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小さく灯し続けてる火の中の光

秋山黄色が生み出す空気の振動

“やさぐれカイドー 秋山黄色”

去年の1月何気なく見ていたYouTubeのおすすめに出てきた。再生した瞬間イントロでグッと掴まれるかのように私の心を鷲掴みにされた。この人をもっと知りたいと思い、ホームページを検索するとなんと私と同県だったのだ。この田舎で、こんな曲を作れる人がいるのか!と感動したのを今でも覚えてる。

そこから発表されていた『Hello my shoes』を聴いた、YouTubeに上がってるインタビューを聴いた。

ラジオを聴いた。あんなにかっこよくギターを奏でてるとは思えないほどの、ゆる〜とずっと笑って冗談を言ってる。気になる、すごく気になる。

こんな感情をアーティストに抱いたのは久しぶりだった。気づけば秋山黄色の沼へと引き摺り込まれたのだ。

そして、去年の9月。念願のライブに行ったのだ。
超満員のライブハウス。彼にとっては初めてのワンマン公演。チケットは即完売だった。
前日から胸の高まりが止まらなかった。彼の初のワンマンライブを目撃できること、世に放たれてる曲数はわずか8曲でどんなライブをするのだろう。
そんな喜びと未知数のライブを今後きっと経験することはないだろう。

その日初めて彼が目の前で生で演奏してる姿を見た。彼の心に小さく灯った火が爆発してるかのような、客席と秋山黄色の出すエネルギーが同等なそんな熱いライブを巻き起こしていた。こんなに音楽に、自分の熱量を乗せてる人を初めて見た。
彼が纏っているオーラが火で燃えてるようなそんな熱い熱いライブだった。

その日のライブで彼が言った言葉が今でも忘れられない。

“夢は叶えるものじゃない、見るもの“
“不正解だと思ったことも、これからいくらでも正解にできる“
“どんなに転んだ思い出も俺、酸も甘いも忘れないほうがいい“

他人に幾ら批判されても不正解だと言われても、最後に自分自身で幾らでも正解にしてやればいいんだと。心に溜まった蟠りが消えた。ラジオでいつもあんなにゆるくふざけて楽しまそてくれてる彼ではなかった。

その日最後のアンコール。客席へ何の曲が聴きたいかを問いだ後「猿上がりシティーポップ」を演奏し、客席が盛り上がった直後突然演奏を止め、追加ワンマンの発表をしたのだ。こんなワクワクさせる人、今後いるのかと思い、次の追加ワンマンのチケットを購入し、その日を終えた。

そして世の中で、新型コロナウィルスが広がる中で
待ちに待っていた追加ワンマンは中止になった。今度はどんな姿を見せるのだろうそんな、期待は儚く消えしばらくライブのない生活が続いた。

そして、8月27日。初の配信ライブが発表された。
3月に発表された『From DROPOUT』の曲を引き下げた一鬼一遊ツアー中止による配信ライブ。
5ヶ月ぶりに彼のライブ来てる姿を見れるそんな気持ちで、9時を待った。
登場シーンで彼がギターを持って防音室のドアを開けた、ギターを軽く弾くかのように流れるように1曲目がスタートした。音源とは違ったアレンジを加え、いつもアコギで演奏されてる「夕暮れに映して」をエレキでといつも聴いていた曲を初めて聴かせるかのような演奏の仕方だった。
数曲演奏し、途中で客席に降りステージを見渡し今までになく濃厚なしっとりとした「ドロシー」を演奏した。歌詞の切なさ哀愁感をグッと引き出すような演奏に今までにない感動を覚えた。

始まりから曲間を無く流れるような演奏し終盤で忘れていたかのようにMCをした。
昔はリアル無観客だったから、今この大きなライブハウスで配信ライブとはいえライブができることにとても感慨深いと。
そして力強く彼は

“俺も歌いたい、死ぬまで絶対音楽を辞めるつもりない。だからいつかまた会える“

ずっとSNSとラジオでしか秋山黄色の存在を確認出来てなかっただけに姿を見せ、魂を削る演奏をしてる中でこんな言葉をくれた秋山黄色が自分が思ってる以上に自分をどれだけ救わせたのかと。もっとも救われにくい人へと送られたアルバムの配信ライブで、彼の強い意思を十二分に感じられたのだ。

ライブでの終盤で演奏された「スライムライフ」にこんな歌詞がある。

-ーーーーーーーーー
あの日からずーっとそう
僕の側には
心臓と音とギターだけ
ーーーーーーーーーー

秋山黄色には、音とギターしかないと言わしめるかのように退場するまでずっと彼はギターを持っていた。
大好きなんだな、この音楽が。
秋山黄色が作り出す音という名の“空気の振動“と、これからどんな未来を歩んでいくのだろうか。

普通にライブが出来るようになったら、
俺がみんなのところへ行くと言った秋山黄色。ライブでしか見られないアレンジや曲と曲の繋ぎ方とかリハの延長かのようなすーーっと自然に音楽が出来てるっていうのも凄い好きなのライブでしか聴けない醍醐味や、私が次に秋山黄色の心に宿ってる小さな火を爆発さてる時間を秋山黄色を愛した人々でいっぱいのライブハウスで共有したい。

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