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THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG

完全なる再生と旅立ち-果てしなき想いを寄せて、共に生きるバラ色の日々-

“何よりもここで
こうしてることが奇跡と思うんだ”
あの日、あの夜…ノスタルジックに浸りながら
涙を流し、四人が去ったステージを呆然と見つめ[ALRIGHT]という一つの曲に込められた
この詞の本当の意味を知った気がした。

2017年12月10日
THE YELLOW MONKEY SUPER
BIG EGG 2017
会場は、東京ドーム。
“私たち、普通の野良犬に戻ります”
という言葉と共に…事実上、最後のライブと
なってしまったあの”東京ドーム”
イエローモンキーのファンにとって
パンドラの箱のようなあの場所なのだ。

“後追い世代”と呼ばれるのであろうか?
一つの時代を駆け抜け、人気絶頂期での
活動停止…
“イエモン”が解散した2004年当時
18歳だった私は彼らのライブを
観に行った事がない…
どころか、高校生だった私は彼らの楽曲を
耳にする事もない日々を送っていた。
(なんて勿体無いことをしていたんだろう…
同じ時代を生きていたはずなのに。
と彼らの音楽に出逢ってから心底、過去の自分を
悔やみ続け生きてきた)

2016年が始まったばかりの
雪の降る寒い日の夜
Restartを願ってやまなかったこのバンドの
再結成という朗報が私の元に舞い降りた。
どれほどにこの日が来ることを
願ってきたのだろう…
数えきれぬ夜を越えてきたのだろう…

20代半ばで
THE YELLOW MONKEYの
ボーカル 吉井和哉に出逢い、魅了され
彼のソロライブに幾度となく足を運んできた
私は、彼の根底にあるだろう…あるはずと
勝手に思い続けてきたこのバンドで
彼が唄う姿を、吉井和哉が”LOVIN”になる日を
待ち焦がれてきたのだ。

溢れるほどの歓喜に包まれ
毎夜、毎夜、進化を遂げ続けた
“SUPER JAPAN TOUR”
念願の…生まれ育った東北の地で
初めてイエローモンキーのサウンドを
感じることができた
“SUBJECTIVE LATE SHOW”
そして…”Believer”に向けられた
極上のセットリストが組まれた
“DRASTIC HOLIDAY”
再結成してからの三つのツアーの中で
いつも違う”色”を見て、感じてきたが
これほどの緊張感の中で開演前のステージ
をただただ見つめ続けていた日は
なかった気がする。
何故なら、どうしてもあの…17年前の出来事が
私の中に深く刻まれていているからだ。
(あの日のライブに行っていた訳でもなく
DVDを見続けただけで…聞いた話や、過去の事に
ついて書かれたものを読むだけで…これほどの感情に
縛られているのだから、当時この場所にいた人は
一体どんな思いで今此処にいるのだろう。
なんて考えて更に、複雑な紐解けない気持ちで
頭がスパーク寸前に…)

とにかく大きく
(こう表現する他ない、自分の語彙力が悲しいのだが…
本当に大きいのだ)
そして、独特の静寂に包まれながら
スクリーンのカウントダウンに合わせ
オーディエンスの一人一人がその時を
一秒一秒感情を高ぶらせながら待つ。
PM5:00 ジャスト
始まりの曲は、なんとあの曲…
“WELCOME TO MY DOGHOUSE”
17年前の終わりの曲からのスタートは
まるであの続きを描き、示してくれている
かの様な夢の始まりみたいに感じた。

オープニングスクリーンで流れた
17年前の東京ドームのライブ映像から
時計の針が進み始めた会場には
長い空白を埋めるかの様にイエローモンキーの音楽を
愛する一人一人に向けられた音が鳴り響く。

“追いかけても 追いかけても
逃げて行く月のように 指と指の間を
すり抜ける バラ色の日々よ”
ロビンの声が、大好きなこの曲を唄う声が…
どこまで響くような音が、突き抜ける音が…
東京ドームを包んだ瞬間
ずっとずっと繰り返し見続けてきた
ライブ映像でなければ、夢の中でもない。
まさに、この瞬間…
目の前にあるその光景に、強く願えば
叶うのだと、想いを募らせることで
また引き寄せられ、出逢うことができたのだと
そう思うと、最高で最強のロックバンドの
“今”を確かに感じたこの瞬間
涙の止め方が分からなくなってしまった。

17年という長い年月を重ねたことをネガティヴに
感じる事は一瞬もなく、結果論これがプロセスで
あったのだろうと、時間こそが今のこのバンドを育んでくれたようなそんな気がして私はやまなかった。
月日が流れ、メンバー一人一人や、聴き手側が
個々に日々を生き、なにかを感じ、積み上げ
そしてまた此処に…呼び戻されるかのように自然と
戻ってくることで、力を集めて、イエローモンキーのRebirthをリアルに感じることができたのだろう。

再び綴り始めた
“THE YELLOW MONKEY”という物語の
新しい幕開けはまだ序章であり、真っ白なキャンバスに線を描き、決して褪せることがないようにと色付けするかのように…もう二度と醒めることのない蒼い夢の続きを永遠に見せ続けてくれるに違いない。
同じ船に乗り、共に旅をするオーディエンスの誰もが
もう一度運命のタイマーが回り始めたのだと
そう確かに感じる事ができた歴史的な一夜だった。

何年も何十年も開けなかった…
決して開かれることのなかった
THE YELLOW MONKEY×東京ドームと
いう名のパンドラの箱。
あのギリシャ神話のように…
“パンドラの箱を開けると
最後にあったのは…希望だった”のだ。

そしてあの夜、私は…
全身を駆け巡るような音に酔いしれ
とても言葉では表現出来ないような喜び
多幸感に包まれながら…強い絆が絡み合った
あの東京ドームという空間を後にしながら
バラ色の日々を探しながら生きていきたいと
星いっぱいな夜空を見上げ強く心に誓ったのだ。

最後にひとつだけ…
これだけは綴らせてほしい。
再結成から
一年半という月日が経ち…
そしてあの東京ドームでライブをする姿を
この目でしっかり見届けて
私は確かに感じた大切な事が一つある。
“別れというのは決して永遠ではない”
ということだ。
どんなに辛く、悲しい思い出さえも
喜びの中の美しい再会で思い出は変わる。
変える事が出来るのだ。
(私たちはきっとそういう柔軟な力を
きっと誰しもが持ち合わせている)
過去が過去でなく
現在進行形の”今”に成り得るのだ。

人は日々生きる中で
さまざまな別れを経験する。
“大切なモノを失ってしまったとき”
“遠く離れた場所で新しい生活が始まるとき”
“誰かに恋をし、愛し、それが終わるとき”
今までの人生、こういう場面で
何度も涙を流しては、また立ち上がるまで
もがき続けてきた私だが
きっと、これからは違うだろう。
笑顔で”サヨナラ”や素直に”ありがとう”を
伝えられる気がする。
だって、きっとその間柄に縁があれば
同じ場所でまた会える事を
愛してやまないこの
“THE YELLOW MONKEY”というバンドから
教えてもらう事が出来たからだ。

ありがとう…ありがとう…
THE YELLOW MONKEY SUPER!!!!!!!!
[背中に隠した願いを広げて
もう一度羽ばたけ 今夜 準備 ALRIGHT!]

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