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2017年3月27日

こぞう (35歳)
30
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4月を目前にして

ONE OK ROCK~Ambitions~に寄せて

2年ぶりに、書店にONE OK ROCKの雑誌が出そろった冬。
 

「世界基準」
「アメリカ」
「ロックの新境地」
「切り拓く」
「進化」
「闘う」
「挑戦する」
「夢をかなえること、追いかけること」
「絆」

最新アルバム『Ambitions』がリリースされ、
雑誌をはじめとするたくさんのインタビューでよく見かけたキーワードだ。
どれも今の彼等を表現するにふさわしいと思う。

でも私にとってONE OK ROCKは、ただただシンプルに“今の私が一番聴きたいロック”でしかない。

どこにいこうが、方向性が変わろうが違和感なく聴いている。
それは私が彼らに全幅の信頼を置いており、常に“今”を切り取ったロックを聴かせてくれ、そしてライブで“魅せて”くれることに何の不安もないからだ。

『Ambitions』はイントロの時点で、もうすでにこれまでのアルバムとは全く違う雰囲気ということがわかる。
そこからは怒涛のように、Takaのボーカルを全面に押し出した、でもこれまで聴いたことがない様々な表情の曲が続く。

最後まで聞いて素直に、「よくここまで作ったな~」と思った。
こうきたか、という気持ちと、ライブでどうやってアレンジするんだろ?の期待感。
きっとこのアルバムはライブに行ってこそ、また一段と深みを増すんだろうなと思う。
(これを書いている時点ではまだツアー参戦前)

これまで聴いてきた延長上の曲はほぼなくて、新しい顔ぶれの曲たち。
Takaのボーカルが全面に出たことで、シンプルに押さえ、控えめな演奏になった楽器隊。
そしてコラボ楽曲。相手の持ち味がうまく楽曲になじみ、昇華されている。
Taka以外のボーカルの箇所ではドキドキしながら、
そしてまたTakaに戻った時の安心感。安定感。

どんなに曲やプロデュースが変わろうが、曲が持つ勢いや強さ、根っこにあるTakaの歌声はずっと変わらない。
とにかくストレートにまっすぐ届く。
唯一のバラードである「Listen」を最初にヘッドホンで聴いた時は朝の通勤電車だったんだけど、すっかり持ってかれてしまっていた。

Takaの声を最大の武器にした本作だけど、なんで「今」のタイミングなのかすんなり落ちてきたし、そしてそこを全力で信頼している他メンバーの気持ちも伝わってきた。いつも斬新な提案なんだけど、ちゃんと正解を出してくるんだよなあ。

そして何より本作では日本語詞と英語詞が自然にまじっているところ。
さきほどのコラボ楽曲を聴いた時のように、日本語詞が出てきたときの安心感と、日本語詞の響きに意味を持ってかれる。
日本語が持つ美しさと奥行きを、自在に操るTakaならでは。
海外公演でも、日本語で大合唱だろう。

そしてボーナストラック(日本語版のみ収録)の可愛らしさ。
おまけのクオリティじゃないよこれ。
ちゃんと曲で聴きたい!と、きっと誰もが思ってしまうイタズラっぽいところは変わらずだ。

新しいことや誰もやったことないことに挑んでいく彼等。
いつも驚かされるけど、でもすぐに納得させられてしまう説得力。
でもきっと彼等は、只々音楽が、ロックが、ライブが大好きで、
好きなことを追究していったら今に至っているだけなんだろう。
その、先手ばかり打ってくる男子4名ならではの素直な強さと眩しさに、私は今一番惹かれているんだと思う。

発売されてからほぼ毎日聴いていている今、当初のみぞみぞ感は薄れもうすっかり馴染み、新しいワンオクの1枚としてしっかり存在している。

たくさんの希望と、ちょっとの不安が詰まった、まるで「春」のようなアルバム。
ライブにいくと、きっと一気に夏になるんだろうな。

このアルバムの持つイメージカラーの黄色は、「希望」という意味も込めているとか。
なんだか4月を前にしたこの時期にして、すごくしっくりときた。

日本全国新しくなる4月、幕張と横アリ参戦予定なので、とくと魅せてもらおうかと。
桜も咲くよ?
心から楽しみに待ってる。

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