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クウチュウ戦からKoochewsenへ

なぜか気になる4人組バンド

 ライブを本当に一番楽しんでいるのは、きっと彼ら自身だ。間違いない。ライブ中ふと横目に見ると、さっき弾いていたキーボードになぜか乗り上げているKey.ベントラーカオル。さらに反対側サイド、羨ましいくらいサラサラの長い髪をなびかせているBa.西平匠杜。男性さながら美しく、バリバリ弾いている姿にドキッと魅了される。正面はというと、最近はモデルもやっているらしいVo.Gt小林リヨ。クールなのか、キュートなのかそれともファンキーなのか。その人柄と歌い方が非常にクセになる。そして広がりあるサウンドを持て余す、このバンドを支え安定感ばっちりのDr.網走ぱうろ。ライブを見て聴いて、いつまでもこの4人組には飽きないので困る。

 昨年、バンド名が変わった。クウチュウ戦からKoochewsenへ。バンド名もなかなかインパクト大である。そこが好きだし、名前以上にバンドの持つ音楽はかなり異彩を放っている。そして新代田FEVERにて、初めて彼らのライブを見た。終始盛り上がったテンションを止めず、盛りだくさんの曲目をやってくれた。だから今もう全くセトリが思い出せない。それでも聴きたかった二曲をばっちり聴けたのは感激だった。
 

『セクシーホモサピエンス』

 曲名からは全く想像つかない、この曲はPVも凄いというかヤバイ。何より中毒性大なのは、頭から離れない歌に加えメンバーの鳴らすフレーズ全てだ。間奏や繋ぎのフレーズが大切にされているところに、Koochewsenの魅力が大いに詰まっている。
 

『ユートピア』

 まるでビー玉のような透明感と、Koochewsenカラーたっぷりなこの一曲に一目惚れしてしまった。曲始めに鳴るキーボードの連符がとても心地良い。爽快感を保ちながら、Vo.リヨの変幻自在な声が何度も光る。他の曲とは一線を画していると強く感じられる。サビ手前から少し歌詞をたどる。
 

大人になれないまま打ちのめされて
子供に戻れない現実
電車の中 交差点 息苦しい人混みの中
だんだん慣れていく
365days

立ち上がって 手を広げ 飛び立とう
みんな同じ空の下 世界が繋がる
目に映る全て 嘘っぱちでも
君が微笑めば優しい光がこぼれて歌になるのさ
 

 「優しい気持ちで作りました」とVo.Gtリヨがライブで話していたのを思い出した。そう、この曲は優しさで作られたのだ。だから素直に置かれた言葉の一つずつと、音の重なりについ泣きそうになる。ゆったりとした流れに乗って、炭酸水のように弾けてゆくメロディーが輝く。忙しい日々にそっと背中を押してくれるような、笑って見ていてくれるような。こんなに温かい音楽があったなんて。ずっと聴いていたくなるライブはあっという間に終わってしまう。
 Koochewsenの温かさは音楽だけじゃない。終演後すぐ物販に駆けつけてくれるメンバーに、最後まで挨拶を忘れない手厚さを感じる。きっとその姿勢はずっと変わっていないのだろう。だからこそ、音楽の芯が本当に強いのだとよく分かる。素敵なバンドに出会えて良かった!!何度でも出会いたくなるバンドです、Koochewsen。

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