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ポンコツな私を受け入れてくれた、5匹のネズミへのラブレター。

私が今日もキュウソネコカミを好きでいる理由を見つけるまでの話

「私、何でこの人たち好きなんだろう。」
悪口でもラブソングの真似でも何でもなく、ふと純粋に疑問に思ったことがあった。
「曲を聴くとスッキリするから。」「カラオケで歌うと盛り上がるから。」「MVが笑えるから。」
いろいろと理由を挙げてみるものの、どれもしっくり来ない。

その答えを見つけるべく、私は人生初の一人カラオケに行った。
もちろん、ほとんどキュウソ縛りである。時系列で言うと、「DQNなりたい、40代で死にたい」から「わかってんだよ」までキュウソの曲は全て歌った。
結果は…私の発声の仕方が悪かったのか、声が枯れただけだった。

しかし、どうしてもキュウソが私を引き付けてやまない理由を解明したかった私は、先日宇都宮でキュウソのライブに参戦してきた。
ネタバレになるのであまり詳しくは言えないが、楽しかった。とても楽しかった。
新曲から古めの曲までやってくれた上、しっかり宇都宮名物の餃子とレモン牛乳を取り入れたローカルネタを披露してくれた。
ファンの声もしっかり聞いて、私はMCで2回ほどヤジを拾ってもらえた。
しかし答えは出ず、しっくり来ない答えに「ライブがめっちゃ楽しいから。」と「ファン想いだから。」が加わっただけだった。

その少し後、ニューアルバム「にゅ~うぇいぶ」がリリースされた。
私は、アルバムを聴けばそれが分かるんじゃないかと思ったので、懲りずにまたCDを買って聴いた。
しかし、このアルバムで答えを見つけようとした私の努力は打ち砕かれることとなった。
「5RATS」では、「いつまでも初心を忘れてないから。」、「冬幻狂」では、「ぼっちの味方だから。」という風に、曲に寄ってイメージが違いすぎるのだ。
もともとキュウソが好きな理由なんてわかるはずなかったんだ。このバンドには勝てない。キュウソすごい。それしか分からん。
そう思った私は、調査を泣く泣く断念した。

そして、翌朝。
私は昨日の悔しさ(のようなよく分からない感情)を忘れられないまま学校に向かっていた。
すると、気が付いたらいつもの曲を口ずさんでいた。
「一生懸命やっているのになんかズレてる~♪
一生懸命やっているのに笑われている~♪」
私がキュウソの曲の中で一番好きな曲、ハッピーポンコツだ。
「ポンコツピーポーが踊り出す~♪
ポンコツピーポーは踊り出す~♪」
その瞬間、私の脳内では脳天めがけて竹刀をふり下ろされたような衝撃が走った。
そのせいで思わずつまずいて転んでしまったのだが、そんなことを気にしている場合ではなかった。
「…ハッピーポンコツだからだ!」と転んだ姿勢のまま叫んでしまった。
そう、キュウソはハッピーポンコツなんだ。
一生懸命やっているのに、笑われてしまう。
そんなポンコツたちの気持ちが分かってるから、あんなにかっこよく見えるんだ。そう、完璧じゃないポンコツな彼らに、私は惹かれるんだ。

あの日の自分の疑問に、今なら胸を張って言える。「ハッピーポンコツだからだよ。」
そしてそれより何倍も胸を張って言える。
私はこれまでもこれからも一生ポンコツだろう。だから…これからもキュウソネコカミを好きでいて、いいですか?

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