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ソロデビューで拓いた日本武道館、ファンとの「最短距離」

「スーパーパフォーマー」AAA・末吉秀太から、「エンターテイナー」Shuta Sueyoshiへ

2018年4月11日、日本武道館。
黒を基調としたファンタジックな看板にある
「Shuta Sueyoshi LIVE TOUR 2018-JACK IN THE BOX-」
の文字にライトが当たる。

男女6人組スーパーパフォーマンスグループ・AAAのメンバーとして、2005年にデビューをした、末吉秀太が初めてのソロアルバムを引っ提げて全国行脚をしたツアーのファイナル公演が開催された。

AAAから日高光啓(SKY-HI)に次いで2番目となる日本武道館単独公演を果たしたShuta Sueyoshiだが、ソロデビューはグループ内では遅め。
それでもソロとしてデビューに先駆け、約3年前からソロイベントの開催や音源を発表・配信、大物アーティストとの楽曲での共演などもあり、ファンにとって彼のソロ活動の「本格始動」は待望そのものであった。

ソロでも勢いは止まらず、昨年配信された「秒針 Re:time」のiTunes&Apple Musicのチャートは、日本だけでなく香港・台湾でもJ-POPランキングで1位を獲得。ソロイベントもチケットは完売。ソロで出演するイベントも増えている。

グループで行脚する時も彼の口から出てくるのは
「ファンとの距離」という言葉。
今や国民的アーティストとなったAAA、ライブ会場も大きくなれば必然的に物理的な距離は遠くなる一方であるが、オーディエンスにそう感じさせないパフォーマンスを魅せるのが彼ら。そしてそのメンバーのひとりが末吉秀太、改め、Shuta Sueyoshiである。

今回のツアーがZeppツアーで予定されていたのもそれが理由のひとつだそう。
だが応募が殺到。ファンのShutaへの愛は日本武道館までも埋め、当初ファイナルの予定だったZepp Tokyo公演後の日本武道館公演が追加公演として実現した。

Shuta自身も日本武道館のステージに立つのは約3年ぶり(2015年AAAアリーナツアー以来)。「やべぇー!」と素直すぎる感想に表情が緩み、会場のファンの緊張もほぐれる。
アルバム収録楽曲をShutaに加え、共にZeppを回ったダンサー4人組、その名も「SS Dancers」とで披露。畳みかけてくるそのスキルの高さに会場のボルテージも最高潮。バラッドからダンスナンバー、サイケデリックでキャッチーな楽曲の隅々まで、Shutaのスパイシーな歌声と、ブレを知らないダンスパフォーマンスが敷き詰められる。歌いながら踊る彼は、いつもとはまた違う表情だった。
ラストスパートはツアー期間中に作ったという最新曲「M.A.K.E.」を当日サプライズで初披露。AAAの名曲「ハリケーン・リリ,ボストン・マリ」の如く、会場にいるファンとShuta、SS Dancersが一体となってタオルを回すこの曲は、ファンとShutaをより近くした。

ソロデビューもソロツアーも、アーティスト活動としてのひとつの目標だったというShuta。最後の曲「夢」の前にアツく話してくれた。話に続けてファンに誓ったのは「誰かの背中を押せる存在」でいること。そして何よりも感謝の言葉が溢れていた。

スーパーパフォーマンスグループから飛び出した「遅咲き」のエンターテイナーが咲かせた花は、20分咲きだった。花は世界の何よりも濃く、鮮やかで、艶やかだった。心を、言葉を謳い、舞ったその花は、まるでこれからの
更なる進化と変化と成長を約束しているようだった。

2018年4月11日、ここは通過点。
エンターテイナー・Shuta Sueyoshiは大きく次の一歩を踏み出した。

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