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宮本浩次とエレファントカシマシ

ファン1周年。この1年で「ココロに花を」てんこ盛りいただいた小さなヒストリーを思い起こす。

2019年前半の私は、精神的にも肉体的にも経済的にもすっかりと疲弊しきっていた。その中で、昔から歌うことを少しばかり得意としていた私は、何か難しい曲をマスターして気持ちよく歌ってみよう思った。
そこで、目にとまった楽曲が当時日本テレビ系報道番組のエンディングテーマであった、椎名林檎と宮本浩次の『獣ゆく細道』であった。

「よし!この曲を覚えよう!」

このようなひょんな気持ちからだった。
そうして見つけた音源が「林檎博’18」のYouTube動画であった。
初めて聴くフルコーラス『獣ゆく細道』

♪この世は無常~

一瞬で度肝を抜かれる。

ものすごい発声、歌唱!

学生時代、合唱や声楽をかじった程度だが、正当性な発声に縦横無尽に所狭しと動き回る転がるも音程はズレないし上ずることもない。どんな腹筋の持ち主か想像ができた。
歌唱のみならず、もう1点魅せられたところがあった。

カッコイイ?かわいい?いや…ではなく…

“ダサい”

そう、ダサカッコイイいいのだ(ファンの方ごめんなさい。)。
無茶苦茶美形でもなく、長身でもない(ファンの方ごめんなさい。)、無精髭姿の「宮本浩次」という等身大に初めて触れた瞬間だった。
年齢を調べると、あら、私より8ヶ月程後に生まれた同世代。おじさんじゃん!(私もおばさんです。)よりグッと親近感が湧いてきた。

実は「みやもとひろつぐ」と読んでしまった我ではあったが、全く知らない存在ではない。
エレファントカシマシのバンドの人だということはわかっていた。
私が22~23歳の頃、「エレファントカシマシ」の一風変わったバンド名が職場で話題にあがった。考えてみれば年齢もデビュー間もない頃で、ヒストリー的にも一致する。
それから30年ほどの時を経て、紅白歌合戦の初出場『今宵の月のように』をリアタイで聴いていたし(実はこのエレカシの代名詞のような曲は知らなかった。)、翌年の紅白で私の運命を変えた『獣ゆく細道』もリアタイで聴いているのだ。にもかかわらず、何故か両紅白では堕ちなかった…。
2019年のソフトバンクのCM起用もぼんやり感じている程度だった。何度も出会う機会はあったのに。

兎にも角にも、それ以来、宮本さんに関することは片っ端から情報を集め、ソロもエレカシの曲も聴きまくる日々が始まった。私の日常は一転宮本さん一色。早々にPAOに入会、エレカシ新春ライブ2020のチケットも運よくGET、会える日を心待ちにしていた。

次に聴いた曲は『昇る太陽』

無理して笑うあとから ナミダこぼれるだけ

その次に聴いた『冬の花』では

涙は“お前”にはにあわない

ああ 心が笑いたがっている

悲しくって泣いてるわけじゃあない
生きてるから涙が出るの
ああ わたしが 負けるわけがない 

もう私の疲弊したハートににビンビン響きわたり只々号泣した。素直に沢山涙を流した。宮本さんの歌声は心底から泣けなかった私のこころを洗い流してくれていった。

以降、雑誌のインタビュー記事も目を通し、宮本さんの考えてることや曲たちの制作話など、活字からの宮本さんの声にも集中、またSNSで古いエレカシファンや私とさほど変わらない新しいファンの方々にの書き込みを読んで様々な愛を感じ気持ちを共有していった。
そこで新米ファンの私が感じた一部のエレカシファンの方のソロプロジェクトへの不安…。当時“宮本、散歩中。”だったが、「散歩から戻ってきてくれるの?」「それはいつ頃?」等々の呟き。

私は、ソロ宮本浩次から入った人なので、気づかなかった疑問だったが、2019夏フェス終了~秋冬にかけては新春ライブ2020以外はバンドとしての活動は鳴りを潜めていたので私の中でも、今後エレカシはどうなっていくのだろう・・と不安を覚えてながら毎日を過ごしていた。

