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2017年10月12日

竹澤 (18歳)
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この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

え?tofubeatsさん、オタクがラップしてもいいんですか?

オタクはオタクとして。その場で垂直大ジャンプ

一説によると、夏フェスの動画を見た時に頭に浮かんだ言葉で、世の中の人間は2つに分けられるらしい、前者は「うわっ!楽しそう!!」後者は「うわっ、絶対混ざれねえ…」だそうです。
君がもし後者なら、おめでとう。今すぐYouTubeで『tofubeats – eyezonu』と検索してくれ。
 

『WiFi あったらどこでも良い』
 
 

『インターネット繋いでバカンス』
 
 

そう、これは俺達の音楽だ。何よりも自分の部屋が大好きで、外にはできるだけ出たくないし、でも確実にクラスで人気のアイツより面白いしヤバいはず、そんな俺達の音楽だ。
 
 

tofubeatsのMVの多くには、tofubeats本人、そして彼の自室しか映っていないものが多い。つまりtofubeatsは、一人で曲を作り、一人でそのMVを撮っている、しかも自分の部屋で。字面だけ見たら、すげー寂しい。クラスの端っこで一人で昼の弁当食べてた俺らみたい。でもどうだろうか。彼は確実にオタクをオタクとして、友達を増やそうとするでなく、無理して外に出るでなく、人生を楽しんでいるように見える。コミュ力?そんなもんいらん、WiFiがあればね。というわけである。
 
 

彼は曲を作ることを作曲とは呼ばない。DTMと呼ぶ。これはDesktop Musicの略で、驚くべきことに彼らが使う道具はパソコンだ。そう、俺達の大好きなパソコン。調べたら楽器を弾ける必要もないらしい。もちろんバンドメンバーを集める必要も。
 
 
 

『悩まないで なにをするか選ぶなら 好きなこと』(DANCE&DANCE)
 
 
 

ブサイクで運動音痴な僕の趣味はDTMになった。「あっ、音楽ちょっとカジッてます。」というわけである。オタクなのに。

いつもの通り道が、音楽というフィルターを通して僕の歌詞の一部になった。見慣れたバスからの景色も、撮って音楽や文字と組み合わせたら鮮やかなMVになった。
 

そして先週、やっとこさまとまった一曲ができた。ツイッターにあげたら、何人かの友達に褒められた。元気が出たと言われた。僕の考えたメロディーが、歌詞が誰かの脳みそに入っていったのだ。インターネットってすげえ。
 

あることに気づいた。きっとこれから自分がどれだけ曲を作っても、クラスの真ん中のアイツにはなれないし、勝てない。
そうだ。でもそれでいい。そんな勝てないことすらも今の僕には僕には曲の材料に見えるのだから。
 

『疲れちゃうからまた在宅』(poolside feat.PES(RIP SLYME))
 

この音楽にゴールがあったとして、そこはきっとフェスのメインステージではなくて、相変わらずこの薄暗い部屋だ。なんて居心地がいいのだろうか、ピザとコーラとエアコンがある。
 

『めくるめくミラーボール乗って 水星にでも旅に出ようか』(水星)
 

オタクがオタクのまま歌ったり、踊ったり、曲を作ったり。ラップをしたり。そんな生き方を教えてくれたtofubeats、そしてインターネットを広めてくれたビル・ゲイツ。ほんとうにありがとう。僕は今日も相変わらずもごもごラップをして、人生を進めます。

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