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音楽という切符を片手に

Grand Funk Railroadに乗ってしまった

Are you ready。この曲はいつでも自分を奮い立たせてくれる。10代の頃であった。幼くして私は音を楽しんでいた。父の部屋で流れるレコード、ギターを片手に歌う父、無論覚えてなどいないが、まだ片手で数えれる程の年であった私は固いものなら何でも叩いてリズムをとっていたらしい。
高校卒業後、実家を離れ一人暮らしを2年程。CDショップで貪るように音楽収集を楽しんでいたが、何だか退屈だ。そこで父親にオススメのCDを送ってくれと頼み、届いた中の1枚。聴き覚えのあるフレーズ、初めて手に取ったものの、懐かしさも覚える音。そう、幼い頃、無意識のうちに耳に入っていたグループだった。
「On Time」と題されたCDの1曲目。その瞬間、「Are you ready!?」の強烈なシャウト。間も無くGrand Funk Railroad(以下GFR)に乗り込み、果てしなく続く魔法の世界へと旅に出る。

1969年。ウッドストックが催された前後の年には様々なグループが誕生し、消滅する。Led Zeppelin、Deep Purple、ELP、我が国でははっぴいえんどの登場、また、The Beatlesの解散、ジミ・ヘンドリクス、ジャニスの死。どれも好きで良く聴く。タイムマシンが今あるのならば、この時代にタイムトラベルして現代に一生帰ってこれなくても良い。この頃はというと、ニューロック、ハードロックと称される音楽がムーブメントとなっていたが、いち早くサウンドを確立させていたのはまさにGFRだった。彼らのプレイスタイルもまた、独特である。暑苦しい歌に唸るギター、リズムが織りなすグルーヴはまさに他を追随させないもの。ドラムソロになれば、顔の2倍以上の面積を誇るアフロ頭をスネアに打ち付けて叩く。この映像を観るたびにアフロヘア願望が徐々に膨らんでいく。暁には私もスネアに頭突きしたり、フロアタムの周りを回りながら6連打を叩きたい(私はドラマーである)個々が強烈なキャラクターであるが、同年代のハードロックグループに比べると、スポットライトの数は少ないようだ。不思議である。

今でも曲を聴くと、時が過ぎるのが早く感じ、胸が熱くなり、懐かしさまで覚える。魔法にかけられた機関車の車窓からは幼き日の私と家族が、何故だか見える気がした。貴方もチケットを買って、GFRに乗り込んでみてはいかがだろうか。

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