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一番好きなバンドBase Ball Bear

ファン歴6年、新体制になってから4年

私がBase Ball Bearが自分の中で一番好きなロックバンドになったのは中学生のときだった。
中学生のころ、私はロックバンドに興味を持ち始めていた。アニメの主題歌だった「Stairway Generation」が好きだった私に、母が「新潟にベボベがライブで来るから、行ってみたら?」と提案してくれた。ライブハウスにワンマンのライブを見に行くのは初めてだったのでよく覚えている。

アルバム「二十九歳」のツアーだった。このアルバムはベボベなりの解釈で「普通」についてというテーマを軸に歌う作品だった。簡単なようで難しいテーマ。それに加え曲数も多いし、収録時間も1時間以上となっている。そのため中学生の私がアルバムの魅力を100%理解できていたとは到底思えない。それでも、今まで自分の聴いてきた曲とは違う新しさがあった。
安直なイメージだが、疾走感や派手さ、激しさにロックバンドらしさがあると少なからず思っていた。しかしベボベは作品を通して、それらに頼らないロックを提示してくれた。

ベスト盤とアルバムを聴き込んでライブに向かった。周りは大学生か社会人ばかりで、中学生なんておそらく1人もいなかったため、必要以上に緊張したのを覚えている。ライブはアルバムの一曲目を飾る、私の大好きな「何才」でスタートした。それからはあっという間だった。聴き込んだアルバム曲はもちろん、既存の定番曲ですら初めてベボベのライブに行った私には新鮮だった。あと堀くんてこんな声高いんだと思った。「カナリア」の最初のあの高い声は堀くんだったことにもその場で気づいた。少し笑った。

ライブが終わったその夜からベボベが一番好きなバンドになった。過去の作品も追うように聴いていったしDVDもたくさん観た。特にROCK IN JAPAN2015のLAKEステージで演奏された「祭りのあと」のライブ映像は毎日のようにみていた。ベボベをみて超満員の観客が盛り上がってることがなんだか嬉しくて本当に好きな映像だった。

しかし、その数ヶ月後、メンバー(Gt.)の脱退が発表された。ファンとしても心配になる脱退の仕方だったし、なによりベボベにメンバー脱退なんて縁の無い出来事だと思っていたので受け入れられなかった。
そんな大変な状況の中、ベボベは一旦休むのではなく、止まらず進むという決断をしてくれた。サポートギターにフルカワユタカさんを迎え、「C2」のライブツアーを予定通り決行した。
もちろん私も地元の公演に参加した。MCでは小出さんがたんたんと事態の説明していた。小出さんらしいなと思った。しかしメンバー脱退があって時間も経っていなかったため、受け止めきれていないファンが多く、正直ライブに参加しているファン全体にどこか暗い雰囲気があった。それでも、一番つらい思いをしているベボベのメンバーが一生懸命にライブをしてくれている、活動を止めないでいてくれているその姿を見て感動していた。それでも、頭のどこかで脱退を受け止めきれていない自分がいたため、あんなに見ていたライブ映像もしばらく見れないままだった。

そんな状態から、メンバーの脱退をしっかりと受け入れられたのは、意外にも生のライブではなく、ツアー終了してしばらくした後に発売された「C2」日比谷野音公演のDVDをみたときだった。
DVDはあえてなのか偶然なのかはわからないが、映像の色味が抑えてあった。カラフルさをあまり感じさせない加工になっていて、そこから哀愁や切なさを私は感じた。
ライブはベボベが定期的に開催している「日比谷ノンフィクション」ということもありとても盛り上がっていた。ベボベのために集まった4人のゲストギタリストが交代交代に出演するスペシャルなライブ。そしてこれからのベボベを応援するかのように盛り上がるファン。その姿を見て今まで以上に応援していきたいと思えた。

実感はないが、私がファンになってからの年数を数えると、もう新体制になってからの期間の方が断然長くなってしまった。いつかバンドの活動年数自体がスリーピースバンドとしての方が長くなる時も来るかもしれない。
もしかしたらもしかすると新メンバー加入なんてこともあるかもしれない。考えたくないがまた1人脱退なんてことも可能性としてはゼロではない。しかし、なにが起こるかわからないのがロックバンド。特に進化を続けて変わり続けてきたBase Ball Bearは次にどんな状況が待ち受けているのか誰にも分からない。変化を続けていって欲しいと思っている。
でもどうしても耐えられないのはバンドの解散だ。バンドがなくなってしまうのは本当に悲しい。最近、バンドの活動休止、解散、メンバー脱退というニュースをよく目にする。
そのニュースを見るたびに、あのときベボベが止まらず進み続ける決断をしてくれたことに感謝している。
4人時代の曲を3人で演奏するアレンジももっとたくさん聴きたいし、新曲も楽しみにしている。
アルバムの名前が「C2」になる前に案が出ていたが、変わり続けてきたバンドだからラストアルバムくらいのときにつけたいという理由で使わなかったアルバム名、「Base Ball Bear」の名のつくセルフタイトルアルバムが発売されるその日まで、何才になっても新曲を楽しみにしていたい。

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