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2017年10月11日

くーまん (47歳)
100
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高い音楽性と低い腰

スターダスト☆レビューという唯一無二のライブバンド

スターダスト☆レビュー楽園音楽祭2017に参加した。
通常のツアー以外に、毎年数本行われている彼らの野外ライブで、今年は根本要・柿沼清史還暦スペシャルと銘打っている。
私とスタレビとの出逢いは、中学生の頃に流し聴きしていたラジオで曲を聴いてからで、それから数年後、初めてライブに行くことができた。
中学生の頃に出逢ったアーティストの還暦ライブに参加するなんてその頃は考えも及ばなかったけど、これってとっても幸せなことだなぁ。
それもこれもスタレビが長い間ずっと変わらず音楽を、そして全国各地を巡るライブを続けてきてくれたからできたこと。
もちろん、バンドの長い歴史の中、簡単に言葉には表せないほど様々なピンチも経験してきたことだろう。いたって平凡な人生を歩んできた自分ですら山あり谷ありだったと感じてるのだから、その道のりと彼らの心情は想像するのもおこがましい気がする。
だけどスタレビは今も出逢った頃と変わらずに、むしろパワーアップして最高級なライブを全国各地で見せてくれる。高い音楽性を持ったバンドなのに垣根は低く、いつでも誰にでも手を広げて「いらっしゃい、ようこそ」って言ってくれているようなライブをしてくれる。
私自身、結婚出産子育てと、10年位大好きなライブに足を運ぶこともできていなかったけれど、スタレビのおかげでしばらく忘れていた生の音楽に触れる楽しさをより大きくして蘇らせてもらった。おかげで年齢を重ねた今、昔から好きなアーティストはもちろん、若いバンドのライブも行っちゃう音楽好きオバさんでいる。

「木蘭の涙」なんかのイメージから、しっとりしたバラード中心のバンドだと思ってる人も多いかもしれないが、スタレビのライブはそれはもうやたらと楽しい。
ロックバンドだけどポップスでも歌謡曲でもあり、ジャズやブルースのテイストもあり。心打たれるバラードに、美しいアカペラまで披露しつつ、パフォーマンスで笑わせてくれるなんてバンドはそういない。メンバー、サポートメンバー一人ひとりの力がものすごい、なのに自然体。何よりも、それはそれは楽しそうにステージに立っていて、見ている方が幸せになれる。
そしてMCにおいては、ライブMCだけを収録した「MCD」が出ているくらい、スタレビライブの代名詞のひとつで、ボーカル根本要の話術はとどまるところを知らない。
そう、スタレビのライブは、とびきりのデザートにたっぷりのおみやげ付フルコースなのである。
その根本要のMCによれば、「35周年のライブツアーを80公演もやっちゃってて、気がついたら37周年になってて。俺たち36周年がどっかいっちゃったんだよね」‥いやいや、都道府県の数っていくつだっけ?それくらいすごい本数のライブを全国くまなく行なっている。
35周年ライブが特別だったとしても、他の年だって大差ない。連日公演もざらにある。若手バンドも敵わない、恐るべしアラ還パワーなのである。
そしてこのアラ還達、本編からのアンコールで再登場が、こちら側が水分補給してる間もないくらい早い。そんなに無理しないで!と思いながらうれしくて笑ってしまう。
そんなバンドだからこそ、深く考えずとも気がついたらメンバーの還暦を祝える程の長い間好きでいられたのだろう。
自虐的に言い始めてたのだった気がするけれど、キャッチフレーズ「高い音楽性と低い腰」に嘘はない。今、いきなり高飛車になっちゃってもそれはそれで面白いけれど、やっぱりこのまま、質のいい音楽と面白いトークで楽しませてくれたら幸せ。
そしてこれからも、いくつになってもスタレビに会いに行く。

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