3911 件掲載中 月間賞毎月10日発表
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

米津玄師が歌う救いの唄

人を肯定するという事

米津玄師New Album 「STRAY SHEEP」 遂にリリースとなりました。既存曲8曲+新曲7曲の計15曲で繰り広げられる米津玄師ワールド。一曲目の「カムパネルラ」のイントロの一音目が鳴った瞬間に寒気にも似たような興奮が全身を駆け巡った、その時点で確信出来た。このアルバムは米津玄師の最高傑作なのだと、アルバム全体を通してとてもバランスが良く、曲の緩急の付け方も気持ち良く聴ける曲順となっている事は聴いた皆さんならお分かりいただけるだろう。15曲というたくさんの楽曲の中で私はこのアルバムの最後の曲「カナリヤ」にクローズアップしていきたい。「カナリヤ」と名付けられたこの曲を聴いた最初の印象はかつて米津玄師がここまで純粋なラブソングを作る事があっただろうか、と驚いた。歌詞にもある通り「あなたも わたしも 変わってしまうでしょう 時には諍い 傷つけ合うでしょう 見失うそのたびに恋をして確かめ合いたい」人間とは変わってしまう物だけれどその変わっていく過程或いは変わってしまったとしても「あなたとならいいよ」「あなただから いいよ」と紡ぐこの曲を聴いて自然と涙が流れ出てしまっていた、人を愛するという事はこういう事だと教えられた気分だった。8年前まで「嫌いだ嫌いだ あなたが嫌いだ」と歌っていた人がここまで人を肯定出来る様になったのだと、感動せずにはいられなかった。しかし、この曲はそれだけでは終わらないのだ、これだけでもいい曲なのにまだメッセージを隠しているのか米津玄師、恐ろしい子…。
この曲を語るにあたって純粋にラブソングと捉える事もできるのだがこの曲の凄い所は「肯定」するという所にある。少し前までも触れた通り、人間とは変わってしまう生き物である、それは家族にしても友人にしても恋人にしても、ましてや社会全体にしてもそうだ。その中でもし自分が家族との間に大きな溝が出来てしまった時、友人と喧嘩をしてしまった時、恋人と別れた時、社会からはみ出してしまった時。そんな時孤独に感じたり最悪の場合人生を諦めてしまう人もいるかもしれない、けれどそんな中でも自分を肯定してくれる奴はいるんだ、貴方は1人じゃない貴方は貴方でいいんだ、変わってしまったとしても貴方だからいいんだと歌ったのがこの「カナリヤ」だったのだ。
昨今のコロナウイルスの影響で沢山の人が正解など分からない世界で迷い続けている、その情景を見て米津玄師が今回のアルバムのタイトルを「STRAY SHEEP」と名付けた。その最後を飾る曲「カナリヤ」はこの変わってしまった世界でも「あなたとなら いいよ」と肯定してくれている、そんな迷える我々を導くような救いの唄なのだ

最後になりますが文才のない私の文章を最後まで読んでいただきありがとうございます。拙い文章で読みにくい点も多々あったとは思いますがお付き合いいただきありがとうございました。

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい