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フレデリックアコースティックバンド始めます

フレデリック初の無観客オンラインライブ『FABO!!』

去る7月18日、フレデリックにとって初の無観客ライブ『FABO!!』が開催された。

フレデリックにとって、2月に行われた横浜アリーナ公演以来のライブとなった。

現状、ライブハウス等でのライブが叶わない中、無観客オンラインライブをするアーティストが増えている。

フレデリックは今回、アコースティック形態でのライブ配信だった。

アコースティックというと、何となくバラードのような曲なのかと思う人もいると思うが、フレデリックのアコースティックは、そのイメージを覆すアレンジに仕上げてくるのが常であり、いつも驚かされる。

最近のライブでは、アンコール時にこのFAB!!を披露していると思うが、そこにオンラインのOを付けて、今回は『FABO!!』というタイトルのライブとなった。
 

開始30分前からお客様に楽しんでもらう工夫がされており、色々な映像を楽しんだり、ファンの人同士がチャットで交流をしたりと、始まるまでも楽しい時間を過ごさせていただいた。

時間になり映し出されたライブセットはまるでフレデリックの自宅のような、絨毯やソファ、テーブルにはレコードプレーヤーやポップコーン、花も飾ってあって、私達はその家に「お邪魔しまーす」とあがって、フレデリックの周りを囲むように座り、好きなドリンクを飲みながらフレデリックを見る……そんな雰囲気に包まれた。

いつものFABO!!のオープニングにボーカル三原健司君が言う

「フレデリック、アコースティックバンド…始めます」

という言葉と共に始まった1曲目は【ナイトステップ】

最近フレデリックの配信コンテンツでもよく披露されていた曲で、この曲のアコースティックバージョンは、【TOGENKYO】の初回盤に付属されているFAB!!のDVDにも収録されているため、耳馴染みある人も多いかもしれない。
元々縦ノリの曲ではなく、目を閉じてゆらゆらして聴いてしまう曲ではあるが、アコースティックバージョンはそこがさらに進んだ感じで、初っ端からFAB!!の世界観に引き込まれた。

次も、FAB!!のDVDに収録されている【KITAKU BEATS】

ライブで爆上がりのこの曲も、フレデリックの手に掛かると、180度イメージを覆す仕上がりになる。
この曲のアコースティックバージョンを見た当初、「フレデリック……すごいな」と、ギャップに驚かされた。
ゆったりしたKITAKUも新鮮に聴こえると思うので、原曲しか知らない人にはぜひとも聴き比べてもらいたい。

次はなんと【リリリピート】

リズムとしてはそこまで落としてはいないが、アコースティックの特徴として、ボーカル、コーラス、ギター、ベース、ドラム…と、1つ1つの音がハッキリ聴こえて、また全然違う顔を見せてきた。
これだから、FAB!!はハマる。
 

「今のフレデリック、進化したフレデリックを見せていきたい」

そう三原健司君が話した後に始まったのが【まちがいさがしの国】

これは…意外すぎた。この曲をアコースティックに!?というワクワク感がイントロから高まる。
ライブではハンドマイクで、客席にギラギラした瞳を向けてくれながら歌うこの曲も、リアレンジされて全然違う曲のようになった。

そして、曲は流れるように【イマジネーション】に。

この曲は、通常のライブだと若干攻めているというか、歪んだ音がギュンギュンお腹にきて、それはそれでサイコーの曲だが、リアレンジされた【イマジネーション】は、1音1音ハッキリ丁寧に聴こえてくるメロディに、別の心地よさを感じた。

やはり、FAB!!はおもしろい。

続いて【VISION】

この曲は、私が唯一行ったことのあるライブ[VISION編]で生で聴かせてもらったのだが、1つのライブで通常バージョンとアコースティックバージョンを聴かせてもらえて、全く違う曲に仕上げてくるフレデリックの演奏力、歌唱力の高さに感動したのを覚えている。
ハンドマイクで歌詞をより丁寧に噛み締めて歌う姿に感泣した。

【もう帰る汽船】のイントロが流れた時は、鳥肌が立った。

この曲をライブで披露することも少なく、なかなか見ることの出来ない三原康司君がリードボーカルを務めている貴重な曲。
この曲が聴けたことに喜びを感じた。

ここまで歌い、健司君の「はぁ〜…楽しい」という言葉に、心では「こちらこそ!」とこたえる。

いつものライブMCとは違い、4人が一緒にお喋りをする姿は、まったりとしていて好きな光景だ。

「マジでもっともっと喋りたいぐらいやけど、もっともっと曲もやりたいからね」

と、数々のライブやフェスの中止に触れつつ、音楽を作り続けていたというフレデリック。

そして始まったのが、完全初披露の新曲【センチメンタルサマー】

1フレーズではあるがタイトル通りの、切なさを帯びた夏ソングだった。

(君と過ごした夏が僕を呼んでいる)

