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メジャーデビュー5周年を記念して

私にとってのKANA-BOONとの5年間

彼らを知ったのはついこないだのように感じる。
実際には今年で5年目になるのだが。
 

私と彼らの出会いは偶然だった。
その頃仲が良かった友人が某5人組バンドが好きだった。学校に行くたびにそのバンドの話を聞いていた。私は正直少しばかりうんざりしていた。分かってるよ、そのバンド大好きなんだね。と軽く笑って遇らっても毎日毎日そのバンドの話ばかり。
それ以外の話題はないのかと思っていた。
そんな彼女を疎ましく思う反面、私は彼女が羨ましかった。きっとうんざりしていた中にも彼女に対する羨ましさへの嫉妬もあったのだろう。
そのバンドの話をする彼女の笑顔は輝いていた。
 
 

自分が好きな音楽を見つけたら私もその音楽をその子に押し付けてやろう、と半分彼女への当てつけのようにYouTubeで色んな曲を聴き漁っていた。
その時だった。 たまたまおかしな動画が流れてきた。
なんだこれ? チャーハンを炒める動画? MVを探してるというのになんでこんなものが、と思いながら人差し指でスワイプをしてその動画を消した。
また数日後に同じ動画が流れてきた。またこれか、と思い、動画を消そうとしたその瞬間、パッと赤いギターが映った。–––––なんだバンドのMVだったのか。
そこからはもう夢中だった。独特な声に加えて、キャッチーで頭に残る繰り返される歌詞。そして個性的なビジュアル。 全てに惹かれた。ボーカルは女の人、と思っていたが。広く浅くしか音楽を聞かないの私の考えがガラッと変わった。2013年の8月の暑い日だった。
そこからKANA-BOONの音楽はずっと私の側にいた。
 
 

私の彼らを生で見る初めてのライブは2016年にインテックス大阪で行われたワンマンライブだった。
チケットの意味もあまり分かっておらず、あたふたしていた。
もともとの整理番号から大幅に遅れて入った会場はなんだか緊張した。 みんなが少し高揚してるように感じた。
1番前のブロックでメンバーがよく見えた。ベースのめしださん側の端っこの方で背伸びをしながらその4人の姿を目に焼き付けていた。
圧巻だった。 こんなにも力強い音が出るのか、と。
やはり画面を通して聞く音とは比べ物にはならない。
 
 

このライブを見てから私は図々しくなった。
 

このライブを見てもっと大きくなってほしい、もっと大きなステージで演奏してほしい、と思うと同時にすごく遠い、と感じた。 売れれば売れるほど彼らを遠くに感じた。もともと近くにいないことは分かっていたが、それはあまりにも遠すぎた。手の届く距離に来て欲しいとさえ思った。
私はライブハウスの時代から彼らのファンだったわけではない。廃盤のCDも持っていない。ただほんの少し、世間の流行より彼らを知るのが早かっただけ、ただそれだけだった。
だから2017年上半期、あの報道が取り上げられた時は
無論悲しかった。 悲しかったが少し違和感を感じていた。——もしかしたら大阪に戻って来てくれるのではないか、少ないキャパ、小さい箱でライブをしてくれるのではないか。手の届きそうな所にまた戻って来てくれるのではないか。
 

私は自分を嫌悪した。彼らはそんなことを望んでいない。このような考え方をしてしまう自分が嫌だった。
完璧に矛盾した考えだった。矛盾していたが私は彼らを、彼らの音楽を間違いなく愛していた。彼らの作り出す曲、紡ぎ出される言葉、滲み出る人柄。全てを愛していた。
昨年のワンマン、バイバイハローツアー。
Zepp Osaka Baysideで行われたが、私は泣かなかった。
感動、よりも期待の方が膨らんでいった。 NAMiDAの全ての楽曲がアルバムで聴いた時よりも何倍もパワーアップしていた。
彼らは前へ前へ進んでいるだけで遠くになど行っていなかった。私達も一緒に連れて行ってくれていたのだ。
 

そして今年、2018年。
KANA-BOONのGO!GO!5周年!と題された、アニーバーサリー企画がこの1年を通じて行われる。
Season1は彼らの”家”とも言える大阪の三国ヶ丘FUZZというライブハウスでライブが行われる。

彼らは何を思ってライブをしてくれるのだろうか。
そこは本人達に聞かないと分からないが、きっと、前を向き全身全霊でライブをしてくれるはずだ。
彼らの原点でライブが見れる事を本当に幸せだと思っている。素敵なライブになること間違いなしだ。
また今年も例年と同じく、煮詰まるようなスケジュールの中で彼は全速力でかけぬけて行くのだろう。
きっと彼らならなんだって出来るはずだ。 なんだって私達の”ナンバーワンのヒーロー”なんだから。
 

今年もKANA-BOONの活躍を観れることを幸せに思う。
 
 
 

私はKANA-BOONが1番大好きだ。
そういえばしばらく会っていないあの頃嫉妬していた友人に今度大声で言ってやろう。

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