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ある日、忽然とSUPER BEAVERが現れた。

私の“運命の出会い”の始まりのお話。

突然だが、あなたは“運命の出会い”を信じますか?
 

「このために生まれてきたんだ」と、なんの確証もないのに思えるような。
生まれる前から出会う事が決まっていた出会い。
そんな出会いがある事をあなたは、信じられますか?
 
 

数年前のある日、私はかなり弱っていた。
消えてしまいたいほど、もう心身ともに弱っていた。

そんな時忽然と、SUPER BEAVERが現れた。
 
 
 

私は生まれつき体が少し弱い。

しかし、いままで自分が不幸だとか不自由だとかそんな風に思った事は一度もない。
その証拠に、私の周りでは習い事をする事自体、珍しかった時代に水泳、合唱、体操、ピアノ、英会話教室、その他もろもろ、
結局長く続いたのは2つしか無かったが、沢山の習い事をした。
やりたい事を何でもさせてくれた両親に甘えられるだけ存分に甘えて、本当に赴くままにやりたい放題生きてきた。
 

ただ人よりも、“生”について考えるのが早かったと思う。
記憶を思い返せる限りたどれば、8歳から考えていた。
「なぜ私は生きているのだろう」という答えのない問いをあてもなくずっと、考えていた。
それもとても真面目に、とても深く。

ただ、その問いに気づくのが人よりも早かったのだと思う。
周りに取り残されているような。
そんな気が段々となんとなく、なんとなくしていた。
 

答えがないのに探し続けていた私は、
いつしか何もかも、意識的に遠ざけるようになっていった。

好きな人が出来ても、
その人が自分にとってすごく“大切“な存在になってしまったら、
感じなくてもいられた苦しさや寂しさを感じてしまうだろう
そう思って、興味を持ったものもわざと興味のない振りをして

遠ざけた。

6歳からずっと追いかけていた歌手という夢も、
私がもし誰かの“大切”になれるなら、
なってしまったら、
それなのにもし、いつか歌を届けられなくなってしまったら、

そう思ったら全部無責任な気がして、
後一歩の所だったが、それ以上進む事は出来なかった。

何もかも、何もかも遠ざけた。
唯一味方だった音楽でさえ、遠ざけた。
 

それでも、あの終わらない問いの答えをずっと探し続けていた。
 
 

そんな時、気づかぬ間に開いていたYouTubeから忽然とあの曲が流れてきた。
 
 

“恋をして愛を知った 夢を見て現実を知った
感情はいつしか 爆発しないように制御された
憧れて真似事をした 一人でいたくて孤独は嫌いで
大切なものすら 誰かと違うと不安なんだろう“
(あなた/SUPER BEAVER)
 
 

確証もないのに。
そんなはず、ある訳ないのに。
直観的にこれは「自分の曲だ」と思った。
 

“迷いながら朝を迎え続け 今の自分が一番好きだと
瞬間でも良い 思えたのなら
間違っちゃいない あなたを信じればいい”
(あなた/SUPER BEAVER)
 
 

何年も流していなかった涙が一気に、溢れ出た。
 

なんて温かくて強い歌なんだと、思った。
 
 

とても深く、長く答えのない事を考えていたけれど、
“今の自分が一番好き” (あなた/SUPER BEAVER)
そう思えていたらそれで、いいんだと。
それだけで、いいんだと。
 

その言葉にすごく、すごく救われた。
 
 
 

「あなた」という楽曲は、SUPER BEAVERがメジャーから落ちる前、一番最後に出した盤に収録されている「ヒカリ」という楽曲のアンサーソングである。
 

諦める事が出来ないほど、大きくなっていた気持ちを必死に守って、追いかけ続け、
“ヒカリ”が見えそうで見えなくて、でもそれでも探し続けた、探し続けたかった。
そんな見えない何かに向かって、がむしゃらにでもしっかりと、前を見ているような。
そんな想いが詰まった曲。
 
 

「あなた」はそんな、
あの迷いながらも賢明に進んできた当時の自分達に向けて
見えなかった“ヒカリ”がようやく見えてきたSUPER BEAVERが
あのもがきさえも、あって良かったと思える今に出会えたから歌えた、
歌おうと決めた、彼らにとっても特別な一曲だ。
 
 

“いつか見たヒカリは 今のあなた
涙の跡を見て笑える人
大丈夫だよ 間違っちゃいない
今ある悲しみすらその証“
(あなた/SUPER BEAVER)
 
 

迷うのは当たり前だ。
人にはそれぞれ守りたいものがあるから、譲れない何かがあるから。
これからも時には、自分を見失ってしまうような大きな迷いもあるだろう。
 

でも、もうどんなに迷っても私にはSUPER BEAVERがついている。

だからもう、大丈夫。
 

“今見てるヒカリは あなたの未来
涙の先で強く生きる人
大丈夫だよ 間違っちゃいない
足元なら僕らが照らすから
上手くいかない夢も憧れも
恋も愛も 儚い全ても
大切だよな 大丈夫だよ
間違っちゃいない あなたを信じてほしい“
(あなた/SUPER BEAVER)
 
 
 
 

昨年11月9日「バズリズムLIVE 2019」で渋谷龍太(Vo)は、お客さんに向かっていつも通り熱く鋭くこう、語りかけていた。

「運命の出会いだなんて、そんな事よく聞くような話でございますけども、運命の出会いだなんてそもそも無いんじゃないかなって思ってます。」

「自分が歩いていった道の先にしかその、“運命”とやらはないんじゃないかなって、そんな事を思っています。」
 
 
 

出会ったその日から自分の性格が変わる訳じゃない。
出会ったその日から状況が、何かが変わる訳じゃない。
 
 

でも、
私は数分前まで顔も名前すらも知らなかった、ある一つの楽曲を聴いて、
 

「生きていける。」
 

そう思えた、出会いをした。
 
 
 

あなたは“運命の出会い”を信じますか?

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