1384 件掲載中 月間賞発表 毎月10日
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

生き続けるRound A Groundツアー

SKY-HIが見せるステージで灰になる

2017.12.12
この1年で最も熱く、燃え尽きたLIVEはない。
ハッキリ言って終わった後灰になったかと思ったほどだ。

Round A Ground豊洲FINAL。
朝、起きた時に感じたのは前日のセミファイナルで残った多少の筋肉痛と、「今日でツアーが終わってしまう」というなんとも言えない、虚無感だ。

「終わりを、別れを愛そう」とSKY-HIからは何度も教えてもらったが、やはりツアーFINAL当日の朝は、「まだ終わって欲しくない」と、願ってしまう。

早くLIVEには行きたいけど、行きたくない。
“終わりたくない。”と。
そうは言っても時間は過ぎる。
定刻通り、18:00に開演。

このFINALは、特別だ。
RAGツアーのFINAL、そしてSKY-HIの誕生日であるこの日駆けつけたのは、SKY-HIの先輩、後輩、友達。
KEN THE 390、サイプレス上野、SALU
RAU DEF、JP THE WAVY、TARO SOUL、
T-Pablowと錚々たるHIPHOPアーティスト。(敬称略)
ひとりひとりが出てくるだけで会場が沸き、揺れ、盛り上がる。

最初に登場したのは盟友SALU。
夏に発表したRAPSTAからSTARTし、2人のアルバムSay Hello to My Minionsの中からの楽曲が歌われると会場中が、手をあげ、クラップし、飛び跳ねる。

会場の空気が一気に温まったところで
次に登場するのはJP THE WAVY。

SKY-HIの「この夏、1番売れた音楽だと思うんだ
だから、今日1番盛り上がると思うんだが、どうだ?!」とCho Wavy De Gomenneを3人で歌い出した。
サビはフロアにいるファンを煽り会場中が一緒に歌う。

歌い終わり、息があがっている自分に気が付いた。
だがステージにいる彼はまだまだ休む気はないらしい。

次に飛び出してくるのはRAU DEF。
HYPATECHで飛び出す。
そのままReal Talkに続き、会場を完全に温めた状態で、SKY-HIは「ここまで後輩とかが続いたから…ここで先輩呼ばせてもらおうかあああ」と

登場したのはKEN THE 390。

会場のボルテージは、もはや限界突破したのを感じた。
ここからは、きっともう制限がない。
この中にいる全員が”いけるところまでいく”
いわゆるゾーンタイムだ。

先輩を迎えたSKY-HIは、それまでかけていたサングラスを外して「やっぱり先輩の前では外そうかなと、体育会系なんで」と笑った。
顔はすっかり、先輩の顔を見て安心した顔だった。
「KENさんとは、一緒にやった曲が多いから…
ここからはどんどんどんっと一気に行かせてもらうぜ」と言うと
What’s Generation、PROPS
Critical Point、Shock、Turn Upまで一気に歌いきった。

ここまで来た時にようやくMCタイムに入る。
1時間。ほぼ休むことなく歌い続けるSKY-HIのそのパワーに正直圧倒された。
C&Rをするだけで少しフラッと目眩を起こすくらいの熱量だ。会場の空気は薄く感じる。

でもなんだろうか、心の奥底の何かが弾けた。
「このパワーに負けたくない」と思った。

MCが終わると「この緩い雰囲気のまま…」と
Lego!!を歌い、メリゴと続けた。

1部ラストは、再びSALU。
運命論を歌い、暗転する直前SALUが口を開いた。
「ここにいる全員を代表して言うよ」

“生まれてきてくれてありがとう”

------------
ここまででたった1時間強だった。
暗転し、2部にうつるまでの間先ほどまでの間興奮が押し寄せた。
最後のSALUの言葉をSKY-HIはどんな表情で聴いていたのだろうか。
最高の言葉に胸がきゅっと締め付けられた。

------------
2部は、SKY-HIの最高の仲間、SUPER FLYERSが登場。

愛ブルームから始まった2部は、
前半あれだけ歌っていたにも関わらず、BPMが速い楽曲、ガッツリと踊るダンスナンバーが続く。

「本当にこの人は1人なのか」と思うほどの体力。

ただ、そこまでされたらこちらも黙ってはいられない。
SKY-HIのファン、FLYERSの熱量は、SKY-HIが「過去1じゃないだろうか」と言うほど燃えていた。

Blame it on meで登場したダンサー(BLUE FLAP QUARTETTO)が加わるとステージはさらに華やかになった。
そして、SKY-HIの顔が、いい意味で完全に緩んだ。
ダンスも、歌もキレッキレだ。
でも、その表情は、「仲間に囲まれている幸福感」を噛み締めているかのような笑顔だった。

BFQを加えたStray Catは、前回のホールツアーで人気だった振り付けのまま。LIVEでこの曲を聴くのが好きだと言う人も多い。

観客を魅力したところで、Party Night Zoneと呼ばれる、Limo→Cownt Down→TOKYO SPOTLIGHTに続く。

Count Down、間奏終わりに
「お前らああああああああ!!!」と叫んだ。

そして、囁くように
「愛してる」と言い、最後のサビに入った。
その言葉がふわっと体を軽くした。

------------
最後のカミツレベルベットになり
まもなくこの時間が終わってしまうその瞬間に感じたことは

LIVE前に感じていた
「終わってほしくない」と言う感情はどこかへ消えていた。
こんなにも出し切ったLIVEは初めてかもしれない。正直所々記憶がないほどだった。

ただ、確かな事はSKY-HIが言った
「2017年12月12日に俺とお前は
ここ、豊洲Pitで出会った。
これは紛れもなく現実だ!」と言う事だ。
この日、私は間違いなく、豊洲PitでSKY-HIの音楽に触れた。

セットリストを完遂し、
「次は!Marble the Worldで会おう!
本当にありがとう!」

SKY-HIはそう叫び立ち去った。

------------

出し切った。やりきった。
会場から出た瞬間に体中のチカラが抜けて
立っているのか、浮いているのか分からないほどもう体力は残っていなかった。

今までのLIVEの中で過去1番だった。
一生忘れる事が出来ない日になった。

SKY-HIは、いつだって言う。
「夢のような時間だと言ってもらえることが多い。
それはそれでいいことだけど、
俺は、お前の現実逃避のためにLIVEをしているとは1ミリも思ってないぜ。

一個、いいことを教えてやるよ。
“夢なんかより現実の方がよっぽど歓びに溢れている”ってことをさ」と。
きっと文面だけでは伝わらない部分もあるだろう。
でも、LIVEを見ればわかる。
LIVEを見て、SKY-HIの歌を、言葉を、表情を見ればわかる。
夢の中に逃げ込むのもいいだろう。
でも、ここには確かに夢の中よりも歓びに溢れる瞬間がある。

2017.12.12、RAGツアーFINAL
in 豊洲Pit。

あんなにも終わってほしくなかったFINALは
この先も自分の中で生き続ける時間となった。

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい