616 件掲載中 月間賞発表 毎月10日

2017年11月27日

85 (26歳)
39
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

GINNEZと共に新たな航海へ

向かい風に煽られながら船は今、進んでいく

10月に6年間共に歩んできたドラムが脱退、3人体制となったGINNEZ。4人体制最後のライブを見届けてから1ヶ月も絶たない内に彼らはNew Single「LIGHT SHIP」を来年リリースするとを発表した。

『GINNEZ』と書いて『ギンネズ』と読む。
あまり知られていないインディーズバンドの話をしようと思う。彼らは北海道出身で、矢野(Gt)の思いつきから中学・高校と同級生だった原田(Vo)と天野(Ba)を誘って楽器も弾けないままバンドを結成。まもなくして「バンドでやっていく」と半ば勢いでメンバー全員で上京してきたという仰天エピソードがある。

そんな彼らの音楽に出会うきっかけは3年前。Rhythmic Toy WorldとLACCO TOWERのWレコ発ツアーに同行して北海道にやってきた。たまたま行ったライブハウスで名前も知らないバンドに自分史上最短で心を掴まれたのだ。衝撃にも似て取れる感覚を今でも忘れることはない。

何と言ってもボーカル原田の歌声だ。
伸びやかで澄んだ歌声がとても優しい。表現自在なメロディーによって色付けされて曲の景色が見えてくる。初めて聞いたのにどこか懐かしい。
ただ優しいだけではなく、弱さや繊細さの中に隠れて芯が震えるような強さを感じるのだ。どこか人間くさいところも全部、音楽を通して伝わってきて一瞬にして最高に引き込まれていると気付いた時には鳥肌が立った。

半年後、北海道に来るのを待ちきれずGINNEZ企画ライブ「Light ship」があると知って東京へと飛んだ。二度目の衝撃だ。初めて観た時とは見違える程にたくましく、力強い音を鳴らす4人がステージに立っている。

今まで色んなバンドのライブを見てきたと思っていたが、こんなに大きな変化を感じるバンドには出会ったことはなかった。満足感でいっぱいなのにまたすぐにライブを観たくなってしまうこの現象に名前があるなら教えてほしい。

ライブハウスは面白い場所だ。
聴こえてくる音楽、そこに居合わせた人の表情、その場の空気感に同じものは二度と生まれない。時にはハプニングだって起こるし、全てがリアルだ。

4人体制最後のライブもそうだった。
GINNEZとGINNEZに出会ってきた人達の想いを肌で感じることも、クスッと笑える出来事も全部CDだけでは味わえない。あの日もまた二度とない一日だ。

観る度に最高を更新してくるGINNEZ
フロアから見上げた景色もまた最高だった。

原田(Vo)が自身のInstagramで『誰が俺たちのことを好きになってくれるかも、その人がどこにいるかも分からない。でも確かにそこに居るあなたに向けて俺たちは歌っている。その逆もそう。あなたが迷った時や苦しくなった時は手を差し伸ばせるし背中も押せる。あなたが光であるように、俺たちだってあなたの光でありたい』と綴った。

海の道標となる灯台船 ーLIGHT SHIP―

この名前を掲げてライブを行う理由がはっきりと分かって良かった。これまでに出会ってきた『光』を大事に集めてはしっかり繋いできた彼らが居たから、信じてついて行けるのだと思う。

私の道標、GINNEZ
まだ見ぬあなたにも音が届きますように。

向かい風に煽られながら船は今、進んでいく。
GINNEZ新たな航海は始まったばかりだ。

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい