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くだらない私のくだらない唄

BUMP OF CHICKENと私の話を纏まらない文章で綴らせてほしい。

何から書こうか。何を書こうか。考えて1年が経った。未だに纏まらない頭で筆をとることを許してほしい。

私の生きていける魔法、生きていく理由、そしてヒーローの話をしようと思う。

私は小さい頃から選択することが苦手だった。嫌いなものは変化と争いと他人の目。卑屈と超がつくほどのマイナス思考は標準装備だ。それが普通で疑いもしない。誰かの一言で何週間も考え続けることは日常茶飯事。
でも私はとても恵まれていた。
なに不自由なく育ててくれた両親がいて、ちゃんと学校にも通わせてくれて。そんな私が本当にどうしようもなくてダメな人間だって悩むことすら贅沢なものだと思ってしまって勝手に板挟みになってしまっていた。

私がBUMP OF CHICKENをちゃんと聴いたのはベスト盤の発売だった。なんとなく借りて聞いたそれを天体観測の人たちと認識していたし、ずっとアルバムを聴いていてもそのままの意識だった。でもなぜか聴き続けた。

そんなとき。学校で志望校だの未来のことを言い始めた。
私には夢がなかった。あっても、どうにも勉強が嫌いで頭が追い付かなかった。好きなことは、周りにはもっと上手くそれをこなせる人がいた。
だからとても苦しかった。周りは皆やりたいことをみつけて、道を選んでいく。私はその場で立つことしかできない。正直それで精一杯だった。何度も泣いた。何も上手くやれない自分がとても情けなく思えた。自分が居たって無意味だと、そう思った。
 

「あの月も あの星も 全て君の為の舞台照明 叫んでやれ 絞った声で そこに君がいるって事」(Stage of the ground)
 

どんどん思考はエスカレートして、自分がこれから生きていてもなんの意味もないと思った。
はじめて本気で死ぬことを考えた。
自分が死んだあとのことを考えた。
世界には沢山自分より生きていくのが厳しい人がいて、私がこんなぬるま湯に浸かって死にたいだなんて烏滸がましい。
でも上手く生きていける未来が全くみえなくなった。だけどきっとそれもただ甘ったれているだけだ。でもどうしろって言うんだ。上手くやれって口で言われたって出来ないんだ。それも、全部自分が悪いんだよ。そう思うと、授業中だって、どこにいたって、気を抜けば涙が溢れてきた。
 

「弱い部分 強い部分 その実 両方がかけがえのない自分 誰よりも 何よりも それをまず ギュッと強く抱きしめてくれ」(ダイヤモンド)
 

絶対に一生忘れないと思う。この2曲がイヤホンから流れてきて泣いたこと。
あぁ自分も居ていいんだ。叫んでいいんだ。上手くやっていけなくたって、目標なんかなくたって、生きてていいんだ。
弱くて、へなちょこでいいんだ。
自分のなかでなにかが弾けた。

音楽ってすごい。この音楽を作ってくれた人に会いに行きたい。

それが、生きていく理由になった。

BUMP OF CHICKENの音楽に手を引っ張られてから、色んな事があって色んな事を考えてきた。

「生きていく意味と また 出会えた 自分の価値が 今 生まれた」(ハルジオン)

その時々に曲たちは形を変えてそっと横にいてくれたり、一緒に踊ったり、叱咤してくれたり、泣いたりした。

「逃げてきた分だけ距離があるのさ 愚痴るなよ 自業自得だろう」(涙のふるさと)

それはまるで魔法で。
この音楽たちと出会えたから今の私があるって胸を張って言える。
この魔法があるから、私は生きていけるのだと、そう言える。

人にプレゼントを渡したりするのが好きな私がずっと、単にその人が喜んでるのをみて私が喜びたいだけなのだと、これは自分の醜いエゴなのだと思っていたことを藤くんも同じように考えて、でも「そのエゴちょーかっこいいぜ」と語っていたことを後々になって知って、過去の私がどれだけ救われたか。
ライブの最初に「会いに来たんだぜ!」って言ってくれるだけでどれ程嬉しいか。
会いに行けるってだけで、どれ程力が湧き出るか。頑張れることか。
BUMPと出会っていなかったらどれ程の人と出会えていなかったのかと考えるとどれほど怖くなることか。
だからあなたは私のヒーローなんだ。
正義の味方なんかじゃない、へなちょこで、優しくて、どこまでも強くかっこいいヒーロー。

こんなガキがそれくらいのことでこんなに悩んでどうするんだって、もっと人生につらいことは沢山あるって、「生きる理由」とか言っちゃってって、笑うかい。
じゃあ私は、自分にも似たようなことがあったっこと、そんなことも忘れてしまったのかいって笑ってみせよう。
どこまでも、このままの自分で悩んで落ち込んで怯えて下手くそなまま生きてみせよう。

「強くはないけど、弱くもないから」(宝石になった日)

大好きな音楽が居てくれるから。

どうせいつか終わる旅を、へなちょこ仲間と一緒に歌っていこう。

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