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2020年6月、ライブハウスに行ってきた

ザ50回転ズのVinyl Change The Worldを聞いて

僕は1994年に日本に生まれてから
一度も日本を出たことがない。

あんまり海外に興味が無いから
あの街の町並みは〜とかもほとんど知らないし
歴史の授業も真面目に聞いてやいなかったから
まぁ分からない。

それにも関わらず
ザ50回転ズのVinyl Change The Worldを初めて聞いた時
62年のハンブルグが
ツイスト・アンド・シャウトで熱狂している映像や
電撃バップで熱狂している76年のニューヨークの映像が
確かな熱気を持って頭の中に流れた。

もちろん、僕の頭に流れている映像が
現実の62年のハンブルグや76年のニューヨークのモノでは無いと事は分かってる。

でも「こんな感じなんだろうなぁ」といった
フワっとした感覚ではなく
絶対こんな感じだ!というくらい鮮明に頭の中に映像が流れるのだ。

正確にいうと、「絶対こんな感じだ!」なんて確信すらしない。
令和2年の日本に生きていて「令和2年の日本はこんな感じだ!」と一々確信しながら生きている訳では無いのと同じで
本当にただただツイスト・アンド・シャウトや電撃バップで熱狂するハンブルグやニューヨークが
頭の中に浮かんでくるのだ。

先にも述べた通り、僕の生まれる前の時代の
行った事も見た事もない
よく知らない街なのに、である。
 

そんな事の出来るVinyl Change The Worldが
つい2、3ヶ月前まで散々行ってきた
2010年代日本のライブハウスの映像を
僕に見せてくれるのなんて容易な事である。

映像を見せてくれる、では言葉が足りない。
今は行く事の出来ない、あの密閉されて密着して密集されているライブハウスに
たった3分だけ連れて行ってくれる。

ライブハウスで、体中の細胞全てで浴びていた分の熱量を
両耳だけで僕に浴びせてくれる。

北浦和の安いアパートの一室にいるのに
ロックンロールを目の前にして、
感動なのかなんなのか分からないけど
ボロボロ涙が流れるあの感じも
生でロックンロールを浴びるあの興奮、熱狂も全部ちゃんと感じる。全部ある。

大好きなあのライブハウスに僕を
本当に連れて行ってくれる。
 

「スイッチを入れれば1秒もいらない
夢で見たあの場所へ連れてってあげるよ」

イントロも無く始まるこの歌の
歌い出しのフレーズは比喩でも綺麗事でもなかった。

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