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2017年4月7日

ぽんちゃん (21歳)

人生ってまだこんなに素晴らしいんだ

Aqua Timezに救われて。

2010年1月、当時私は中学二年生。
中学二年生になったばかりの頃は学校を休むことが多かったが、年を越して2010年に入ってからは完全に不登校になっていた。
学校では同級生に言葉の暴力を振るわれ、担任や教師はそれを見て見ぬ振り。学校に行く意味がわからなくなってしまった。
家では親に”言葉の暴力”というものを理解してもらえず、ケンカの日々。

気がつけば「生きてる意味がわからない。できることなら死んでしまいたい」と考えることが多くなっていた。

そんな時、テレビを見ていたら温かそうなスープのCMが流れた。
それが私とAqua Timezの出逢いだった。

Aqua Timezは2005年に「空いっぱいに奏でる祈り」でインディーズデビューし、このアルバムに収録されている『等身大のラブソング』が注目され10代を中心に人気を集めた。翌年にはメジャーデビューを果たしている。

しかし、音楽に疎い私は曲を聴けば「なんとなく聞いたことあるかもなぁ」と思う程度でバンド名は知らなかった。
だが、CMで流れていた曲は心地がよく耳に残っていた。フルで聴いてみたい!と思ってからは、行動が早い。誰が歌ってるのかを調べてすぐ近所のCDショップへ走った。

これが初めて手にしたAqua TimezのCD。「絵はがきの春」。
【音楽は音を楽しむもの】という考えの私にとってこのCDはその考えを覆すほどの力があった。
聴けば聴くほど歌詞の魅力、音の繊細さに引き込まれる。
特に《人の手ってこんなにあったかいんだ / 人生ってまだこんなに素晴らしいんだ》という歌詞は自然と涙が出てきた。

中学校に行きたくない理由を親に理解してもらえず、独りだった私にとってこの曲は唯一の救いに変わった。孤独じゃないんだと思った。
その時《人生ってまだこんなに素晴らしいんだ》という歌詞を信じてみようと思った。この先頑張って生きていけば何か素晴らしいと思えることがあるんだ。と。

”絵はがきの春”をきっかけに、Aqua Timezを好きになった。今まで発売されたCDを買い、ライブに行き、ファンクラブにも入った。
それから7年。今、大学四年生になり就職活動をしている。辛い、しんどい、と思うことがたくさんある。
しかし、デビュー10 周年の日本武道館公演で、ボーカルの太志さんが言っていた「10年後また武道館で待ち合わせようぜ!」の約束を果たすため、笑顔で頑張ろうと決めた。

10年後、また日本武道館で。

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