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4月8日。大雨ノチ晴れ予報。

SUPER BEAVERのせいで沢山の“なみだ”が流れた日。

“ハイライト”それは重要な時。輝いている時。そんな時をいうのだと思っていた。

「ハイライト=①絵や写真などで、光を強く受けたもっとも明るい部分。②テレビ・映画・ニュース・スポーツなどで、もっとも人の目を引く部分や場面。」
(三省堂スーパー大辞林)
 

少し遡るが、2020年4月8日。私事であるが、色々な事があった。いや、あったなんてもんじゃない、ありすぎた。だが、この出来事さえも彼らを輝かせる「ハイライト」の一つになるのかもしれない。
 

SUPER BEAVER(愛称:ビーバー)は渋谷龍太(Vo)、柳沢亮太(Gt)、藤原“32才”広明(Dr)、上杉研太(Ba)からなる4人組のロックバンドだ。今年、結成15周年を迎えた。
 

4月8日。今日はそのアニバーサリーイヤーを祝う序章として、「代々木公園でのフリーライブ」が予定されていた。
この状況じゃ出来ない。しょうがない。分かっている。だが、しかし、悔しい。やはりどうしても行きたかった。ビーバーを祝う為に地面が見えないくらいの沢山の人が集まっている景色を見たかった。人でぎゅうぎゅうになって苦しくなりながら、一斉に大きな声で「おめでとう!」と伝えたかった。そして、それを受け取った渋谷が「こんなに集まってくれて、ありがとね」と照れながら笑い、その笑顔につられた柳沢が口を大きくあけて笑い、それを見て同時に上杉がニヤニヤし出し、それを見た藤原も頬を緩ませる。そんな姿が見たかった。そんな思いを抱えながら今日も迎えた。

でも、今日は最高の日だ。
こんな状況になってしまったけど、SUPER BEAVERが新たなワクワクを用意してくれた。それが、「SUPER BEAVER 15th Anniversary『都会のラクダSP~自宅のラクダ~』」だ。それは、メンバーそれぞれの“自宅”から一斉生配信をするというものだ。なかなか見られない自宅。自宅初公開のメンバーもいる。ファンならワクワクしない訳がない。また、“それぞれの”という所が彼等らしい。「「自宅にいてね」と言っている我々が自宅にいなくてどうするんだって、ね?」と笑いかける渋谷の声が聞こえてきそうだ。

SUPER BEAVERはとても誠実なロックバンドだと思う。やると決めたら絶対にやり通す。精進し続ける。着実に更新し続ける。これらの行為は、アーティストなのだから当たり前だろうと思われるかもしれない。だが、ずっと楽しませ続けるという事は並大抵の努力では出来ないと思う。私は、SUPER BEAVERと出逢ってからずっと楽しい。それは、彼等が楽しませるという事に対して誠実に向き合ってきた一つの証であると思う。アーティストとファンの垣根を越えて信頼出来る存在。アーティストとして、人として、尊敬できる存在。それが私にとってのSUPER BEAVERである。今日はそんなSUPER BEAVERの声が聴ける日。顔が見られる日。ワクワクしないはずがない。

しかし、なぜ神様は節目となるタイミングで何度もSUPER BEAVERに試練を与えるのだろう。

「ドラム藤原“31才”広明が、4月6日(水)夜に保健所より新型コロナウイルス陽性と診断されました。また、ベース上杉研太にも体調不良がみられたため、保健所へ連絡し、保健所からの指示により外出を控え自宅待機です。」

