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2017年4月12日

ミズキ ヨウ (36歳)

してやられた、最高値の先へ

KEYTALKアルバム<PARADISE>を聴いた初期衝動の想い

してやられた。

私がKEYTALKのアルバム<PARADISE>を聴き終わった瞬間の感想は、この一言しかなかった。

KAYTALKを好きになって、それなりに時間が過ぎた。
ライブにも幾度となく足を運び、新曲がリリースされる度に最新のKEYTALKに心を揺さぶられてきた。

1年10ヶ月ぶりとなるフルアルバム、しかもリリースまでに、メンバーが目標として夢だと公言していた武道館でのワンマンライブを経て、その武道館ライブを前後として発売された5枚のシングルを引っ提げてのアルバム、それが<PARADISE>である。

待ちに待った1ファンとして期待は振り切れんばかりで、このアルバムを手に入れた。

結果、それは想像を軽々と越えてきた。
まるでKEYTALK自らが私達の期待値を知った上で、この17曲を詰め込んできたような衝撃すらあった。

KEYTALKにしてやられた、そんな1枚だった。

今回、KEYTALK強みの1つと言える、4人全員が作詞作曲出来るという事柄が、
アルバムに容赦なく詰め込まれていた。
“Summer Venus”でのダンスミュージックに度肝を抜かれたかと思えば、“ASTRO”での直球のロック、からの“ミルクティーは恋の味”での溶け出しそうな優しさが詰まった曲まで、首藤義勝の引き出しの多さに圧倒され、
“ダウンロードディスコ”でのツインボーカルの魅力、“森羅万象”ではラップパートを取り入れつつ、KEYTALKの根っ子を感じながらも新たなものを混ぜ合わせていく小野武正の変化球に魅了され、
メンバーの中で最後に作詞作曲を始めた八木優樹が生み出した“HOROBIRO”や“秘密”はアルバムのスパイスに感じ、
“story”や“Oh!En!Ka”で、更に歌詞がダイレクトに歌声と共に心に鳴り響く寺中友将の言霊に震わされた。

4人だからこその最高の17曲が詰め込まれているアルバムがここにある。

KEYTALKはこの先もきっと私達の思う以上、最高値のその先をくれるだろう。

『当てもないけど見たいんだ 進むべき未来なんだ』
(アルバムPARADISE収録“STAY”より抜粋)

そう歌う彼等を、この先もただただ見てみたい。
彼等がぶちかます未来が、楽園のような色鮮やかな光景であることを願いながら。

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