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サンボマスター「花束」がくれた希望

自粛生活の中で思うこと

「当たり前」は当たり前でない。このことを実感する日々だ。
テレワーク生活が2か月近くになる。医療従事者の方はじめ、出勤せざるを得ない人(我が妻、娘もそう)には申し訳ないが、ずっと家にいるのも結構ツライものがある。
出張が主体の業務を担当しているので、単純にすることがなくなってくる。「いい年して何を言っているのか」と自分でも思うが、自分の存在意義を問われている気にもなってくる。
むしゃくしゃするからと言って、飲みに行く訳にもいかず、ストレス発散も家の中。音楽を聴くことが趣味でよかった。

でも本当はライブ、フェスで音楽を全身で体感したい。
ライブに行けなくなって3か月、大好きなサンボマスターのライブは半年前「デカスロン ~強敵と書いて友と呼ぶ~」@新木場STUDIO COASTから参加できていない。
新木場ではFear, and Loathing in Las Vegasとの対バンだった。リスペクトし合っている後輩と一緒だったからか、とても多幸感にあふれたライブだった。
特にアンコール前の「孤独とランデブー」、アンコールの新曲「花束」は、メンバーも楽しそうだったし、だからこそ我々オーディエンスも無条件に音に身を委ねられた。

震災後のサンボマスターは、どこか悲壮感が漂っていたと思う。山口さんはいつも「死ぬな!」と叫んでいて、自分も「できっこないを やらなくちゃ」を泣きながら歌ってきた。
新木場のライブに参加して、これからはよりハッピーなモードで希望を歌っていくんだな、と感じた。それは先輩・後輩からの愛をたくさん受けた対バンライブと、トリビュートアルバムが多分に影響しているんだと思う。

だけど今、得体のしれない困難が、日本だけでなく世界中を覆いつくしている。
そんな中配信された「花束」。
ライブで聴いたときの印象と違って、この状況を予測して書かれたような、歌詞、メロディー、演奏が、ささくれだった心に刺さる。
特にギターソロ前の『あなたは花束 さびしさにさよなら 大丈夫なんだから』には無茶苦茶勇気をもらう。

みんなが不安の中にいて、世界的にも、日本国内でも分断が目立ってきている。でもきっといつかはみんな手をつなげると信じたい。
基本人付き合いが苦手な自分の反応で意外だったのは、結びつきが強くない知り合いの無事を確かめたこと。学生時代の友人、フェスでしか会わない友人、祖母の葬式以来合っていない従弟。この事態が収束したら、みんなと必ず会って笑い合いたい。「当たり前」は当たり前でないから。

そしてサンボマスターはこれまで以上にでかい愛で僕らを包んでくれると思う。
みんなで「大丈夫なんだから」と歌う日が待ち遠しい。

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