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出会えたこと、再び出会えたことへの感謝

BUMP OF CHICKENが示してくれる方位磁石

私がBUMP OF CHICKENの音楽と最初に出会ったのは、高校3年生17歳の春。

片思いしていたクラスの男の子との会話の中で「俺BUMPが好きなんだ」と知った。当時の私は"天体観測"しか知らなかった。その日の帰り道に急いでレンタルショップに寄り、当時発売されていたアルバム全てを借りて家に帰ったことを今でもはっきりと覚えている。
FLAME VEIN
THE LIVING DEAD
jupiter
今のように携帯ですぐに音楽をDLではなく、CDをMDに録音して聴いていた学生時代。
アルバム曲の全てを録音し、その日から家や通学時間の毎日をBUMP OF CHICKENの音楽と共に過ごした。

そもそものきっかけは好きな人の好きな音楽。会話のきっかけになれたら、もっと話せるようになりたい、という思いで聴き始めた。

しかしそんな単純な思いはすぐに消え去った。

物語を読んでいるかのような歌詞。
君はそのままでいいんだよ、大丈夫だ、と勇気づけてくれる歌詞。
そっと後ろから背中を押してくれる歌詞。
メロディーから伝わる安心感と勇気と優しさ。

純粋にBUMP OF CHICKENの音楽に魅了されていった。

私は専門分野の勉強がしたくて、普通科の高校には進まなかった。
男子校と呼ぶ方が相応しい環境で高校生活の3年間を過ごした。
数少ない女子生徒の中で友達と呼べる程の友達もできず、思い描いていた高校生活とは程遠い毎日を送っていた。

"迷いながら 間違いながら 歩いていく その姿が正しいんだ
君が立つ 地面は ホラ 360度 全て 道なんだ

迷った日も 間違った日も
ライトは君を照らしていたんだ
君が立つ 地面は ホラ 365日いつだって"
[Stage of the ground]

自分で選んだ進路とはいえ、毎日が辛い、辞めたい、なんでこんな高校生活なんだ、とマイナスにばかり捉えていた気持ちが何故か軽くなった。

夏になり"ユグドラシル"が発売された。
私はそのアルバムからもまた心を動かされることになる。

"それは 孤独という名の 重い鎖だったのです
自ら上手に 体に巻き付けたんです"
[Title of mine]

まさに自分のことだと思った。自分自身で状況を悪く捉えていることで、周りからも孤立する。自分から殻を破ることによって、周りとの環境も変えることができる。

あれだけ居心地の悪かった教室も苦じゃなくなった。クラスの中に話せる人もでき、笑うことができる毎日。学校に行くのが楽しい、ここに来てよかったと思えるようにまでなり、無事高校を卒業することができた。そう思うことが出来たのもBUMP OF CHICKENのおかげだ。

よく、"CDが擦り切れるかと思うほど〇〇のCDを聴いていた"と聞くことがある。
まさに私も、BUMP OF CHICKENのCDやMDはそれ程聴いていた。

しかし高校を卒業してから大学、就職と進み、だんだんとBUMP OF CHICKENの音楽と過ごす時間が減っていった。
何か理由があった訳では無い、嫌いになった訳でもない。
恥ずかしい話"花の名"以降の曲を聴いていなかった。

年月が経ち、あれは一昨年2016年。

私はこの頃転職活動が思うようにいかず、後悔や焦りの日々を送っていた。

TVのCMから聞き慣れていた、心地いい声をよく耳にするようになった。
"きっとBUMPの曲だ…懐かしいな、久しぶりに聴きたい"

気になる音楽はすぐに携帯でDLできる便利な時代になった。
最新曲の"リボン"から順に聴き始めていく。アルバムもButterfliesから聴き始めた。曲をDLする手が止まらなかった。初めて聴くのにどの曲もすとんと胸に落ちてくる。

"〇×△どれかなんて 皆と比べてどうかなんて
確かめる間も無い程 生きるのは最高だ

大丈夫だ この光の始まりには 君がいる"
[ray]

"震える足でも進めるように
自動的に空が転がるように
次々襲いくる普通の日々 飲み込まれないでどうにか繋いでいけるように"
[トーチ]

どうしてBUMP OF CHICKENの音楽は、こうも欲しかった言葉をストレートに届けてくれるのだろうか。立ち止まってしまったときの方位磁石となってくれるのだろうか。
またしても私は高校時代同様、気持ちの捉え方を前に進む力をBUMP OF CHICKENから教わった。そして無事転職先を決めることができた。

今回のPATHFINDERツアー、大阪城ホールとさいたまスーパーアリーナに参戦した。私にとって初めてのBUMP OF CHICKENのライブ参戦となった。

さいたま2日目で聴いた"花の名"で私は涙が止まらなかった。
"生きる力を借りたから"
生きる力を借りているのは、いつも私の方だ。
いつだってBUMP OF CHICKENの音楽は私に前へ進むための力を与えてくれる。

あれ程好きだったのに何故離れてしまったのか、ずっと聴き続けていればと後悔したこともあった。
しかし、またこうしてBUMP OF CHICKENの音楽と再び出会えたことへの感謝の気持ちが大きい。

私はもう迷わない、強くなれる。
これからもBUMP OF CHICKENの存在と音楽があれば大丈夫だと、胸を張って言える。

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