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2017年4月3日

わかな (20歳)
21
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声の届く距離で

Mr.Children,ヒカリノアトリエで虹の絵を描く

これは、”Mr.Children Hall Tour 2017 ヒカリノアトリエ”の3月23日に行われたNHK公演の感想です。しかし現在も絶賛開催中のツアーですので、ネタバレは一切なしに、私からMr.Childrenへのファンレターという形で綴ろうと思います。
 

「私は今大学2年生で、皆さんのライブに参加するのは、昨年のap bank fesを含めると5度目になります。そのなかでも、今回は前から2列目の席という、皆さんから3mも離れていないのではと思う程に今までで一番近い距離で、この事実を知った時は腰が抜けて立ち上がれなくなりました。(本当ですよ笑)

私は、中学3年生のときに、皆さんのことが大好きになりました。
何故桜井さんという人は、私の悩みがこんなにもわかるのだろう?この人は心の中が見えるエスパーなのかな?なんて、自分でも気づかないように蓋をしていたこころの声を代弁してくれるミスチルの存在が心強くて。
名もなき詩の《自分らしさの檻の中で もがいているのなら誰だってそう 僕だってそうなんだ》のワンフレーズを聞いたとき、こんな情けない悩みを抱えているのは私だけだと思い込み、誰にも相談できず雁字搦めになっていた私の気持ちに、初めて味方が出来たような、このもやもやを抱えていることを許してもらったような、暖かな気持ちになったんです。

私にとってミスチルはかっこいい綺麗事を歌うバンドではなく、嫉妬もやり切れなさも、変わりたいと思いながらも変われない、小さな自分も、歌の中で消し去ろうとしません。そんな私たちが抱える、普遍的で等身大のいやらしさ、ずるさ、不器用さを決して葬ろうとせずに、その迷いをこれから一生切り離せなくても、一緒に光の射す方へ行こうよと唄ってくれる、どこまでも暖かなロックバンドだと思います。
この世界の《すべてはフェイク》と嘆きながらも、《そのすべて真実》とありのままに誠実に受け入れ、次の足音を踏み鳴らそう。
《十字路に出くわすたび迷いもするだろうけど 》、《胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように いつも今日だって僕らは動いてる》んだから。
私はそんなMr.Childrenの作り出す世界が大好きで、何より信頼しています。

Mr.Childrenを好きになったその日から、私は皆さんから幸せしかもらっていません。
何度も何度も、皆さんの音楽に背中を押してもらうたびに、ありがとうって心の中で呟いていました。でも、私は皆さんから浴びるような幸せを一方的に頂き、一方的に支えられていたのです。25年間の音楽人生を走り抜け、国民的ロックバンドと言われる皆さんは、ウォークマンから流れてきて、いつも私を励ましてくれる皆さんは、ライブ映像の中の幸福そうな笑顔でいる皆さんは、ちっぽけな私の言葉など届きようがない遠い場所にいました。
だから、今日は(もう昨日ですね.)前から2列目という、皆さんに自分の声を届かせられる距離にいられることが、嬉しくてたまりませんでした。
最後の曲が終わって、皆さんが幕に消えてゆこうとするときに、ありがとうと叫びましたが、私の声は小さい方なので、聞こえなかったかもしれません。だから、もう一度言わせてください。

受験に連続で失敗し自分が進んで来た道を信じられなくなって、第1志望の大学入試日前日に心が折れかけていた私に、《誰の真似もすんな、きみはきみでいい》と歌いかけてくれて、ありがとう。

自分の腑甲斐なさに落ち込んで、どうして周りの人みたいにうまく立ち回れないのだろうと落ち込んでいたときに、《腑甲斐ない自分に銃口を突きつけろ、当たり障りない道を選ぶくらいなら 全部放り出してコンプレックスさえもいわばモチベーション》と、私の臆病を蹴飛ばしてくれて、ありがとう。

5年間半同居していた祖母が亡くなった1年後、もう自分が死ぬまで祖母には会えない事実に打ちのめされ涙さえ流せなかった私に、《もう二度とその温もりにその優しさに触れないとしても いつまでも消えない愛がひとつあるの それで強くいられる》と歌いかけてくれてありがとう。

いつも、音楽で守ってくれてありがとう。

ずっとずっと、私が生まれる前からも、音楽を続けてくださって、ありがとう。

いつもファンのことを大事にしてくれて、ありがとう。

本当に、ありがとうばかりです。
ずっとずっと大好きだったし、これからも、ずっとずっと大好きなんです。

だから、いつまでも元気でいてください。
私も皆さんの音楽をお守りにして、これからも頑張ります。
この暖かさに満ちた時間が終わった後、私はいつもの日常に帰っていきます。そのとき、いつだって前向きでありたいけど、そういられない時は絶対にある、それももう分かっています。でも、苦しくて胸がつかえて顔を上げられない自分がいたとしても、《ただじゃ転びやしませんぜ 非常事態ってやつも歓迎です 》ってしぶとく立ち上がる私も絶対にいる、それも知っています。そういう時、私にそのことを思い出させてくれるのが、皆さんの音楽です。《迷いや悩みなど 一生消えぬものと思えたなら僕らはスーパーマン》。もう皆さんの音楽を知らずに、一人で堂々巡りに悩み、迷宮にさまよっていたころの私には戻りません。
桜井さんがライブ終わりにいつも私たちに言ってくれるように、またハッピーを持ち寄って皆さんに会いに行きます。
私今日、胸いっぱいに幸せでした。」

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