そんな中でもソロ活動はどんどん展開していき、『ハレルヤ』や『夜明けのうた』のタイアップ発表やテレビ出演にドキドキワクワク。
私の生活実態はさほど変わらないが、宮本さんの歌声に日々こころ満たされていき、毎日を楽しく過ごせるようになり、精神的な安定も自分自身で実感できるようになっていた。
エレカシの曲も少しずつ集めて沢山覚えてヒトカラに行くことも増え、難しい音域の広い宮本さんの楽曲たちの胸を借りるつもりで歌いまくっていった。本当に宮本さんからいただいた大切な「普通の日々」が愛おしく思った。

そして、年が明けて2020年、インスタグラムでは宮本さんからのサプライズ年賀状アップやストーリーズで早速ファンを喜ばせてくれて程なく、さあ、待ちに待ったエレカシ新春ライブ2020の日がやってきた!
笑っちまう位の3階の後ろの席だったが、初めて見る生の宮本さんにやっと会えたと感涙!ライブでエキサイトして疲れたはずなのに、翌日仕事だったのに、ニコニコいきいき体調がすこぶるよくて、ライブのエッセンスに驚きいっぱいの新春ライブであった。

2月には宮本さんは「宮本、独歩。」アルバムのプロモーションでメディアに登場する時間が増え(テレビ・ラジオ・雑誌)宮本さんの発する言葉に耳を傾けた。
ソロ始動から宮本さんはどこへ行っちゃうんだろう?と、いうファンの不安に対して、宮本さん自身こころに置いていて、ファンは色々思いながらも大切に見守ってくれてること。結果、共に歩んでる感覚が芽生え楽しんでいっている。宮本さんはファンに寄り添ってココロの目で感じてくださっている…。その声は、宮本さんに没頭しながらも、少し抱えた不安を私が質問を投げかけたわけでもないのに、宮本さん自身から返事をしてくれたように感じた。

それからエレファントカシマシのこと。30周年の頃共に疲弊状態であったこと。このままではバンドは続けていけないほどだったこと。メンバーが休息している間、宮本さんはソロ活動の中でもエレカシもソロも共に大切なものと認識したこと。宮本さん自身も本当に勉強になっただろう。一人のソロとしてではなく、エレカシの為のソロであり、ソロあってのエレカシでもあること。

だから、「宮本、独歩。」どうしても成功させたい!!

エレカシの想い、ソロの想い、見守るファンの想い。
これらの宮本さんのメッセージは、3拍子揃って私の胸の中にドーン!と直球で投げ込まれた。私はあまりにもの豪速球に驚き少々押されながらも、ド真ん中直球ストライクの球をココロのミットでしっかりと受け止めた。
と、同時にぼんやりと感じていた不安はものの見事にかき消された。

そう、なんの心配もないんだ。
ソロも、エレカシも、なんの不安もない。
安堵した。とても晴れやかな気持ちだった。
語ってくれた宮本さんに感謝しかなかった。

そして私は、ソロ宮本浩次ファンに加えて、なんと宮本さんにエレファントカシマシの大ファンにしてもらったのだ!

そうして、今一度私のこころに脳裏に耳に残っている新春ライブ2020のエレカシの音を思い起こしてみた。
私にはひずんだ音、くすんだ音、それはエレカシの音、エレカシでしかない音、エレカシの音に乗せて聴こえる宮本さんの声が!響きが!思い出す度にジワジワと体中にしみていく…また聴きたい!また会いたい!4人に会いたい!!
古い友達同士の友情を超え、何度も何度も練習を重ねた特別でない練習通りの音をいつまでもいつまでも私のココロの中に頭の中に死ぬる瞬間まで奏でていたい!!

宮本さんも同世代の私にとっても、人生最終章の「プロローグ」の始まりだが、残念ながら今は新型コロナウイルスの影響で初のソロツアーも中止を余儀なくされ、順調に歩いていくことの難しい中、エレカシは大きな決断をした。

10月4日(日)野音開催の決定である。課題は山積であろう。けれども、宮本さん、成さん、トミさん、石くん、スタッフの皆様、そして、中で参戦のファンも、リモート参戦のファンも皆で作り上げるであろう“特別な野音の”成功を祈りつつ、それから、1年前に宮本さんに出会った瞬間を偶然ではなく、必然だったと思い、その導きに感謝して、、

今日もわたしは出かける
~冬の花~

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