この詞に込められた想いが、いつか満たされるといいな。と願う。
 

ギターチェンジの合間に、リズム隊の二人がリズミカルに音を奏でる。
そして始まったのが【ふしだらフラミンゴ】

これには意表を突かれた。
これを入れてきますか、フレデリックさん!と、勝手に盛り上がる。

独特な音の鳴る原曲と、アコースティックでのフラミンゴ。
ポップな感じは変わらないと思うが、やっぱり別物。
各々の音が新たなフラミンゴの世界に誘ってくれた。

フレデリックって、やっぱりすごい。

続いて【シンセンス】

この曲は、CDシングル【VISION】の中にFAB!!音源が収録されている。

疾走感のある通常のライブバージョンとは違い、ハンドマイクでゆったり気持ちよく歌い上げる。

(巡り巡りゆくシンセンス 切り裂いてゆけMUSIC このままじゃ何も変われないコンテンツ 切り裂いて切り開いてゆけNEW SCENE 止まらないで)

この好きな歌詞の部分を丁寧に歌う健司君の歌声に聴き惚れた。
新しいことに立ち向かうフレデリックを表したようなこの歌詞が、私は好きだ。
 

「温まってきました」とスタートしたのが【オドループ】

これは、私自身は聴いたことないが、ライブでアコースティックバージョンを披露したことがあると記憶している。
あのオドループが、これになりますか?なるんですか?なるのかぁ。しちゃうのか、フレデリック…。

このFAB!!っていうのは、毎曲発見ばかりで。
オドループをこんなアレンジにしても、歌詞のイメージを壊すような事が全くなくて、むしろ新しい世界で踊れる。

いやはや…本当に飽きません。
 

「フレデリックは今後もしっかり音楽好きな皆さんの為に、より音楽を大好きになってもらう方法を考えていきます。ずっと音楽鳴らし続けたいと思います。」

そうして始まったラストは【終わらないMUSIC】

最後の曲にありったけの想いを乗せて、歌詞の一言一句丁寧に歌い上げる。
その想いを私達は1つたりとも取りこぼすことのないよう、手を伸ばす。

いいライブだった。本当に。
ロックバンドがアコースティックで最後まで魅せる。
歌も演奏も自信がなければできない事だと思う。
このまま、終わりたくない。

アンコール。
アンコールお願いします。
アンコールできませんか?

チャットでみんなとお願いをする。
ライブハウスにいるみたいだ。

そして、それに応えるフレデリックが登場。

「アンコールありがとうございます。今後もフレデリックらしく色々遊びながら配信とか、オンラインライブも楽しんでいこうと思っています。」
「今後もオンラインライブやっていきたいと思っているし、その時は色んな工夫をこらして、やっていきたいなと思っています。一手間も二手間もかけたフレデリックの音楽をこれからもどうぞよろしくお願いします」

アンコール1曲目は【かなしいうれしい】

この曲は、健司君のギター弾き語りでスタート。
原曲とは違い、バラード調になっている。
FAB!!のDVDにもあるし、CD【VISION】にも音源が収録されているが、聴くたびに歌声も演奏も進化していて、本当に素晴らしい。
 

マイクに向かい、小声で「終わりたくない!」と想いを吐露する健司君の気持ちに、「終わってほしくない!」とみんなが叫んだはずだ。

「フレデリックはどんどん音楽で進化していこうとおもっているし、音楽でみんなを楽しませたいなと思っています。色んなアプローチを続けると思います。もしかしたら、一手間も二手間も加えたのをちょっと受け付けないよって人も居るかもしれへん。でも、俺はそういうことじゃなくて、音楽をより深く楽しんでもらうことをやっていくのがフレデリックのやり方やと思っているんで、これからも俺達のやり方に楽しく遊んで聴いてもらえたらなと思っています。」

そう、視聴者に語りかける健司君。

ファンになった頃から、進化を止めることない彼ら。

コロナを恨んで生きるのは簡単かもしれないし、変わってしまったことをコロナのせいにしたら心が軽くなることも沢山あるのかもしれないけれど、今を……これからを生きていくなら、様々な状況を受け入れること。
いつも見てきた光とは違う新しい光を目指していくことで、強く生きていく力になる。
フレデリックの行動は、変わることは決して悪いことばかりではないんだよってことを、教えてくれているような気がして、こんな素敵な人達から、全く目をそらす事が今後も出来そうにありません。

こんなにも素晴らしい気持ちにさせてくれたオンラインライブのラストソングは【CLIMAX NUMBER】
 
 

終わらせた夢の数明日を歌う僕らを
君はさ笑えるかい
振り返らずにさ歌うから
ふたりにしかわからない
最後のナンバーだ
 
 

これからも進化を続けていくフレデリックと、ずっと遊んで、ずっと音楽愛して、そして楽しんで”生きたい”と思います。

最高のライブでした。
フレデリック、ありがとう。

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