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2017年9月12日

しるく (28歳)

朝が来ようとも私の正義

plenty解散について。日比谷野外音楽堂に向けて

plentyが解散を私たちに伝えてから彼らはツアーを行い、そしてもうすぐラストの日比谷野外音楽堂『拝啓。皆さま』がやってくる。
 

plentyは私にとって、小指をそっと握って、優しく寄り添ってくれるそんな少し暖かい風のような存在だ。
ぎゅっと抱きしめて大丈夫だよとは言ってくれないし、どんっと背中を押して頑張れとも言ってくれない。
でも小指は離さず握ってくれて、その温かさが私を勇気づけてくれた。
 

plentyに出会ったのは2014年だ。その前から名前は知っていたし、友達から良いよ!とは聞いていた。音楽ニュースで中村一太が加入を見て、友達に勧められたし聴くかと軽い気持ちで聞いた。
その頃の私は仕事を始めて自分が思ってるのとは違うことを相手は感じてしまい、日々怒られて、ずっとジレンマを感じてる時期だった。なんで伝わらないんだろう。私は言われてることやってるだけなはずなのに!!と。
その時に「人との距離のはかりかた」「蒼き日々」に出会って救われた。仕事が終わればそれからの私は何にも縛られない自由な私だ!と元気を貰え、朝が来てからは言葉にする大切さを学び過ごしていく事ができた。

江沼郁弥の書く唄はなんとも言えない気持ちに寄り添ってくれた。猫のように気まぐれに、でも私の心が分かってるかのようにふらっと来ていてくれる。それがとても心地よかった。
自分を必死に支えてる手の小指に尻尾を巻き付けて遊ぶように握ってくれた。
 

彼らは私の正義になった。
それから今日までplentyは私の隣にそっといてくれてる。
 

解散を知った時、イヤホンからplentyの音楽を流すことをやめた。彼らを彼らの姿で見ることが出来なくなること、そして私のオーディオプレーヤーのplentyの曲目がもう増えることがないというのを受け入れることが出来なかった。
握ってくれてた手を離されたような気持ちだった。
 

でも彼らの音楽を目で、耳で、肌で心で感じ取りたいと思い東京公演へ行った。
3人の奏でる音楽から出てるオーラが凄まじく、一音入魂という言葉が浮かぶライブで、plentyという音楽に本気で挑み、別れを各々告げていると感じた。
3人ともこのまま昇天してしまうのでは無いかと想うほど。
いままでのライブは江沼郁弥の歌という感情を浴び、それを二人はその思いを何倍にも反響させているなと思っていたけれど、今回のは3人の感情がエネルギーが私に襲いかかってきたライブだった。
3人が見れなくなる事ではなく、彼らが奏でる音の想いによって私は泣いてしまった。
 
 

東京公演からはイヤホンから流すことにした。
plentyが好きなのはもう変えることが出来ないし、何度も何度も聴いて、plentyを感じていたくなったし、彼らは私のオーディオプレーヤーの中で生きてると思えるようになった。
彼らはずっと優しく大丈夫だよと優しく小指を握ってくれてるのには変わらない。勝手に私が手を離されたと思ってただけだったんだ。
 

9月16日まであともう少し。前回とは違う日比谷野外音楽堂になる気がする。でも彼らは変わらず音楽を紡いでくれるだろう。
彼らが目の前で紡ぐ音楽を目の当たりにしていきたい。
plentyが奏でる音楽に真剣にぶつかって、いままで本当にありがとう。でもこれからもよろしくね。を告げたい。小指を握ってもらってるだけじゃなくて、私からちゃんと手を握りあってみたい。

朝が来ても彼らが私の正義なのはもう変わらないから。

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