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背中を押してくれるのはAmelieだから

渋谷 CLUB QUATTRO 二度目のワンマンを見て

3月11日私は東京にいた。夜行バスで約15時間。夜行バスでの移動に慣れているため、そこまで苦ではないが、やはり疲れる。

この日就職活動中の私は、企業の合同説明会に参加するため、そしてAmelieのワンマンを見届けるため、東京に来ていた。(どちらがメインイベントかは置いておこう)

合同説明会は、興味のある企業の説明を聞き、とても為になるものではあったが、慣れない土地で一人、話し相手もおらず、慣れないパンプスで歩き回り、心身ともに疲れきっていた。

合同説明会が終わり、電車に乗り込んだ。向かう先は渋谷CLUB QUATTRO。渋谷駅に着いた頃にはもう開場時間は過ぎており、少し焦りながら会場まで急いだ。

会場に着き、ロッカーに荷物を預け、フロア内へと入る。間に合ったことに安堵し開演を待った。

18時過ぎ、定刻を少し過ぎた頃に照明が暗くなり、フロアから歓声が上がった。そしてSEがかかると自然と手拍子が始まった。

ステージが光に包まれ、メンバーが登場してくる。ものすごく眩しかった。照明のせいだけではない。バンドとして成長し、更にかっこよくなったAmelieが本当に眩しかった。
 

昨年の5月。Amelieは同じ渋谷CLUB QUATTROでワンマンを行った。その時も私は行き、最高のライブを見届けた。しかし、その日のチケットはソールドアウトしておらず、今日のワンマンはリベンジなのである。
 

同じステージに立つ同じ4人。しかし、何かが違うような気がした。本当に、心の底から、ただ単純にかっこいいと思った。
 

心身ともに疲れきっていたはずの私ではあるが、パンプスで歩き回った足の痛みも忘れ、ステージ上で輝くAmelieの4人に釘付けになっていた。
まだメンバーが登場してきただけにも関わらず、なにか込み上げるものがあり、涙が溢れていた。
 

先程書いた通り、今日は昨年のリベンジワンマンである。しかし、今日のチケットもソールドアウトはしていなかった。正直、ただのファンの私にとっても悔しいものであった。
 

「ソールドアウトしていないのは悔しいよ、本当に悔しい。でも、Amelieはここじゃ終わらないから!」
そう力強く言い放ったボーカルのmick。小さい身体のどこにそんなパワーがあるのかと思わされるほどその声は力強くそしてその姿は誰よりも大きかった。そして始まった”ゼロじゃない”。

この日合同説明会に行き、自分には何が出来るのか、本当に出来るのか、と不安になっていた。ずっと心の中がモヤモヤしていた。そんな私の心にmickの言葉とAmelieの音楽が響き、そして背中を押された。止まっていたはずの涙が溢れ出るには充分すぎる空間だった。
大好きなライブハウス、大好きなAmelieというバンド、大好きなmickちゃんの言葉、大好きなゼロじゃないという曲。何をくよくよ悩んでいたのか、何を諦めそうになっていたのか、弱い自分が情けなくなった。もっと頑張れる、私ならできる、とさっきまでのネガティブな自分が嘘のように、前を向いていた。
 

いつもそうだ、私には無理だと落ち込んでは、その度にAmelieに助けられてきた。

大丈夫だよ、朝は来る、可能性はゼロじゃない。

何の根拠もないかもしれない。でも、そんな言葉に背中を押されるのは、Amelieだからだ。

Amelieがこれまで、苦しい経験を経て、沢山の場所で沢山の人に愛されるバンドになっているという、夢のような、奇跡のような、でも決して夢じゃない、素晴らしい現実があるからこそ、私の胸に心に響き、背中を押してくれるのだ。

涙を拭いながら拳を突き上げていた。
この日私は後からライブを見ていたのだが、ステージから少し目を逸らし、フロアを見渡す。フロアいっぱいのお客さんは各々自由に、体を揺らしたり、拳を突き上げたり、手拍子をしたり、泣いていたり、笑っていたり、素晴らしい景色だった。本当にAmelieが沢山の人から愛されていることが目に見えて分かり、心が暖かくなった。
 
 

私はこれからもAmelieとともに人生を歩んでいくのだと思う。これからもAmelieに背中を押されながら歩いていくのだと思う。
 

Amelieはもっともっと大きくなる。もっともっと沢山の人を幸せにするバンドになる。ただの一ファンの思いであるが、それだけは確信している。どれだけ大きくなっても心に寄り添ってくれる、対大勢ではなく対個人に、一人一人に音楽を届けてくれる、そんなバンドだと思っている。そんなバンドだからこそ沢山の人に愛されているのだと思う。
 

次は恵比寿リキッドルーム。
「普通はクアトロ埋めてからだと思うのね、でも次こんな大きい会場にしてもらったってことはAmelieは期待されてると思うの。飛び級しちゃいます〜!」「クアトロ2回ソールドしなくて、リキッドソールドしたらかっこよくない!?」と楽しそうにワクワクした様子で話すmickちゃん。
ああ、この人は本当に強いな。とそう思った。
 

世界で一番かっこいい女性ボーカル、私のヒーロー、私の憧れ。
 

そんなかっこよすぎるあなたに出会えてよかった。
 

9月22日恵比寿リキッドルーム
どんな景色を見せてくれるのか、今から楽しみだ。この拙い文章を読んで少しでもAmelieというバンドに興味を持った人がいれば、この日、恵比寿リキッドルームに足を運んで見てほしい。きっと、間違いなく、行って良かったと、そう思える日になる。私と同じように何かに悩んでいる人、前に進むことができない人、そんな人にも、もちろんそうではない人にもAmelieに出会って欲しい。きっとそこから世界は変わる。大げさかもしれないが、私はそうだった。見ず知らずのただの就活中の学生を今だけでいい、今だけでいいから少し信じてみてほしい。

少しでも、一人でも多くの人がAmelieに出会いますように。

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