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卵の殻から広がったその先の希望

ロザーナから紐解くTHE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG

「大きな卵の殻 割れて現れた 魂が 歌った」
寒くなってきたある日、ふと聴いていた曲から聴こえてきたこの言葉。
 

いつまでも再集結のお祭りムードなわけにはいかないと誓ったTHE YELLOW MONKEYの再集結2年目である2017年。年明け早々、12月に2日間の東京ドーム公演が発表される。
 

5月21日、デビュー25周年記念日にTHE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BESTの発売。そして本作と同時にリスナーの手に渡った新曲ロザーナ。疾走感のあるダンサブルなナンバーで、新しい幕開けにふさわしい一曲であったが、一方でこれは何を歌っているのだろうと考えさせられる詞にずっと頭を働かせていた。
 

ロザーナの解禁から半年ほど経ち、12月の大舞台が近づいてきたある日、冒頭にもある曲の一節にハッとした。大きな卵、ビッグエッグ。おそらく東京ドームの事だと気付き、自分の中で辻褄が合ったような気がしてなんとなく嬉しかったと同時に涙が溢れそうになった。
 
 

そして12月9日。BIG EGG1日目。再集結後にファンになった私だが、ツアーやフェスへの出演のたびにライブに足を運び、様々な彼らのステージを観てきた。しかし今回はそれとは訳が違う。
 

会場に入ると、とにかくドームの大きさに圧倒されそうになる。開いた口が塞がらない。サブステージには大きな卵のオブジェ。なんじゃあれ?と色々考えつつ、T.REXやDavid Bowie、QUEENなどといった彼らのルーツである曲達が流れてくる会場のBGMを聴きながら、吐きそうな程の緊張感と隣り合わせで恒例のカウントダウンのタイマーを眺めて待っていた。
 

そしてカウントダウンがゼロになり、18時の定刻通り真っ暗になる場内。「ウェルカーム!!!」とロビンの掛け声と同時にあの卵のオブジェから現れた4人。まさにロザーナで歌っているように、殻が割れて現れた魂が解き放たれた瞬間だったのだ。完璧すぎて何も言葉が出なかった。
 

その後ライブでは初披露になった本曲でも泣かずにはいれず、他にもこれぞザイエローモンキーと言えるようなセットリストや演出。何よりもかつての映像で見てきたロビン、エマ、ヒーセ、アニーが本当に帰ってきたような気がして終始涙が止まらなかった。
 

「あの大舞台にもう一度4人で立たないと死ねない」
かつて吉井和哉はこのように語っていたが、4人にあの2日間はどのように写っていたのだろうか。17年前に見たような、でも見たことない景色。綺麗な色で塗り直されて見えていればいいなと思いながら2日間の公演を目の当たりにし、ロザーナを聴きながらビッグエッグと別れを告げたのだった。
 

そんな感傷に浸っているのもつかの間。年末には初の福岡ヤフオクドームで開催の恒例メカラウロコ。さらに来年からは新作の制作に着手とのこと。間違いなく彼らは着実に進んでいる。そしてこれからも私の見たことのない景色を見させてくれるのだろう。
 
 

THE YELLOW MONKEYが続く限り私の人生はバラ色である。

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