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My Hair is Badと再確認した愛

日本武道館2days公演

2018.03.31
新潟上越My Hair is Badの生き様を日本武道館で目撃した。
天高く掲げられた日の丸がいつものライブハウスではないことを静かに強く表していた。
だけど、それなのに、あの場所は確かにライブハウスだった。派手な演出をせずに脇から入って楽器を手に取る。こんなにも「いつも通り」が嬉しかったことはない。
日本武道館、だけどツアーの中の1本。ファイナルにはキャパ150人のホーム上越EARTHが待っている。
どんなに音源が売れようが、フォロワーが増えようが、いいねが増えようが、再生回数が伸びようが、ライブで、現場で、生で見る彼等がいつだって1番かっこいい。

1曲目『アフターアワー』
友達にCDを借りてこの曲を聴いた3年前を思い出した。僕らは最高速でいつだって走れるわけじゃないいつかは止まってしまう日が来る、でもそれでも僕は良しとして靴紐を固く結ぶ、前を見た、思えば高校生活ずっとこの曲が頭の中で流れていた。
大正解を疑えと叫んだ『熱狂を終え』世間が正解と決めつけたことは本当に正しいのだろうか。時には自分だけの熱い偏見も必要だ、それは固い意志とも言うだろう。思い通りに勝ち誇っていけばいい。自分の人生だろ。今はここに立って拳をあげるのが正しい。私はそう思った。

本当に今夜は『ドラマみたいだ』
2016年10月20日言葉を交わし写真を撮りサインをくれた3人は、今遠く離れたステージで1万4千人を相手にライブしている。ドラマみたいな夢のような瞬間を見せてくれる彼らから一瞬たりとも目を離してはいけない。

春 恋に落ちて『真赤』な首輪をつけ『運命』か偶然か最後にあの六文字が流れ、やっと気づけた君が目を瞑ってくれていた僕の『悪い癖』、でも『彼氏として』君が隠していたことも今更気づいた今だから気づけた、さよならだけを伝えるつもりがありがとうと言う、恋人でも友でもないニ人からの『卒業』大人って何だろうな、ずっと忘れないでいるからいつか後悔させてやるからこっから『復讐』してなんぼ、ずっと忘れないでいるから。何だか悲しそうな君に最後に世界一短いラブソング『クリサンセマム』を。

僕から俺になる瞬間。
主人公の彼 彼女が椎木知仁になる瞬間。

椎木知仁が私と同じ18歳の頃書いた『最近のこと』26歳の椎木知仁は、もうこんな曲は書けないと言った。でもそれでもいいと思った。「今だからこそ」をもっと愛したいと思った。

本編が終わりはけていく。
鳴り止まない拍手と共にワンモの声が聞こえる。期待に応え3人が出てくる。アンコールはいつもサービス残業だと思っている だけど 今日はアンコールさせてくださいという言葉と共に『優しさの行方』
とられて困るくらいならその手で持っておくんだ、わかっていたことなのに今になってハッとさせられた。
私が1番好きな曲。一年前の野音では聴けなかった『月に群雲』いつになったら聴けるだろうかと思っていた。「俺らの始まりの曲」と言った時胸がいっぱいで想いが溢れた。いかないでよいかないでよ手をさし出してもらいたくて、ステージに向かって必死に手を伸ばした。ドキドキした。僕が生きてるよ、そう言って高くあげた拳が全部本物で正解でちゃんと生きているんだと実感させた。

アンコールを終えはけていく3人を見守りながらも私はまだ諦められなかった。2時間なんて本当にあっという間でもっともっと彼らを感じていたかった。それに私にはまだ聴きたい曲があった。ぼちぼち出口に向かう人、座り込む人がいる中で立ち続けた。拍手を止めなかった。
長い拍手の末、ロックスターはステージにまた現れた。
ダブルアンコール。信じてよかったそう思った。
何故かはわからなかったけど私は『夏が過ぎてく』をやってくれると信じて疑わなかった。「こんな時間になってもまだ明るいだなんて」何度も何度も聴いて耳にこびりついたフレーズ。必死に叫んだワンツー。やっぱり私は彼らが大好きなんだ。胸を張ってそう言える。

今まで誰にも言えなかったけど
マイヘアを女々しいとかメンヘラとかいう奴らが大嫌いだった。ただ椎木知仁が好きだからって椎木知仁をヘッダーやアイコンにする奴らが大嫌いだった。ただ単純に流行に乗ってマイヘア最高超良い!と言う奴らが大嫌いだった。
だけどあの場所では皆同じ気持ちだった。純粋にMy Hair is Badを見たい、それだけだった。思い入れは違っても愛はみんな変わらないよな。

武道館で椎木知仁が「ロックバンドってこと忘れるなよ」と言った。
「誰かのために歌っているわけじゃない」と言った。
「恋愛を歌いたいわけじゃない、命を唄っている」と言った。もうそれだけで十分だった。どれだけ客層が変わろうが音楽性が変わろうがMy Hair is Badの根底にはこの想いがあることには変わりない。他人がどうとか関係ない。自分が好きなものは自分が好きなら大丈夫。自分さえ変わらなければMy Hair is Badは私の味方でいてくれる。私はこの日My Hair is Badへの愛をMy Hair is Badに再確認させてもらった。
青春を懸けたMy Hair is Badで高校生活を終えた。
新時代の目撃者になれたことを誇りに思う。

この日彼が問うた 愛って これか!

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