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〝弱い者達が夕暮れさらに弱い者をたたく〟

今、僕に降ってきた ザ・ブルーハーツのたった一行の言葉

僕はブルーハーツ世代ではない。僕が音楽に興味を持ち始めた時にはすでにハイロウズだった。だからリアルタイムでブルーハーツを聴いていた世代と同じ空気感は共有できないし、バンドが登場してきた時の衝撃も味わっていない。「知ってる曲はいくつかある」程度だ。

その「いくつかある知ってる曲」の中の、たった一行をふと思い出した。
以来、それについて考えずにはいられない。
 

〝弱い者達が夕暮れさらに弱い者をたたく〟
 

ザ・ブルーハーツの曲《TRAIN-TRAIN》の歌詞の一節だ。

その前後の歌詞はこう。

〝栄光に向かって走るあの列車に乗って行こう
 はだしのままで飛び出してあの列車に乗って行こう

 弱い者達が夕暮れさらに弱い者をたたく
 その音が響きわたればブルースは加速していく〟
 

ゴールドラッシュの時代。アメリカンドリームを掴むため、皆こぞって列車に乗って繰り出した。
ブルースは黒人の哀しみを歌った音楽だと言われている。抑圧を繰り返された事で、彼らのブルースというジャンルはその音楽性を進化させていったという事が、ひとつのモチーフとして歌われている。

自分が負った傷や悔しさをバネに、例えばブルースのような自己表現に昇華できる人は「強い者」だ。でも、そんな強い人ばかりではない。

弱い者が強い者に牙をむくという、いわゆる「下剋上」的なものは、実際には難しい事だ。
だから時に人は自分より弱い者を見つけては、それを敵とみなして徹底的にたたく。その負の連鎖はあっという間に広がるが、中には自分より弱い者を見つけられない人もいる。誰かを敵に「仕立て上げられない」人もいる。
 

人はなぜ…
わからなくはないけど…
いや、わかりたくない…
だから僕は…
 

うまく言葉には出来ないけれど、仮に僕の感情が正しいのであれば、その感情を持ち続けていたいと心から思う。

本当に心から…

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