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未踏を進むSixTONESに重ねた思い

安室奈美恵引退から2年弱たった今、世界を見据えた日本のアーティストに思うこと

いつだって夢を見せてくれた人がいた。
私は近頃、かつて憧れ続け夢中で追いかけていたその気持ちを別の者に重ねて思い出す。

安室奈美恵という、誰もが知っているひとりの女性にずっとずっと憧れていた。彼女の25年間の軌跡は”平成の歌姫”として言うまでもなく色濃く歴史に刻まれている。彼女の引退はまさに有終の美だった。最高のパフォーマンスをして締め括りたいという彼女の想いに反発するファンは一人もいなかったと思う。初めて買ってもらったCD、初めて行ったライブ、全てが彼女のものだった。とても誇りに思う。当時小学生だった私はiPodにCDを取り込んだりMDに焼いたりして、家族でドライブに行くたび車に持ち込んで流していた。サブスクが主流の現在からすると相当手間のかかるものだったけれど、それすらも楽しくて夢中だった。シャンプーのCMやレモンティーのCM、彼女がテレビに映るたび文字通り張り付いて見ていた。常に生活の一部に彼女がいた。またライブに関していえば、彼女はMCを挟まないことでしばしば有名だった。音楽を通して伝えることが彼女の全てであったからこそ、彼女の楽曲はより魅力的に思えた。20〜30曲をもちろん生歌で歌って踊る彼女は海外からも熱く支持されていた。世界を魅了しているこの日本人アーティストのファンであることが、嬉しくて堪らなかった。

けれど、まさに有終の美だったと前述したものの寂しい気持ちは拭えないまま引退から2年近く経とうとしている。時々ライブBlu-rayを見返して、思わず涙してしまう。
どんな作品も世界に通用する素晴らしさで、歌にダンスに奮闘する彼女のファンでいた頃の自分が好きだった。

そんな時、7月22日に世に放たれたSixTONESの2ndシングル 「NAVIGATOR」

デビューシングル「Imitation Rain」の記録的ヒットから発売延期を経て半年後、ようやく手元に届いた円盤。YouTubeやホームページで聴いていたがフルバージョンはCD発売までおあずけであったのでCDを手にして初めて聴くことができた。とても新鮮な気持ちになれた。表題曲NAVIGATORは英詞でしっかり畳み掛ける部分と洋楽のようなサウンドの中でストレートに日本語を響かせてる部分があり、既にSixTONESがJ-POPの最前線に立っていることを確信させるものだった。カップリングの新曲に関しては、よくストリーミングの機能で出てくる「あなたにおすすめ チル・ミックス」や「グローバル TOP100」のようなタイトルのプレイリストに紛れていても全く遜色ない楽曲で、以前から世界進出を目標に掲げている彼等がジャニーズの枠を超えて世界に届く日もそう遠くはないと思った。

「世界」という言葉はそう簡単に口にできるものではないと思う。だがSixTONESのメンバーは皆、口を揃えて世界水準を目指すと公に表明していてなんだか頼もしくなる。彼等には歌やラップやダンスをとことん追求する覚悟があるからだと思う。確かに、音楽やそのパフォーマンスに対する熱量は相当なものだと雑誌のインタビューなどから見てとれる。

世界を目指すアーティストを応援すること、大舞台を見据えて未踏を進む彼等の力になることが私にとってはデジャヴのようなもので、ずっと心の中にしまっていた熱い気持ちだ。彼女の引退からずっと、自分の中で”圧倒的スター”と思えるアーティストになかなか出会えなかった。”スター”とひとことで言ってしまったが、ドームツアーをするとかミリオン達成とかそういった数値によってのみ命名されるものではない。誰がどう見ても日本を代表するスターだと言われるには相当な時間がかかると思う。けれどSixTONESが初の単独シングル NAVIGATOR を皮切りに今にも世界へと駆け出す姿を目撃すると思わず熱くなった。彼女が見せてくれた光景、世界から愛された音楽を真近に感じることができたかつての私はこの上ない幸せ者だった。もう一度、彼等が夢を見させてくれるかもしれないと期待してしまったらもう止まれない。「音楽に関する世界水準のタイトルが欲しい」と言う彼等は”絶対に間違いないからついて来い”と言わんばかりに訴える目をしていた。

とはいえ、「ラフにラブを」。これはメンバーの言葉だが、私もとても共感する。別のメンバーは「何気ない生活の中に音楽があり、それがSixTONESだったら嬉しい」というようなコメントをしていた覚えがある。元々ラジオが好きなのもあり、レギュラーのラジオ番組は毎週欠かさず聴いているし、タイアップしているアニメも観ている。移動中はCDをスマホに取り込んだものを聴いたりYouTubeチャンネルを見たりすることが多い。新作リリースが決まれば、(一瞬だけお財布と相談した上で)すぐに予約する。良いと思ったものを無理なく好きな分だけ、気軽な範疇で生活に取り入れている。単純に、楽しいなと思う。

私は彼等のファンであることを日々誇らしく思う。おかげで様々な規制の中で過ごさなければならない状況だが、毎日が彩られている。SixTONESは私たちファンに、はたまた日本の音楽シーンに大きな夢を見させてくれる「明るい未来へのNAVIGATOR」なのだ。

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