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WEAVER “Hello Future”

神戸VARIT.で見た景色

神戸VARIT.のすぐそばの王将で、
ライブが終わってファン仲間で打ち上げして外に出るとき、入れ替わるように来店していた神戸VARIT.の南出店長が

「また来てねー!」

と声をかけてくれたあの日から、

そしてWEAVERのボーカル杉くんが

「またね!何年先になるかはわからへんけど、絶対ここに帰ってきます!そのときはまたライブ観にきてね!」

と言っていたあの日から、
2年ぶりに、やっとこのライブハウスに来ることができた。

この日のライブは当然のことながら即日ソールドアウト。
なぜなら、神戸VARIT.はWEAVERがデビューする前、学生のときからライブをしていた、いわば”聖地”のライブハウスだからだ。

私もなんとかチケットを取ることができ、福岡から神戸へと向かった。
会場は満員。
ボーカルである杉くんがプレイリストを考えるという会場BGMを聴きながら、
今日は何が聴けるのだろう、と胸を高鳴らせる。
会場が暗転し、SEが流れ始め、ワンマンでは
何年かぶりのジャケット姿のWEAVERが登場する。
1曲目はまさかの「心の中まで」。
しかも2017年秋に「A/W」というEPで「心の中まで(Jazztronik Remix)」というアレンジしたver.をリリースしてるにも関わらず、敢えて原曲で、である。イントロを聴いた瞬間懐かしさで胸が熱くなった。

杉くん曰く

「学生時代からライブしてきたライブハウスなので、昔の曲と今の曲の2部構成で
演奏していきたい」

からだそうだ。
その言葉通り、「トキドキセカイ」、「愛のカタチ」、「66番目の汽車に乗って」、「レイス」、「2次元銀河」、「ネバーランド」と、普段のライブでもあまり聴けない曲たちが次々と演奏されていく。
中でも私が一番印象に残っているのは7曲目に演奏された「ネバーランド」だ。

学生時代にWEAVERが「ライブがしたいんです!」といって唯一受け入れてくれたのが神戸VARIT.だったという話はファンの中では有名なことではあるが、

そこでライブをしていたとき、まだブッキングマネージャーだった南出さんによく怒られていたというWEAVER。

「そんなライブするんだったらバンドなんかやめちまえ」

そんな言葉を投げられる日々が続き、

「俺がお前らの曲演奏してやるからよく聴いとけ!」

と、誰もいなくなったVARIT.で南出さんがWEAVERの曲を歌ってくれたこともあったそう。
杉くんは「うっせーなー」と思ってたそうだが(笑)
その思い出の曲が「ネバーランド」だそうだ。
私は久しぶりにライブで聴く「ネバーランド」に涙が止まらなかった。

そこからWEAVERの”今”を表す第2部のオープニングは神戸開港150年の記念テーマソングでもある「海のある街」

この曲が神戸の一大イベントのテーマソングに起用されたことで、軽音部を作ることも許されなかったあの神戸高校で今年講演会をすることができた。
「神戸では自分たちの居場所がないと思っていたが、今年たくさん神戸に来ることができて、最近やっと存在を認めてもらえた気がした」

嬉しそうに話す杉くんを見て、また涙がこみ上げる。

そこから「Shake!Shake!」、「Another World」と今のWEAVERを象徴するダンサブルでエレクトロなナンバーが続いていく。
曲と曲の間を長いinstrumentalで繋いでいくのもWEAVERの十八番である。
そこから「さよならと言わないで」に入ってくると自然と身体がジャンプする。

この日は超満員でWEAVERの姿はあまり見えなかったが、それでも音が聴こえるだけで楽しめる空間がそこにはあった。

「だから僕は僕を手放す」、「くちづけDiamond」、「Free will」と休む暇なく会場を盛り上げていく。

そして本編の最後は「Hello Future」

この大晦日ライブのタイトルを冠したこの曲は、A/Wツアーでアンコールに演奏され、デモ音源(「すぎ308」)として発表されていた。

“派手じゃなくてもいいんだ未来へと
自分サイズのハッピー集めて
胸にしまっていこう”(「Hello Future」)

「未来に希望がもてる曲を作ってきました」といって歌うこの曲が、WEAVERが、私はずっと大好きだと思った。

アンコールでは大晦日ということでジャケット姿から紅白パーカーに着替え、「勝手に紅白歌合戦」と称してメンバーが交互に紅白歌合戦に出演するアーティストの歌をカバーするというレアな演出も。

最後は「Shine」

“笑顔も涙も手にした僕らはそれぞれ世界で一つの光だ”(「Shine」)

会場が一体となって歌うこの空間が私は”世界で一番綺麗な景色”だと思った。

来年もWEAVERから目が離せない一年になりそうだ、と早速あと4時間と経たずに来たる2018年に期待が膨らんだ。
 
 

“Hello Future!”

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