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2017年10月30日

あかね (21歳)
35
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ビッケブランカと私たち

彼のつくったFEARLESSな音楽の旅

雷鳴と不穏な音楽が聴こえる。
幕に彼の影が映る。
彼は敬礼、そしてカウントをとる。

曲が始まって幕が落ちた瞬間、私は確信する。
「これから音楽の旅に出るんだ。」

ビッケブランカはキャプテンハットを被り、ステージにはフラッグ、背景には大きな文字「FEAR」がある。
 

赤坂BLITZで行われたツアーファイナル。

アルバム曲はもちろん、定番の曲もあり。
バンドアレンジも、アコースティックもあり。

汗だくになって踊り歌い、座ってピアノも弾く。
観客は笑い、泣き、踊り、歌った。

、、、。
このままでは素人のライブレポートである。
私が言いたいのは、ここからだ。

何度か彼のライブに行ったことはあるが、
今回、改めて驚いたことがある。

私たち観客が「声を出す回数」だ。
ビッケブランカのライブでは、「ラララ」といったものではない、曲中にある歌詞や台詞を観客が発することが多い。
数えてみたところ、全18曲のうち9曲で観客が大きな声を出していた。

「Un Deux Trois!」
「Booyakasha!」
「F××k you!」
「No!No!No!」

それはまるで、本当に全員で航海しているように。

「この旅、まだいけるか?」という彼の問いに、
「もちろんだよ船長!」と返事をするように。

旅も終盤、「THUNDERBOLT」が始まり、ビッケブランカと私たち全員で拳を突き上げ、力強く歌う。

曲の最後に彼は言った。
〈We know we can be anything we want!〉

“俺たちはわかってる。
何だってなりたいものになれるって。”

全員で言った。
〈We know we can, yeh!〉

ビッケブランカと私たちは、困難にぶつかって倒れてしまっても、再び立ち上がれる力を持っている。

嫌になっても、逃げたくなっても、その恐れと向き合う力を持っている。

そうして前を向いたとき、
落雷が「FEAR」を打ち砕く。

彼は、ニヤっとしていた。

—–

アンコールの最後に彼は、
「幸せになってください!」と言った。

そうだ、ライブは終わってしまっても、
私たちの生活はずっと続くのだ。
私たちは別々の場所から赤坂BLITZに集まり、
ライブが終わればまた別々の場所に戻る。

「ビッケブランカと私たちのFEARLESSな音楽の旅」

それは心の中でずっと続く。

そしてときどき彼のもとに集まり、
私たちは声をひとつにして返事をするのだ。

「ビッケブランカの音楽が大好きだ。」
という気持ちを込めて。

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