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宇多田ヒカルと勝手に成長を共にする親父の独り言

「Time」の確信性と「誰にも言わない」の音楽的母性

ドラマーの所謂「手癖」のような自然で微妙で独特な感覚を
宇多田ヒカルは数学的、論理的に解釈して且つ演奏できる能力もある。それが信頼に繋がる。

と、どこかのネットの記事で読んだことがある。

日本国内のCD(First Love)の売上枚数が未だ歴代1位で、
国民的でもあり世界的なミュージシャンでもある宇多田ヒカル。

極めて音楽的な意味でミュージシャンズ・ミュージシャンな存在じゃないかな。

それでも、影響力が、どれだけ数字的に大きな存在になっても
不特定多数の「みんな」へではなく一人ぼっちの「誰か」へ向かって歌う。

そのスタンスは宇多田ヒカルにとって普遍的であり僕らを肯定してくれる。
もっと噛み砕いていうと「抱きしめてくれる」。
 

僕はリアルタイムで宇多田ヒカルを(意識して)聴いたことがなかった。

5月頭にリリースされた「Time」が僕にとって初めての宇多田ヒカルだ。5月末には「誰にも言わない」もリリースされた。

初めての宇多田ヒカルがこの2曲ってどうだろう?
20数年の時を埋めるには十分じゃないか、うん、時を戻す呪文のようだ。

共同プロデュースは小袋成彬。

これまでも「ともだち」「荒野の狼」「Too Proud」などに
作曲やアレンジなどでクレジットされている。

二人の共同作業は一貫して「シンプル」

楽曲の骨格を浮かび上がらせる光をあてるだけで無駄な装飾は一切ない、潔さ。
曲のクオリティーが高い故の業だ。

そこに宇多田ヒカルの歌声と言葉がダイレクトに注入され、
全身の血液に循環して細胞レベルまで染み込むように広がる。

音の「間合い」を聞かせる演出がある一方で、どれもこれも物語(言葉)だけはとっても濃い。

残念ながら…個人的にはお知り合いではないので
所謂「人間活動」の結果がもたらしたのかはわからないが
こんなに魅力的な音楽家だったのかと勝手に脱力しまくる。

「大好きな人にフラれて泣くあなたを 慰められる only one である幸せよ」と歌う「Time」では
殺された感情と回想が湿っぽく俯瞰で描かれる。「行動」ではない「感情」の恐怖と純な愛を感じた。

「明日から逃げるより 今に囚われたい まわり道には色気が無いじゃん」と歌う「誰にも言わない」では
素直な感情が抜群のセンスで表現された。(「色気」をチョイスするところがこの人の言葉のセンスだと思う)

思えば「あなた」では「終わりのない苦しみを甘受し Darling 旅を続けよう」と歌いきった。
「Play A Love Song」は二人の成長するラブソングだった。

「受け入れる」ことで人は成長する、できる。
まわり道をしても、後悔しても仕方がない。

所謂「人間活動」があったからか、残念ながらやはり僕にはわからないが今までも、そして何より、これからも宇多田ヒカルと共に成長したい。

もうアラフィだけど遅くはない!よね?

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