1513 件掲載中 月間賞発表 毎月10日
この数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。

心に響く音楽

SUPER BEAVERと僕の人生

8年前僕が高校1年生になった頃SUPER BEAVERというバンドに初めて出会った。
つい先日まで中学生として学校に通い、友達も多くもなく少なくもなくといったごく普通の生活を送っていた僕だが、唯一つ他の人とは違う生活をしていた。
それが音楽であった。二つ上の兄からの影響でロックバンドにはまっていたのだ
ロックバンドを聞く友達もいなく、その気持ちを共感されない事がなぜか恥ずかしくなってバンドが好きだなど言えないまま、周りの好きなものに自分を合わせていた記憶がある。
友達がカードゲームやゲームセンターなどに行きお金を使っていた中、僕はお小遣いを貯め毎月欲しいCDを一枚買うのが唯一の楽しみであった。
みんなに合わせる為にカードゲームなども買わなくてはいけなかったので、月に一枚買うのが限界だったのだ。
ライブに行くのも兄と二人で地元のライブハウスによく足を運んでいた。

そんな自分が高校に入学し、電車に乗り東京のライブに行くことを親から許され、初めて行ったのが下北沢で行われたとあるインディーズバンドのライブだった。
その時の対バンとして出演していたのがSUPER BEAVERだったのだ。
名前すら聞いたことなかったバンドだったが、その初めて聴く曲、MCでの言葉の一つ一つがまだ若く純粋無垢な僕の心に響いたのだ。
あっという間にはまってアルバイトをしすべてのCDを購入した。
SUPER BEAVERの曲そしてVo.渋谷龍太の言葉はどれも、バンドとそして聴いているあなたとの繋がりを大切にしていているように感じる。
すごく当たり前のことを、当たり前だからこそ口に出して伝えなくちゃいけない。それは必然性や義務感に近いものを感じる。
だが意外と人々はその当たり前のことをきちんと口に出して、そして想いを乗せて伝えきれている人は少ないと思う。
ましてや口に出したとしても相手にちゃんとその想いをすべて伝えられている人なんてさらに少ないと思う。
だがSUPER BEAVERの曲たちはストレートにそしてしっかりと自分たちの想いをその曲に乗せて、今聞いているそこのあなたへと想いをぶつけてきてくれる。
まだ高校生で堅苦しいこと、学校での説教や親の言うことなんて耳を傾けようともしないそんな自分の心にも響いたのだ。
SUPER BEAVERがストレートな想いで伝えてくれたからこそ言葉の大切さや伝えることの大切さ難しさを知れたのだ。今、その時にしか伝えられない事というのがあると思った。
そのライブ以降、親の言うことや、たくさんの説教など自分に伝えてくれるものにはとりあえず耳を傾けてみるというのをモットーにしている。
世の中には自分勝手で理不尽極まりないことがたくさんあるが、相手の言葉をちゃんと聞き、相手の伝えたいことを理解することを心がけている。
 
 

音楽というものをただ聴き、感じるということは実は難しいと思う。
僕はいつも音楽を聴きながら同時に色々なことを考えてしまう。
想像し心の中で自分と対話したり、ある思い出を思い出したり
それはその聴く音楽によって想像したり考えたりすることは違ってくる。それが音楽の面白さだと思っている。
例えば中学生の頃、彼女と別れた時に聴いていた曲などは今でもその曲を聴くとその彼女との思い出が頭に浮かんだりする。
別れた時の悲しみ、楽しかった思い出など事細かに、思い出だけではなくその時の感情すらも思い出させてくれる。
その曲自体に思い出が組み込まれているような感覚になる。
それは素晴らしいことだとは思うが、だからこそなかなかその曲に向かい合い真剣にただ聴くということが難しくなってしまう。
だがSUPER BEAVERの曲はその真っ直ぐな想いから、他の雑念なく曲に向かい合わせてくれる。
それはライブハウスでも同じで、曲を真剣に聴きすぎて気がついたらいつの間にかライブが終わっているという事がある。
真剣に向かい終わった時、その曲をどんな想いで作ったか何を伝えたいか、アーティストの気持ちを考えさせられる。そして色々な感情が出てきたり、自分の考え方が変わったり、また一つ自分を成長させてくれるようなそんな気がする。
 

そしてそんな彼らは4月30日に武道館でライブを行う。
武道館という大舞台で、会場に足を運んでくれた人たち、残念ながら来れなかった人たち、そんなたくさんの人に向かってメンバー全員がその想いをきちんと言葉に出し音楽というものに感情を乗せてしっかりと伝えてくれるだろう。
その時また、どんな風に僕自身が成長できるのか楽しみである。
下北沢の小さなライブハウスで出会ったあの日から武道館までそしてこれから先のまだ見ぬ未来まで僕はSUPER BEAVERと一緒に、大人になり成長していくだろう。

  • 投稿作品の情報を、当該著作者の同意なくして転載する行為は著作権侵害にあたります。著作権侵害は犯罪です。
  • 利用規約を必ずご確認ください。
  • ハートの数字はTwitterやFacebookでのリツイート・いいねなどの反応数を合算して算出しています。
音楽について書きたい、読みたい