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21st CENTURY ROCK BAND

ストレイテナーの結成20周年に寄せて

初めてライブを観たのはもう15年以上前になるだろうか。
あまりに昔の事で既に記憶が曖昧になっているが、初めて観たステージでのインパクトは今でもハッキリと覚えている。
たった二人で、それもベースレスで、これだけ熱量の高いライブが出来るだなんて!と衝撃を受けた。
そのバンドの名は『ストレイテナー』。まだ二人で活動していた時代だ。

当時は所謂青春パンク全盛期でギターロックが隆盛していくのはもうちょっと後のお話。そんなアウェイ感満載のご時世に不愛想でぶっきらぼうな二人組がステージに出てきてただ淡々とロックを鳴らして帰っていく、その様が妙に興味を引いた。
そこから幾度となくライブに足を運ぶようになるのだが、相変わらず斜に構えていてバンド名の由来を初めて知った時には名前に反してだいぶ捻じ曲がってるなぁと思ったものだ。

最近ストレイテナーを知ってライブに足を運び出したって人にはとても想像出来ないだろうが、昔はとにかく尖りまくっていてMCもなければ時にはアンコールもなく、本当にただ演奏だけして帰っていくっていうスタイルでやっており、今でこそ当たり前のようにMCでくだらない話をしてその都度脱線しては軌道修正しているが、ひと昔前にはこんな光景が見れるなんて思いもしなかった。
そんな当時の尖った感じも、今の緩い感じも、どちらも紛れもなくストレイテナーであり、それが20年というバンドのキャリアの長さを感じさせる。

そう、98年に二人で活動を開始したストレイテナーも今年で結成20周年、メジャーデビュー15周年、現在の4人体制になって10周年を迎えようとしている。
バンドにメンバーの脱退や解散はつきものだが、結成当時からメンバーが2人も増え、尚も第一線で精力的に活動し続けているバンドって稀有な存在だなと改めて思う。
変化を恐れずに真摯に音楽と向き合ってきたからこそ、20年という歳月を経てこれだけ多くのリスナーに支持されるバンドへと成長したのだろう。
10月にリリースされたトリビュートアルバム『PAUSE』の参加アーティストのラインナップを見ても、リスナーだけじゃなく様々な世代のバンドからも支持されるバンドである事が窺い知れる。
ストレイテナーこそが自他共に認める『21世紀のロックバンド』であり、これからもシーンを牽引して行く存在である事に疑いの余地はない。

先頃名古屋で行われたツアーファイナルでホリエは『ACIDMANのようなカッコいい仲間と、熱いファンがいてくれて、かけがえのない大切な物を手に入れながらここまで来ることが出来た』と感極まりながら言っていた。

これから先、その『大切な物』はどんどん増えていく事だろう。
自然体でありながら常に最高を更新し続ける孤高のロックバンド『ストレイテナー』。
このバンドの行きつく先にはきっとまだ見ぬ景色が広がっているだろう。

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