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優しい音楽

KANA-BOONメジャーデビュー5周年を記念して

KANA-BOONのGO!GO!5周年!ごっつ豪華な5シーズンと銘打たれたメジャーデビュー5周年を記念した5リリース企画の第1弾となるKBB vol.1が発売された。

KANA-BOONのシングル曲はこの上なくキャッチーで1度聴いただけでぐっと惹き込む力があるのが特徴であり魅力だと思う。今作に収録されているのはその魅力に欠けるからA面を飾れずB面となった曲たち、ということではない。A面を飾ってきた曲たちに負けず劣らずのポップさ、そして鮪さんのワードセンスがより一層光る歌詞。KANA-BOONの魅力が詰まっている。詰まりすぎて溢れているからB面なのかもしれない。

今作に収録されている曲以外にもB面の曲はたくさんあるが、B面の中の優等生が揃ったといった具合で、ほぼ全部既存の曲なのに満足感が半端ではない。不安や葛藤、失恋などマイナスイメージなことをテーマとしている曲が多いが、聴いたら絶望感に満ちてしまった!なんてことはない。A面の曲たちよりも人間らしさを感じられるし、聴いていて生きている心地がする。ポップでキャッチーな音楽をつくるKANA-BOONだから出来ることである。そのポップさのおかげで前を向こうと思える。知らず知らずのうちに人の心を動かしている、しかもいい方向に。とんでもないバンドだ。
そして新曲Flame。炎の名の通り、音も言葉も燃え上がっている。私はこういう人間の汚さをテーマとした曲が好きだ。戦争を思わせるサウンドのように感じたが歌詞は現代のことを言っている。今も昔も人間は愚かで弱い生き物だなあと感じた。そんな汚い心を浄化してくれた、さくらのうた(acoustic version)。え?ほんとにKANA-BOON?わたしの知ってるKANA-BOONは超速いBPMのギターロックなんですけど?と若干戸惑った。儚くやわらかな春の日差しを思わせるサウンドと切ない歌詞、胸を締め付けるような鮪さんの歌声。原曲ももちろん好きだけど、このアレンジがこの曲の良さを何倍にもしてくれた。そしてKANA-BOONの新しい魅力を聴かせてくれた。新しいとは言ってもずっと彼らの音楽の根底にある優しさを全面的に押し出しただけだが。KANA-BOONはアコースティックも向いている、ものすごく向いている、断言しよう。だって彼らはとても優しい。さくらのうた(acoustic version)はKANA-BOONが温かく優しいバンドであることを再確認させてくれた。

冒頭でも触れたように今年はKANA-BOONメジャーデビュー5周年の記念の年だ。この5年間紆余曲折色々なことがあっただろう、時には心が折れそうなほど辛いことも。しかし彼らは立ちはだかる壁の乗り越え方を知っている。それは昨年立証された。ファンの皆様にとっては周知の事実だろう。だから何の心配もいらない、期待だけでいい。今まで培ってきたことの全てをこれからの活動にぶつけてほしいと思う。私は彼らの音楽に、そうつまりは優しさに幾度となく助けられてきた。5リリース、5イベントが企画された盛り沢山な2018年はきっと彼らの優しさに溢れた素敵な年になるだろう。私自身も去年より優しい人間になれるだろうか、KANA-BOON次第だ、なんてね。たくさんの力と楽しみをくれる彼らの優しさに感謝して明日からも生きていこうと思う。

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