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どんな今を生きていますか

BUMP OF CHICKEN

〝どんな今を生きていますか
好きだった唄はまだ聴こえますか〟
(サザンクロス / BUMP OF CHICKEN)
 

私は自分の気持ちや考えを、人に伝えることが苦手だ。

小さい頃から、〝自分〟を上手く出すことができない。

〝自分〟を否定されることが、とても怖いから。
そのままの〝自分〟を受け止めてもらえる自信がないから。

人と繋がることが嫌いなわけではないが、自分を押し殺して共に過ごすことを苦痛に感じて、1人でいたいと願うこともある。

私が、BUMP OF CHICKENと出会ったのは中学3年生の時。
音楽が大好きな4つ上の兄の影響で、YUIやポルノグラフィティ、Galileo Galileiなどの音楽を私も幼い時からずっと耳にしてきた。
BUMP OF CHICKENもその中の1つだった。
この環境下の中で私が音楽を好きになることは必然だった。

中学生の頃、ラジオの中の学校「SCHOOL OF LOCK!」を聴いていたのも兄の影響であり、その中で科学の講師であるBUMPの4人とBUMP LOCKS!と出会った。

『COSMONAUT』の発売日目前だった授業で流されるのはアルバムの収録曲たち。
その中でも、もっとも私の心が掴まれたのは『分別奮闘記』。
曲調がとても好きで、高校受験前ということもあり、「夢」というワードが心を揺さぶり、私は涙していたことを覚えている。
私の中に、明確な夢があったかと言われればとても曖昧だが、この時とても心に突き刺さったのだ。
この時初めて、BUMP OF CHICKENのライブに行ってみたいと思った。
『COSMONAUT』を買い、たくさん聴き込んだ受験期。

志望校に合格し、高校入学後、『COSMONAUT』のアルバムが私とBUMPファンであるクラスメイトを繋げてくれた。
クラスメイトが『COSMONAUT』に封入されているステッカーをファイルに貼っていたのだ。
そのクラスメイトとは、よくBUMPを中心とした音楽の話題で盛り上がった。
私の持っていないBUMPのアルバムを全て貸してくれた、友人でもある。

私は、幼少期から習字を習っており、字を書くことがとても好きだった。
高校では、書道を専門的に学ぶ学科・コースを選ぶほど。
必然的に、部活は書道部だった。

私の家庭は、決して裕福な家庭ではなかったが、やりたいことは惜しみなくさせてもらえる家庭だった。
ただ、叶わなかったものはライブに行くこと。

校則や部活内でのルールとして、バイトが禁止であったこと。
過保護な両親が、ライブへ行くことを許してくれることもなかった。

ライブに行けない分、グッズが欲しくてたまらなかった。
両親にも自ら欲しい物をお願いすることが少なかった私は、父親の携帯電話を借りてGOLD GLIDER TOURのライブグッズを公式通販サイトで買いたいと、泣きながら母親に頭を下げて頼んだことをよく覚えている。
タオルとリストバンド。
あの時買ったグッズは今も大事な宝物だ。

高校を卒業すれば自分の働いて稼いだお金でライブへ行き、会いに行けると願ったが、行けなかったライブのグッズがどんどん増えていくばかり。
そのグッズの中に、「WILLPOLIS」のライブに行った兄が買ってきてくれたグッズや、BUMPファンであった高校の時のクラスメイトから送られてきた「WILLPOLIS」のキーホルダーもあった。

卒業後に就職した先で思うような休みも取れず、3年近く働いた時、遂に限界がきた。
自分のやりたいことも出来ず、働くことに意義を見出すことが出来なかった。
心を蝕んでいき、働くこと、生きることに疲れたと考えるようになってしまった。
そんな時でも私は音楽をひたすら聴いていた。

〝疲れた勢いか 色んな事が
奇跡みたいに思えて どうしようもない〟
(サザンクロス / BUMP OF CHICKEN)

意識があるようでないような不思議な感覚。
のちに、適応障害だと診断された。

「生きていたくない」そんな言葉を離職したいという話とともに、母親へ零しては泣かせてしまった。

この日は、リボンを初めて聴いた日。
転職をする、そう決めた日。

私は影、BUMP OF CHICKENの奏でる音楽は光。
たくさんの光をさしてくれることで、影の私は生き続けることが出来る。
光は無理矢理、影を光へと導くことはせず、時には、共に影になって心へ寄り添ってくれる。
 

高校卒業後、家族の元を離れ一人暮らしを始めホームシックに陥った時も、熊本地震でアパートがダメになり泣き崩れた時も、私の気持ちへと寄り添ってくれたのは『サザンクロス』を筆頭にBUMP OF CHICKENの楽曲達だ。
 

〝星を読んで位置を知る様に
君の声で僕は進めるんだ〟
(サザンクロス / BUMP OF CHICKEN)

ボーカルの藤原基央が以前、「僕らの曲は主役じゃなくていいんです、聞いてくれたあなたの人生の隅っこの方においといてよ」と言っていたが、私の人生で彼らの楽曲が主役級で私の勇気になり支えになっている。

先日のライブツアー、PATHFINDER マリンメッセ福岡へ3月17日、3月18日と2DAYS参戦することが出来た。
転職して叶った、念願の人生初ライブだった。
夢の空間。
憧れた場所。
大好きな人達。
たくさんの愛で埋め尽くされる。
みんなで、右手を振りかざして、PIXMOBがキラキラ輝いて。
会場の光の一体感。
飛び舞う、銀テープにコンフェッティ。
コールアンドレスポンス。
BUMPのメンバーと会場の皆と共に唄えたこと。
幸せだった。

1年前の人生を諦めかけた私に、こんな素敵な瞬間が未来が待っているよ、好きな唄を聴き続けている私は幸せだよと、とても伝えたい。

上手く言葉を紡げない私は、いつしか自分の気持ちを言葉にして、伝えることを苦手だと感じるようになった。
それに比例して、字を書くこと、字で表現することをどんどん好きになっていった。

今こうやって、書いていることにも私なりのかなりの勇気を要する。
否定されることがとても怖いから。

〝消えない勇気を受け取ったよ
臆病なあなたから 確かに〟
(angel fall / BUMP OF CHICKEN)

それでも書こうと思えるのは、BUMP OF CHICKENの楽曲が寄り添ってくれているからだ。

彼らと、BUMP OF CHICKENと出会えたことにとても感謝したい。

これからも、BUMP OF CHICKENの楽曲達が、彼らの作る音楽が私の人生の指針になっていく。
 

今までも、この先もずっと。

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