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私だけの、私なりの生き方

YUIを13年間聴き続けた私の人生観

先日、就職活動に区切りがついた。私は22年間過ごした大阪を離れることになりそうだ。
今日、リビングでいつものようにYUIのプレイリストを聴いていると、「TOKYO」が流れた。そこで、4月からの生活のことしか考えていなかったことに気付いた。引っ越し直前に寂しくて不安で途方に暮れてしまうのだろうな、と思った。そこから、単なる「地元を離れる」という認識が「地元を離れる前に○○をしておきたい」という気持ちに変わり、行動に繋がった。

9歳の時にYUIに出会って以降、私の人生はこんなことだらけだ。考えることをサボりがちな怠惰な私に、YUIは考えるきっかけや行動を起こす勇気をくれた。
中学受験の時には「I wanna be…」を聴いて受験をする意味を自分なりに考えたし、中高時代に人間関係で悩んだ時には「Find me」を聴いて、改めて自分らしくありたいと思った。

時間の経過によって、彼女の音楽が自分自身の成長の物差しになることもあった。小学校で2分の1成人式をした時期に「Thank you My teens」を聴いても、子どもは大人に舐められるから私は早く大人になりたい!という自分本位の感想しか持てなかった。それから10年、成人の日に同じ曲を聴くと、まだまだ甘えていたいけど自立しなくちゃ、と私を取り囲む人の私への愛や期待を受け止められるようになった。

YUIを全うした彼女の人生も、FLOWER FLOWERのyuiとして輝く今の彼女の人生も、全て彼女のものだ。一方で、私の人生も私だけのものである。誰かの価値観や経験を真似するつもりなど更々ない。私は彼女の音楽を切り取って、勝手に混ぜて捏ねて自分の人生観を創ってきた。創らせていただいてきた。

蛇足にはなるが、私は歌詞の解説を極力見ないようにしている。私は音楽を通して他人の追体験をしたいわけではない。「YUIはこの曲を作った時期にきっと今の私より遥かに苦労したのだろうなあ」「ということは私って案外頑張れてないのかな?」このように、私は他人と比べて自分を評価しようとしてしまう。しかし、私の価値観は私のものである。私の心のキャパシティを誰かと比べられたくはない。だからこそ、「いや、一昨日は頑張れなかったけど昨日は私なりに頑張れたじゃん」と思える私でいたい。音楽に映る、他の誰でもない絶対的な「自分」に気付きたい。

YUIの音楽を通して、自分を見つめる機会が生まれて良かった。そもそも「音楽を聴くことで自分を見つめる」という私らしさがあってよかった。悲しくなるニュースや自分のどうしようもなさに気分が滅入ってしまうことばかりだが、これからも真面目に頑張れますように。時間が経つごとに音楽の聞こえ方が変わる私であり続けられますように。

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