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BUMPのいる今を生きられることの尊さ

もうすぐ22周年を迎える彼らへの感謝を込めて

ここ最近の間に、私たちは私たちに多大なる影響を与えてくれた偉大なアーティストたちの引退、解散、卒業のニュースを多く目の当たりにしている。
それほどファンでない私でも寂しく思っているくらいなのだから、ファンの方々の思いは計り知れない。
 

しかし私は1年前まで、これらは自分の大好きなバンド・BUMP OF CHICKENには無関係の話だと、他人事のように思っていた。
彼らが解散したり、彼らの音楽を聴けなくなったりする日のことなんて1度たりとも想像したことがなかった。彼らが存続している事を当たり前のように思っていたのである。
 

その認識が変わったのは、彼らの楽曲「リボン」を聴いた時だった。
 
 

BUMPは2年前の2016年2月11日に結成20周年を迎えた。
当日には20周年記念ライブが開催され、さらにそれを映像作品化してくれた。

「リボン」は20周年イヤーが終わる最後の日2017年2月10日に、1曲だけのスタジオライブとして演奏する姿を生中継し、初披露された楽曲だ。大好きなバンドの記念すべき瞬間を、一緒に祝うことが出来る喜びはとてつもなく大きい。なんてリスナー想いなのだろうか、と感動したことを今でもはっきりと覚えている。
 

この楽曲には、彼らの他の楽曲を連想させるような単語がたくさん登場する。これまでバンドを続けてきた4人のことを歌った彼ら自身の曲だ。
歌詞の1節にこんな言葉がある。

「僕らを結ぶリボンは解けないわけじゃない 結んできたんだ」
 

これを聴いたときに、私はハッとした。彼らはただ音楽を鳴らして20年経っていたのではなく、自分たちの強い意志を持ってここまでバンドを続けきたのだと、この時初めて気づいたのである。

BUMPのメンバーは幼稚園からの友達で、今も非常に仲が良い。だから今まで私は、彼らが4人でバンドを20年も続けてきたことを、特別すごいことだとは思っていなかった。けれどこの歌詞を聴いて、音楽を生業とし友人関係だけではなくなった彼らが20年も誰1人欠ける事なくずっと音楽を届け続けてくれる事が、並大抵ではないと思い知った。
 

きっと衝突したり、壁にぶつかったり、自分たちの想いだけではどうにもならないことが増えたりと、私たちの想像を超えるような大変さが数えきれないほどにあっただろう。それでも、彼らは解けたリボンを何度も何度も結んで、今もなお結成時から変わらないメンバーで変わらない信念を歌い続けてくれる。
 

有難くて仕方がない。感謝を伝えても伝えきれない。
まさに、
「本当のありがとうは ありがとうじゃ足りないんだ」(supernova)
という歌詞の通りだ。
 
 

自分の好きな音楽とその音楽を作ってくれて演奏してくれるアーティストに会いにいける事や、生演奏を聴けること、ラジオや雑誌やライブ会場で感謝を伝えられる事は、なんと尊いことだろうか。

音楽は一生残るものだが、それを作り、歌い、演奏するアーティストやバンドがいなくなったら、もう2度と生で味わう事はできなくなる。新曲に胸を踊らせる事もなくなる。

音楽を好きになった時に、すでにそのアーティストがいない場合もそうだ。
だから、今自分が好きな音楽を奏でる人たちと同じ時代を生きていられる事は、奇跡だ。
 

私は彼らのライブに行くたびに、「彼らがいるこの時代に生きることができて、本当によかった。」「彼らが生きていてくれてよかった。」と思う。
 
 

2月11日で、彼らは結成22周年目を迎える。

もしも、いつか何らかの理由で終わりが来たら、、、

その時はもちろん悲しいが、彼らの意見を尊重するつもりだ。なぜなら、彼らはいつも新しいこと今までやってこなかったことをする時に、これでもかと思うくらい丁寧に私達リスナーにそうなった経緯、彼らの意志を伝えてくれるからだ。彼らとリスナーの間には、深い深い絆がある。信頼関係がある。
 

けれども今、彼らは「これからも音楽を続けていく」と言ってくれる。
だから私は、彼らのいる時代を共に生きられる喜びを噛み締めながら、聴ける間にたくさん彼らの音楽を聴いて、たくさんライブに行こうと思う。
 

ちなみにこれを書いているのは、BUMPの全国ツアー福岡公演が延期になった日だ。
私も参加予定だったので残念ではあるが、「命があってよかった、生きていてくれてよかった」と心の底から思っている。

だからどうか心を痛めずにゆっくり休んで、元気になってほしい。
いつもいつも本当にありがとう、BUMP OF CHICKEN。

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