涙が溢れ出た。

「いや、生きている。藤原も「すげえ元気です!」と言っているのだから、大丈夫。」

そう自分に何度言い聞かせても、最悪な事態は嫌でも脳裏をよぎる。
その度に涙が流れてしまう。

縁起が悪いと言われようが勝手に流れてくるのだ。

今日は、最高の日。そうなるはずだった。
そんな中でも時間は過ぎていく。20時になった。配信開始予定時間。自宅生配信は予定通り渋谷、柳沢2人ではあるが、配信すると決めてくれた。今日はしなくてもいいのにな、とも思いつつもそれでも、配信したいと決めた理由が彼等にはあるのだろうと、伝えたい事があるのだろうといままでのSUPER BEAVERの姿勢から、明確にそれを悟った。だから、私も今持てる精いっぱいの気持ちで画面に映る渋谷と柳沢と向き合った。

やはり、暗い。どうしても暗くなってしまう。そりゃあそうだろう。

でも、それでも、SUPER BEAVERがどうしても伝えたかった事。
 

「一度落ちたメジャーとの再契約。そして、再契約してから初のリリースとなる「ハイライト」のティザー映像公開。」

だが、そうじゃない。それだけじゃない。それを応援してくれている“あなた”と一緒に歓びたかった事、この先もっと一緒にワクワクするためのこの決意だった事、楽しませたいと思わせる“あなた”がいて本当に良かったという事、そしてその感謝を直接伝えたかったという事。

それをちゃんと顔を出して、画面越しにでも顔を突き合わせて伝えたかったのだ。

いままでもSUPER BEAVERはずっとそうだった。

「真剣に向き合ってくれる“あなた”がいるから俺達も真剣に向き合うよ。」

一緒に歩んでいる。そんな気がするのではない。本当にそう思えるのだ。哀しみも歓び、全てを一緒に分かちあおうとしてくれる。言葉で、姿勢で、真っ直ぐに伝えてくれる。だから、今回の藤原の一件も伝えないという選択肢もあったのにも関わらずあえて伝える、という選択肢を彼等は選んだのだ。

SUPER BEAVERには、心配かけられっぱなしだ。

過去を振り返れば、藤原が去年の夏にも体調不良であった時も、渋谷が腹痛を訴えた時も、柳沢が入院した時も全て伝えてくれた。

私は、その都度泣かされた。声が聴けるまで、眠れなくなった。

だけど、その哀しみさえも共有するという事も含めてSUPER BEAVERと歩むという事なのだ。歩んでいるという実感につながっているのだ。
 

“僕らの人生に 咲き誇り続ける 語り続けたくなる ハイライトを
おかげで今がある だから今日も生きている そう言いたくなるような ハイライトを
歓びだけじゃない 悔しさ 哀しさも 怒りも 虚しさも
死ぬまで死なないように そのために僕らは 必死でありたいよな”
(ハイライト/SUPER BEAVER)
 

2020年6月10日本日。SUPER BEAVERの「ハイライト / ひとりで生きていたならば」がリリースされた。これは、一度落ちたメジャーともう一度契約をしてから、初となる作品である。

その盤を手に取った時。知っている名前を見つけて嬉しくなったり、知らない名前を沢山見て、「SUPER BEAVERの輪、大きくなったんだな。」と涙目になりながら自分の事のように嬉しくなるのは、SUPER BEAVERと一緒に歩んでいるから。それ程大切な存在になっているからだと思う。
 

私は近頃、世間の声を聞いていると生活する上で音楽があまり重要視されていないように感じる事がある。

確かに音楽はお腹を満たす事も、寒さをしのぐ事も、出来ない。
だが、こんな人間もいるという事、こんな生き方をしている人間もいるという事を少しでも知って頂ける機会になれたら嬉しいと思う。
 

「ハイライト」それは、黒があるおかげで映える光。

悲しい気持ちになる事が幾度もあるこの日々だ。

でも、これもより光るための経験だったと言える強さがSUPER BEAVERにはある。

そして、それは本当に実現されるだろうと思う。

「ハイライト=①絵や写真などで、光を強く受けたもっとも明るい部分。②テレビ・映画・ニュース・スポーツなどで、もっとも人の目を引く部分や場面。」
(三省堂スーパー大辞林)

次はどんなまぶしい光を見せてくれるのだろう。

楽しみだ。

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