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CHAIが生む新しいスタンダード

軽やかにぶっ壊すからかっこいい

年を重ねれば重ねるほど現状維持を望む。

今ある価値観や基準はそのままがいい。

『そのまま』が平和だ。

社会、組織に入るとルールや基準を変えること、改革することがいかに難しいことなのかとこれでもかと思い知らされる。

だから、今のまま、そのままでいることが一番平和で平穏だということに気付き、『改革をしよう!』なんて気がしなくなる。

大体の人はそうなんじゃないかな。

まあ、とりあえず僕は『そっちより』であり、何かを変えよう!改革しよう!と声高らかに必死に活動している人を見ると興ざめしたりもする。
 

だから、モテたければ何となくファッション雑誌の格好を真似してみたり、何となく流行の音楽を聞いたりして、『基準』・『流行』というレールに必死に乗っかり、何となく無難なライフスタイルをつくる。
 

その『基準』・『流行』は時間と共に変化する。その変化に敏感な人たちが『最先端』であったりするのだろう。
 

しかし彼女らは、そんな時間の流れに乗ることだけに必死である僕らをよそ目に、その上流から流れを変えようとし、そして、ぶち壊していく。
 
 

『かわいい』の基準は一つじゃない。
『コンプレックス』は『コンプレックス』じゃない。新しい『基準』だ。
 
 

そんな信念を音楽にぶつける。
 
 

そのパワーを込めた音楽は、ロックであり、パンクであり、ヒップホップであり、ファンクであり、エレクトロである。

いや、そんなカテゴライズはきっとされたくないんだろうな。
 

『sayonara complex』はそんな彼女らの『変えてやる!』という強い信念とはかけ離れ、軽いスネアと簡単なギターの単音フレーズとコーラスで作られた透明感のある空気にキャッチーなメロディが乗る心地よい楽曲だ。

PVではその空気感とマッチした情景と彼女らが映る。
 

その彼女からは『改革しよう!』なんていう必死感や使命感は1ミリも感じられない。

浮遊間のあるメロディーと曲、無邪気(そう)な彼女らがそこにはいるだけだ。
 
 

結局、『改革する』ことや『流れにただ乗っかる』ことに僕たちは必死だっただけなのだろう。

それがいかに『ブス』で『格好悪かった』か。
 
 

まだまだ20代である若い彼女らが、そんな必死である僕らをよそ目に今日も平然な顔で価値観をぶっ壊していく。
 

その行動こそが、真の『かっこいい』であり、『かわいい』なんだろう。
 
 

だからさ、そこの必死な革命者や必死に流行追っている人も、騙されたと思ってCHAIのPV見てよ。

きっとかわいいって思うから。
 

え?タイプじゃないって?
 

そうなんだ、じゃあもう乗り遅れてるね。
 

だって、『かわいい』の基準はもう変わり始めてるから。

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