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期待の遥か上を行く宇宙最強のヴァイオリンロックバンド

BIGMAMA TRANSIT MAMA TOUR 2018に寄せて

バレンタインデーの2月14日恵比寿リキッドルームを皮切りに全国ツアー中の、BIGMAMA TRANSIT MAMA TOURは、早くも4箇所で大成功を収めた。

昨年10月15日の武道館公演にて、演奏できなかった曲を中心に披露することが今ツアーのテーマだが、私たちファンにとっては、BIGMAMAのポテンシャルの高さを改めて感じ、過去最高に何箇所も行き甲斐のあるツアーになっている。

それもそう、恵比寿の後、福岡、広島、高松とセットリストが全く違うのである。
まさかやると期待もしてなかったような曲たちが、その存在を堂々歌われ、オーディエンスもそのパフォーマンスに酔いしれ、双方の熱気が激しくぶつかり合い、宇宙で1番熱い場所が生まれる。

端的にこの言葉しか出てこない。
“楽しくてしょうがない”のである。
誰にも曲目が予想できないからこそ、私たちは120分間、一曲一曲に胸を踊らせる。
 

私はというと、元々ツアーが発表された時点で、恵比寿、福岡、仙台、Zepp Tokyoの参戦を決めた。
就職活動期間真っ只中ということもあり、10公演中4公演に我慢しよう、そう思っていた。
のに。
どんどん増やしてしまっている。
少し出過ぎた表現になり申し訳ないが、私が行かなかったところで、お気に入りの曲をやられたら、嫉妬で狂いそうだなと。
もしかしたらあの場所で、あの曲が聴けるかもしれない、そう思い始めたら止まらない。

恵比寿参戦後、福岡の次の日の広島を決めた。
福岡広島が楽しすぎて、名古屋大阪を追加した。
なんということでしょう、
4公演のつもりが、いつのまにか7公演に。

ツイッターを見ていると、どうも私だけじゃない。
ツアーに既に参加したBIGMAMAのファンが面白いように、こうしちゃいられないと、行く予定のなかったツアー箇所にスケジュール調整して追加を決めている。
ファンにとって今回のツアーは、一箇所、一曲たりとも逃したくないツアーなのだ。
 

私個人にとって、福岡公演(3月29日福岡DRUM Be-1にて)は一生忘れられないものになった。
数年ぶりにやる曲『As One(2009/7/22)』が決め手だった。
かなり序盤ではあったが、いつも通り盛り上がってたところに、『as one(2009/7/22)』。
イントロはじめの一音だけですぐにわかった。
が、大好きだけどもうやらないだろうなと勝手に思い込んでいた音が聴こえて、状況が飲み込めなかった。
溢れ出る涙をどうすることもできないまま、サビで叫ぶ“smile?” “cry?” “hate?”
金井さんの歌声との掛け合いがたまらなかった。

この曲は、私が高校2年の時に、BIGMAMAを好きになった頃を思い出す。
当時好きだったアイドルに愛想尽かし、YouTubeのオススメ動画で出てきたBIGMAMAの『秘密』と『かくれんぼ』を聴いた。
実は、聴いてすぐにビビッときたわけではない。
数分後も数日後もじわじわと、聴きたいなと思い出す曲になっていたのだ。
ヴァイオリンの音色がロックサウンドに乗って心地よくて、楽器も歌声も全て飽きなかった。

試しにレンタルしたアルバム『and yet,it moves〜正しい地球の廻し方〜』で完全にBIGMAMAに心を持っていかれて、今に至る。
その中で最も異彩に感じ、ド級の初心者ながらに、この曲はBIGMAMAにしか作れないのだろうな、と思った一曲が『as one(2009/7/22)』だった。
独特のテンポ感、伸びやかなヴァイオリン、サビとそれまでのギャップ、ストーリー性、全てにおいてツボだった。

だからBIGMAMAを好きになった当初、1番聴いていた曲が『as one(2009/7/22)』だった。
同時に一番思い入れのある曲である。
なのに、カラオケにも無いし、アルバムツアーからはほとんど演奏してない。
当初の遣る瀬無さは今も変わらず、メジャーデビューしても『as one(2009/7/22)』はカラオケに追加されない。
ライブでもこの先ももう、、、と思っていた矢先の福岡。
 

正直ナメていたのだと思う。
武道館でやらなかった曲、とは言われたが、そこまでは期待できていなかった。
もちろん、なにやるのかウキウキしていたのに。
『as one(2009/7/22)』が聴けるなんて思ってもみなかった。

彼らにとってはきっと、大したことじゃなくて、
11年かけて積み上げてきた“BIGMAMA”の一部で、最新の曲も11年前の曲も大切さは変わらなくて。
「勝手にレアなんて決めてくれちゃって?」
とでも嘲笑うかのような。
そんなかっこいい期待の裏切り方が他のどこにあるだろう?
ずるいなあとつくづく。
 

私なんてほんのファンの端切れで、もっと長く好きな人はたくさんいる。
そして、私こそが一番BIGMAMAをすきなんだ!と言わんばかりの熱量を持ったBIGMAMAファンがだいすきだ。
全国や台湾を回って、知り合えたBIGMAMAファンと仲良くなるのに時間なんて必要なく、その場その場で感動を分かち合える人との繋がりが増えていくことに、どうしようもなく幸せを感じている。

そんなファンひとりひとりにとってのお気に入りの曲が、各々のエピソードと共にこのツアーでより一層その輝きを強めるならば、素敵なことだろう。
 

残すところ6公演。(4月4日現在)
彼らはまだまだ私たちの予想を裏切り、期待を遥かにに超えて来ることだろう。
私もまだまだあるお気に入りの曲たちに会えることを楽しみに、各地に足を運ぶ。

願わくは、まだ私たちの思い込みの中で薄く煤の乗ったままになっている多くの名曲たちが、BIGMAMAを愛する全国のファンと再会し、“一点の曇り無く”磨かれますよう。
あなたのお気に入りの一曲に、目の前で生で触れられますよう。

徒然に想いを吐きすぎてまとまりがなくなってしまいましたが。
いつか伝説と呼ばれてもおかしくないこのツアーに、参戦できていることを感謝して。

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