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やっぱり米津玄師を好きになってしまった

STRAY SHEEPを聴いてにわかファンになった話し。

米津玄師の新作アルバム『STRAY SHEEP』がめっっちゃ良い…!!!
胸を張って言えるのだが、この新作まで私は米津玄師を全然聴いてこなかった。
そう、にわかだ。
にわかの中のにわか。
トップオブにわか。
わかっていても『よねずげんし』って読んでしまう。

2年前にApple Musicでサブスクを始めてから、音楽はほぼ、サブスク内のものしか聴いてこなかった。だから私にとって、米津玄師はYouTubeでしか聴かない(聴けない)音楽だった。
というか、自分で選ばなくてもだいたい「あなたへのおすすめ」でYouTube側が勝手にバンバン流してくる存在。
(ここ最近も『感電』させられまくっていた…イントロドン、この曲なら絶対勝てる)

なのでもちろん、ある程度音楽を聴く日本国民なら全員聴いたことあるやつ(Lemonとか。菅田くんやDAOKOとコラボしたやつとか。)は知っていた。

そんな私が、サブスク解禁を機に見事に、にわか米津玄師ファンになった今回の新作についてです!!!!!!
往年の米津玄師ファンの方(米民)が読んだら、「何言ってんねん」となる事は重々承知です。
「ふふ、私にもこんな時期あったな…」と、温かい目でにわかを見守っていただけると幸いです…

Lemonまでの前半戦がすげえ!!!!!!

このアルバム、全15曲で約1時間という、かなりしっかりめの作品。
個人の独断ですが『Lemon』までの8曲を前半、『まちがいさがし』からの7曲を後半としました。

サブスク解禁だからなのか、サブスク時代の常套手段なのか、前半戦の「飽きさせない」パワーがすごい!!
『Lemon』までの楽曲たちのYouTube再生回数えぐいっす。(インドの人口数ぐらいいくんちゃう?)
 

にわかの私ですら知っている曲たちばかり。

この2年の米津玄師ベスト盤みたいな前半において、『Lemon』の前の『優しい人』がめちゃくちゃ効いてるんです…
様々なルーツを感じさせる音で、歌い方で、楽しませてくれる他の曲たちに比べて、この『優しい人』はめちゃくちゃ歌(歌詞)をしっかり聞かせてくる。音もとってもシンプル。メッセージもシンプル。シンプルに『じーーーーん』となる歌。
そして…じーーーーんっとなった直後の『Lemon』。

泣くにきまってるやん!!!!!!!!😭

Lemonという鬼強の名曲を、より効果的に聴かせるためにこの『優しい人』以上の音楽はありますか?否。これが最強。

唐揚げにLemonより、
牛タンにLemonより、
 Lemon前に優しい人が最強。
(ちょっと何言ってるか自分でもわかりません)

そして『まちがいさがし』からの後半戦。
楽曲の知名度でいったら前半に置かれているメンバーと遜色ないほど…。
でも、あの鬼強Lemon(こういうレモンサワーありそうですね)の後において、この『まちがいさがし』が置かれている事で景色が少し変わる雰囲気を感じたのです。

この『まちがいさがし』のアレンジ素敵すぎません?なんて平和な音を鳴らすねん…

だーすー(菅田将暉様の私の中での愛称です)が歌う『まちがいさがし』の空気は硬くて冷んやりしたイメージだけれど(年末の歌番組とMVの影響ともいえる)、米津玄師が歌う『まちがいさがし』は春の日差し。
原っぱの上で、小川のせせらぎのそばで、歌ってますよね?
なんか鳥のチュンチュンした鳴き声も聞こえますもんね!?

その後に『ひまわり』って…!
この流れだと秦基博氏みたいな雰囲気で来るんかと思いますやん?

く、く、くそかっけぇ…

こんなロックにひまわりを表現するなんて!
わて、こういうの大好きですねん。
かと思えば『Décolleté』では中世ヨーロッパの雰囲気醸し出してきますやん。(フランスの場末のスナックのイメージ。笑)
それが急に高校のロッカールームでイヤホン爆音で聴きたいような『TEENAGE RIOT』をかましてくるし…
 

表現力モンスターかな?
モンスターミュージシャンかな?
音楽性とかジャンルとかで括るのがヤボだと思うような、ただただ『米津玄師』から放たれた音の世界。

前半との違いは『大衆にウケるか』の違いかと。
 

後半でMVが制作されているのが『TEENAGE RIOT』と『海の幽霊』。
どちらもYouTubeのMVとしてはビックリするぐらい再生されているけれど、前半の鬼強楽曲たち(億再生ばっかり)に比べると格段に再生数は少ない。
 

これができるのが天才だ…と、思うわけですよ。
自分の伝えたい音楽を「わかる人にだけ伝われば良い」だけじゃなく、もっと大勢に、大衆にも伝わるように表現できるって!
ミュージシャン界の落合陽一ですわ。
天才(天から与えられた才能)を余すことなく発揮。
神様ありがとう。
米津玄師と落合陽一がいる世界に産み落としてくれて。
 

そしてこのアルバムの背骨みたいに通っている1つの世界観。

『STRAY SHEEP』

から連想されるキリスト教の雰囲気。

一曲目の『カムパネルラ』から後半の『迷える羊』へと繋がり、最後に『カナリヤ』へ。
 

「わたしの手は汚れてゆくのでしょう」と原罪を思わせる歌を歌うカムパネルラ。
聖書に由来すると思われ、アルバム名にもなっている迷える羊(=STRAY SHEEP)
この2曲に流れているのは、この世界の暗い部分。醜い部分。恥ずかしい部分。のように感じた。
私はキリスト教徒でなく、聖書も読んだことがないので本当の意味することはわからない。
答えがあるのかすら、わからない。

けれど、このアルバムの最終曲の『カナリヤ』が私にとっては1つの答えで、救いの歌のように思った。
 

【いいよ あなたとなら いいよ】

こ…これは…すごい。
音楽で人を抱きしめるという行為があるとするならば、この歌は少なくとも私を抱きしめてくれた。

彼がこの作品で表現したかった世界を、全て理解できるなんて、そんな事は思わない。
けれど最後まで聴いた時、迷える羊のままでも、汚れた手のままでも、あなたとならいいよ。と言われた気がしたのだ。
 

【いいよ】という言葉にこんなにパワーがあるってことを知らなかった。
いま、1番欲しかった言葉が【いいよ】だということに気づいてなかった。

『にわかでもいいよ』
そう言ってくれた気がしたから、
2020年夏、私、米民になりました。
 
 

【】内は『カナリヤ』より引用。

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