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39degreesと僕の話。

あの日々が、

バンドを好きになるってのは、恋に落ちるのに似ている。
好きになってすぐの頃っていうのは。
寝ても覚めてもそのバンドの曲ばかりを選んで聴いてしまう。
CDを買いに行くのが待ちきれなくてYouTubeで何回もMVを観て通信規制になったりもした。
好きな曲がどんどん増えていくのにどきどきする。
知らない曲を聴くのにわくわくする。
過去を遡って足跡を見つけに行くのも楽しみのひとつだ。
そうしてどんどんコアなファンになっていく。

2年前の夏、僕は39degreesに出会った。
それまでにライブを観る機会は何度もあったものの、
正直好きになるまでにはならなかったのが本当のところだ。

ある日の明け方、夜勤明けで特に疲れた日。
帰宅したままソファに寝転んでYouTubeをだらっと見ていた。
ふと目に入った”My Folks Anthem”という楽曲のMVのサムネイル。
公開されて間もないからオススメにあがってきたみたい。
そういや腰を据えて彼らの曲を聴いたことなかったな……と思い、
いつもならスルーしそうなところを何気なく再生してみた。

訳もわからないまま堰を切ったように流れる涙。
間違いなく恋に落ちた瞬間だった。
きっと一年前ならこんな気持ちにはならなかったんだろう。
あの瞬間だからこそ僕の心にがつんと響いて、
そのまま流れ込んできた。

そこからは最初に書いた通りの流れのまま。
地元にライブしに来るのが待ちきれなくて、
遠くまでライブを観に行った。
2018/8/15、関内のB.B.STREET、39degrees pre.Make Your Move vol.51。
まず51という数字にびっくりしてしまったが、
それよりも「良い夜になればいいな」という期待で胸を膨らませた。

ゲストバンドの演奏もすごかった。
HAIR MONEY KIDS、ハルカミライ、ONIONRING。
彼らのMCでこの日が4バンドにとって大事な日なんだと知った。
より一層39degreesへの期待が高まる。
最前列で待っているとセッティングに本人達が出てきた。
目の前に本人が居る。
画面の向こう側に居たあの39degreesが僕の目の前に居る。
別に誰もが知る有名人ってわけじゃない。
でもすごくきらきらして見えた。

いざライブが始まると。
どの曲が始まってもイントロで大はしゃぎしてしまう。
馴染みのない場所、馴染みのない客層に揉まれて、
大変疲れてしまったけどその分充実感、満足感、高揚感、全てに満ち足りていた。

ライブが終わってTシャツを買いに行った物販で、
お話ししてる常連さんが羨ましかったりしたけど、
メンバーが39degreesを好きになった自分を歓迎してくれることが嬉しかった。
これが39degreesと僕のはじまりの一夜だった。

少し後のこと。
遂に福岡でのライブが決まった。
しっかり取り置きのメールも送って、
当日はわくわくして彼らのTシャツを着て珍しく開場前に着いてしまった。

その日はたまたまお客さんが少なかったけどその分39degreesに思う存分どっぷりのめり込んだ。
30分間釘付けで始まった瞬間に終わってしまうことが寂しくなるほどだった。

話しかけている人も少なく、メンバーの皆さんにロビーで話し込んでしまった。
クリハラさんは僕の知らない39degreesの歴史を聞かせてくれた。
バンドウさんは自分がどれだけ好きか話したら握手を求めてくれた。
コージさんとはあんまり話せなかったなぁ。
久しぶりにバンドマンに写真を撮って欲しいとお願いした。
あの夜のことは今でも忘れられない。
戴いたセットリストはずっと部屋に貼ったまま、時折愛おしく眺めている。

月日が経ってだんだんメンバーとお会いするのにも慣れてきた頃。
「SILK」というアルバムのリリースツアーで久しぶりに地元福岡に来た。
ライブは前回とは打って変わっての大盛況の大盛り上がり。
メンバーの皆さんもライブ中に「まるで俺らの地元の町田みたいな光景だ」と話していた。

二度のアンコールに応えてくれ、クリハラさんが話し始めた。
移動中にどのライブが印象に残ってるかメンバーで話したら、
あの話し込んだ夜のライブだったと。
「あの日はジャンルもばらばらで、壁があったのかもしれないけどそれを超えてた。」

別に自分はライブをただ観に行っただけ。
勝手に大切にしているだけ。
それでも自分にとってかけがえのないあの日の記憶を
彼らも大事にしていたことを知って、
泣き出してしまうほど嬉しかった。

あの夏の日から2年。
彼らのホームのSDRまで出向くようになったし、
少し遠い街にも足を伸ばしたり、
地元に来てくれたら誰よりもはしゃいじゃって、
このアルバムのツアーファイナルも観に行った。

まだまだ、僕は彼らに恋をしている。
優しくて、強くて、面白くて、あったかくて。
そんな俺の大好きが詰まったバンド。

今は正直遠くまでライブを観に行ける状況じゃないが、
少しずつ緩和されているガイドラインを今か今かと睨みつけるように注視している。

先日、彼らはF.A.D YOKOHAMAで配信ライブを敢行した。
久しぶりの生演奏、CDや記憶じゃ辿れないリアルタイムの良さを痛いほど喰らって心が震えた。
バンドウさんが最後に言った「俺たちはいつだってライブハウスで待ってます!」の言葉。
ずっとずっと覚えていたい。
そして早く再会したい。
早く何の気兼ねもなく、
彼らに会いに行ける日が来て欲しい。
東京町田、39degreesが大好きです。

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