき鳴らした。
その瞬間、全てを持って行かれた。
Dr.ショウのドラムが体中に響いて自分の胸の高鳴りと共鳴していた。
Ba.ごろうの骨太ベースを響かせながら縦横無尽に動き回る姿が最高にかっこよかった。
メンバー全員がしっかりと前を向き、大きな口を開けてがむしゃらに歌うのだ。
そして狂ったように全身で、彼らの音楽をこちらにぶつけてくるのだ。

それはこの、ガラガラのフロアを前にしてもだ。

MCもなく間髪入れずに次々と鳴り続ける曲達に完全に心を奪われた。
初めて観るバンドなのに、初めて聴く曲なのに、自然と体は前のめりに拳をあげていた。

「なんだこの化け物バンド」
ライブを見終わった後の率直な感想だった。

OCEANSのライブを観ている時だけグワッと体温が上がる感覚を覚えた。
只々純粋にかっこよかった。どんな言葉を並べても蛇足に感じてしまうくらい。
ライブを観てから物販で音源を買ったのはOCEANSが初めてだった。
4曲入りたった1枚のCDが私だけの宝物になった。
あの日以来毎日聴き続け、目の前で見た光景を思い出しては胸が熱くなった。

そんな彼らが2019年5月にTHE NINTH APOLLOから1stシングル「HEART FULL BYPASS」をリリースした。THE NINTH APOLLOといえば、同じ八王子発、彼らのツアーファイナルにも呼んだ先輩バンド「ハルカミライ 」が所属する音楽レーベルである。
それが何を意味するかを彼らは十分理解しているし、だからこそ此処を選んだとも思った。

2019年11月13日には初の全国流通盤1stフルアルバム「シナリオストーリー」を発売した。
何度もライブで聞いた曲がぎっしり詰まった、これまでのOEANSを観てきた人には堪らない一枚。そしてこれからOCEANSに出会う人には、名刺代わりになるような、がむしゃらで真っ直ぐなOCEANSの良さが詰まった一枚。
このCDにはまさにOCEANSのこれまでとこれからが詰まっている。

彼らは同年12月から「僕らのストーリーツアー」と題し全国ツアーを始めた。
ツアー初日は下北沢SHELTERで盟友TETORAとmoon dropとの3マン。
見事ソールドアウト。人がパンパンに詰まったライブハウスに鳥肌が立った。
初めてみる顔から、馴染みのある顔まで。どんどん仲間が増えて行く感覚。これまで出逢ってきた人を味方につけたまま未知の世界に飛び込み、どんどん新しい仲間を増やして行ったらそんなに心強いことはない。

しかし今現在、コロナ禍の影響でリリースツアーは一部延期や中止となっている。
初の全国流通盤をリリースし、初めての地で初めて出逢う人も沢山いただろう。新しい出逢いのことを考えると悔しくてたまらない。全国の人に、OCEANSの凄さを知って欲しかった、OCEANSの音楽に勇気付けられて欲しかった。OCEANSの音楽が必要な人が必ずいる。

そして、こんな時だからこそOCEANSの音楽を聴いてほしい。ライブに行けなくてもCDがある。音楽は生活に寄り添う。
そしてまた、ライブハウスに足を運んだ時度肝を抜かれて欲しい。音源とはまた違ったOCEANSの良さを。
フロアを良い意味で置いてけぼりにするようながむしゃらで圧倒的なライブ。どんな状況下でも全力でぶつかってくる、胸が熱く体温が上がる本気のライブ。
その時まで、ずっと準備をしておこう。

OCEANSは私たちの希望、夢、光。本気でそう思っている。
私が一番好きなOCEANSの曲「BLUE」に
”君が僕を見つけてくれた。
あの季節に あの場所でさ
君が僕を覚えてくれた”
という歌詞がある。

私はそれを私たちとOCEANSの出逢いのことだと思っている。
あの八王子のライブハウスでOCEANを見つけたことをずっとずっと誇りに思っている。
そして、こんなにOCEANSに夢中になれる私を、OCEANSが見つけてくれたとも思っている。
そんな体験をあなたにもして欲しい。
OCEANSの音楽はもう何処にだって行ける。
青春も、その先も、私の人生で鳴り続けていて欲しい音楽。私にとってそれがOCEANSの音楽だ。

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