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2017年11月13日

真珠丸 (22歳)
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親愛なる探検者たちへ

BUMP OF CHICKENに伝えたい、「ありがとう」

“PATHFINDER”

ツアータイトルを見た時、「あぁ、BUMPだ」と思いました。
大好きで大切で、自分の人生のテーマソングと言っても過言ではないバンド、BUMP OF CHICKEN。

私がBUMPに出会った1番大きなきっかけは『ゼロ』で、一聴してTSUTAYAに駆け込んだのを覚えています。それから毎日のようにBUMPの音楽を聴き、BUMPのことを考えていました。BUMPが出ている音楽雑誌は片っ端から読み、毎週更新されるラジオを楽しみに、勉強や部活を頑張っていました。

高校3年生の頃、ベストアルバムが発売されて、私は本当に助かったんです。高校生の私にとって、今までの全部のシングルやアルバムを買い揃えることはできませんでした。
CDではなくて配信でリリースしてくれるようになったのも、家や学校の周りにCDショップが少ない田舎の人間には、ありがたかったです。BUMPが新しい曲を配信として出してくれると、「私も頑張ろう!頑張って大学生になって、ライブを観に行こう!」と前向きになれました。
「BUMPは変わった」なんて言われていたことは想像に難くないけれど、変わってくれたことで救われた1人が私です。

模試で大きい駅に行った帰りにこっそり昔のアルバムを買って帰りましたし、勉強の合間にライブのレポートを読んではライブの雰囲気を想像してワクワクしていました。当時はWILLPOLISの真っ最中で、『RAY』の発売が発表された時は大喜び。まだ受験が終わってないにも関わらずツアーのチケットを初めて申し込んだら見事当選して、人生初のライブを心の底から楽しみにしていました。

しかしなかなか順調にはいかないもので、受験が少し長引いてしまいました…。国立大学の後期試験が終わった日が『RAY』の発売日。受験生という重荷から解放された日が発売日なんて、「お疲れ様」と言われているようで、嬉しくなってしまったのを覚えています。『RAY』、歌詞カードがボロボロになるくらい聴きました。
人生初ライブを目前にして藤原さんの肺気胸が発表された時は、残念という気持ちよりも「ゆっくり治して、元気な姿で歌ってほしい」と思いました。予定通り開催されると宣言された時は心底ホッとしました。

初めてのライブ、WILLPOLIS 2014の幕張メッセ2日目、興奮しすぎて、感動しすぎて、正直あまり覚えてないです。「ずっとずっと会いたかったBUMPがそこにいる」という事実だけで、充分でした。「ライブってすごいな」「また行きたい」と思えました。「ライブ=生の音楽を聴きに行く」ということだけではないんだなと感じたのもこの時。「アーティストと、同じ時間・空間を共有することであり、お互いの人生の交点がライブというものなのだ」と痛感し、これは今に至るまで、私にとって「ライブに行く」行為の意義の中核を担っています。
幸運なことにWILLPOLIS 2014のファイナル、東京ドーム公演にも足を運ぶことができました。この日のことは3年以上経った今でも鮮明に覚えています。オープニング映像で泣いたこと、『ゼロ』が聴けたこと、初披露の『You were here』で立った鳥肌、そして藤原さんのことば。「勇気なんてない」と言うけど、そんなことない。いつだって新しいことに挑戦して、進化し続ける音楽を届けてくれる「探検者」なんだ、BUMPは。

その後もコンスタントに新曲を出して、WILLPOLISの劇場版や映像作品の発表、紅白への出場、昨年にはアルバム『Butterflies』も発売され、さらにスタジアムツアーが行われるなど、次から次へと新たな扉を開けていったBUMP。
「BUMPは変わってしまった」と言う声も、耳にしました。でも、私は変わり続けるBUMPが好きになったから、常に進化し続けるBUMPに肯定的な感情しか抱けませんでした。変わると言うことは、それだけ勇気を出して、真摯に向き合っている証拠だと思っています。「安心して変わってほしい」。変わる勇気とその姿に魅了され救われた私にとって、これは声を大にして言いたいことです。
それに、私にとってはBUMP OF CHICKENという、自分にとって大切で心の支えになっているバンドが活動している事実だけで嬉しかったです。盲目的すぎるファンですね。ごめんなさい。でもそれくらい、全肯定したいくらい好きです。

スタジアムツアーBFLYではナゴヤドーム公演で『ファイター』を聴き、初めてライブでこれほどまでに号泣しました。面接の時に勇気をくれた曲なんです。藤原さんの力強い声で「一番近くに」と歌われた時に、「ああ、この曲は、BUMPの曲は、いつも自分の近くにいてくれたんだな」と心があったかくなって、ボロボロと泣いていました。

日産スタジアムでの2daysは、それぞれアリーナとスタンドから観ることができました。特にスタンドから観るPIXMOBの光が幻想的で、「自分もこの光の一部になれているんだ」と思うと嬉しくて。広大な会場で行われているライブなのに距離が近くて、藤原さんの言葉通り、本当に1対1で音楽を届けてくれているような気持ちになりました。どんなに進化しても、「リスナーに届けるために音楽が生まれる」という根幹は変わっていないんだと再確認させられ、20周年にふさわしいライブだったと感じました。

『アリア』『アンサー』、20周年を締めくくる配信ライブで演奏された『リボン』、最新曲『記念撮影』。どの曲も優しくて、すべてが大切な曲たちになりました。

そして、「何もひっさげないツアー」として始まった、PATHFINDER。
新旧織り交ぜられ、バラエティに富んだセットリストがリスナーの中でも話題になっています。
BFLYではどの公演も基本的にセットリストが同じだったので、また違ったドキドキがあります。BFLYが一本道の新しい扉を開け続けた先にあったライブだとしたら、PATHFINDERはまた少し違う道に進んで開けた扉、BFLYの頃には選ばなかった違う分かれ道の先を行くようなライブだという気がします。
でも、その道も結局は1本の道から始まっていて、1本の道から続いている、大きな道には変わりない。

WILLPOLIS 2014やBFLYの時のような、葛藤や迷いを吐露するような言葉はなくて、ステージ上でも楽しそうで、今まで観たライブよりも力が抜けているように思えました。
BFLYが「BUMPらしくないライブだった」とは微塵も思いません。「PATHFINDERこそメンバー、ファン共に最も望んだライブだった」のかもわかりません。どれも素晴らしかった。その事実だけで充分です。

変わらないマインドで音楽を作り、ずっとずっと新しいことに挑戦し続ける、BUMP OF CHICKENというバンドを表すのに最もふさわしい単語、「PATHFINDER」。
これからどんなライブを見せてくれるのだろう?これからどんな音楽で魅せてくれるだろう?そんな期待と、今までたくさん力をくれたあなたたちに感謝の気持ちで胸がいっぱいです。本当にありがとう。BUMPがいたから生きてこれたと、誇張ではなく、本気でそう思います。辛い時、もうダメだと悲観的になった時、気合を入れたい時…人生のどのページにもBUMPの音楽があります。BUMPと同じ時代を生きていられて本当に良かった。ライブ中何度も「ありがとう」と繰り返す4人に私も伝えたいです。

「こちらこそ、ありがとう。あなたたちのおかげで、ここまでこれました。これからも、よろしくね。大好きです。」

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