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〜Marble the Worldから見えた世界〜

SKY-HIとSUPER FLYERSと最高の新規作成を繰り返した2ヶ月間

2018年4月22日
雲ひとつない晴天、まだ4月にもかかわらず、30°近くあがった気温は
”太陽神”と呼ばれる彼のLIVEにあまりにも相応しい日だった。

この日の話をどこからどこまで話そうか。
話したいことが多すぎて、どうまとめればいいものか手探りしながら、しっかり噛みしめて書いていこうと思う。
 

SKY-HIの2018年のホールツアー。
”Marble the World”
幕張メッセでの公演。この日をどれほど心待ちにしていただろうか。

SKY-HIは、このツアーが始まる前に言った。
『このツアーのセットリストは、俺は7曲だと思っている。でも実質は、30曲以上なんだ』と。
(FM802:INTRO-JUICEにてSKY-HIコメントより)

頭の中が「?」で埋め尽くされた。
実際は、30曲以上なのに、7曲とはどういう事なのだろうか。と。
兎にも角にも、その真相は行って、聴いてみないことにはわからない。
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開演の30分前から、”RADIO Marble”という、SKY-HIが自ら作成したRADIO形式のお楽しみがある。
このRADIO Marbleでは、普通に聴いていても面白いが、この後の本編に続くヒントが数々隠されている訳だ。
その事にLIVE中気が付くとハッとする。点と点が結ばれたような、そんな感覚だ。

ちなみに去年の開場中は、マイケルジャクソンや、プリンスのLIVE映像が流れていた。
SKY-HIのLIVEは、開場中から既に始まっている。
彼のそういうところが、すきだ。
始まる前から、彼の世界をたっぷりと味わせてくれる。
LIVE本編だけではない、SKY-HIが拘り抜いた世界。

すっかりオーディエンスの心を掴んだ状態で、
Marble the World(以下MWツアー)は、定刻16時ちょうどに開演した。

このツアーの1曲目として登場したは、【BIG PARADE】。
アップテンポなこのメロディと、目の前に現れたSKY-HIやSUPER FLYERSの姿に、これまでの楽しみだった感情が溢れ出し、興奮が隠しきれない。
会場中のファンが飛び跳ね、手をあげ、歓声をあげて「待ってました」という思いをSKY-HIにぶつける。

そんなファン(以下FLYERS)に『全体(隊)!Are You Ready?!』とSKY-HIの掛け声がかかり、
FLYERSが「YEAH!!!!」と声を揃えてレスポンスを返す。
その瞬間に、一気に会場が一つになりSKY-HIを先頭に、このMWツアーが足並みを揃えて進み始めた。

そのまま、女性FLYERSから圧倒的人気を誇る【Blanket】へと続き、
『ひっくり返しにきたぜ!』と声がかかると【逆転ファンファーレ】、
SKY-HIのメジャーデビュー曲である【愛ブルーム】、昨年発表された【Silly Game】へと繋がる。

【Seaside Bound】では、オレンジの照明が当たり、SUPER FLYERSが片手をぐっと握りしめ、拳を天に掲げて立っているその姿に鳥肌が止まらない。
そして私を含めたFLYERSもまた、同じようにして、拳を天に掲げて立った。
SKY-HIの「3,2,1」のカウントで一斉にクラップが始まるこの曲は、CD音源で聞くときでは、想像がつかないほどのパワフルな楽曲へと変化する。
さらに、今回のツアーではこの曲にアレンジがかかっていたのだが、このアレンジがたまらなく好みだった。

ここまでが激しいアップテンポの曲だったが、
【Blame It On Me】【Bitter Dream】で、
照明のライトの本数も減り、紫や、ピンクなどのカラーがベースとなり、ダンスの雰囲気も一気に大人の雰囲気に様変わりをする。
SKY-HIとダンサーの息が揃ったダンスにFIRE HORNSのホーン音の響きが心地よさを誘った。
ステージの両サイドの壁にSKY-HIやダンサー(以下BFQ)の影が映し出されていたのだが、その影もまた、SKY-HIが拘ったのか、偶然生まれたのかは、わからないがとても、妖艶で素晴らしいものだった。
 

そして、おそらくこのツアーの中でも1位を争う盛り上がりになるのが
【Jack The Ripper】だろう。
この楽曲は、古くから応援して来たFLYERSにとっては、「待ってました」とばかりの楽曲ではないだろうか。
私と言えば、その話を聞いてずっと生で聞きたかった楽曲だったので、この曲を聴いた瞬間はもう自然と体が飛び跳ねた。

<体温を上げな グラスを空けな 体感スピードヒートアップ振り切るメーター>(Jack The Ripper)

ここまでで、おおよそ40分〜45分ほどだろうか。
この間、SKY-HIは歌い踊り続け、バンドメンバーは、今回全曲アレンジと言われているこのセットリストを弾き続け、BFQは、フルで踊り続けていた。
圧巻だ。
正直ここまでで「公演終了しました」と言われたとしても、十分だと思えるほどの濃厚な時間だった。
 

私自身も、前髪は額にへばりつき、大量の汗が流れていた。
普段汗をかくのは好きじゃない。でも、今はこの汗がとても清々しい気持ちにしてくれる。

ただただ、楽しい。
難しい言葉はいらない。”楽しい”のだ。

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少しLIVEの話からそれるが、
SKY-HIもいつかのインタビューで言っていたが、
学校や、会社といったの大きな社会、近所の人間関係や、それこそ家族関係といった小さな社会。
今となっては、範囲の定まらないネット社会というものまで存在する世の中となった今、
常に誰かと共に生活をし、誰かを気にしてしまうこの時代。
自分自身と向かいあう時間は、意識的に作らないとなかなか手に入らないものになってきた。

そんな人生に時折息苦しさを感じる。
「あぁ生きにくいなあ。」と。
ため息すらつくのを忘れてしまいそうなくらいに。

溜まりに溜まった何かを、無性に吐き出したくて枕に顔をうずめて「あー!!!!」と叫びたくなる。
でもそんな時ですら、隣人の存在が気になってしまう訳だ。

そんな私は、SKY-HIのLIVEで、息をしているのかもしれない。
素直に泣いて、笑って、大声で叫ぶ。

「あぁ、今、ちゃんと息をしているなあ」
「生きているなあ」と実感しているのだ。

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LIVEの話に戻ろうと思う。

今回のツアーで、改めて披露された【One Night Boogie】
このOne Night Boogieは、去年のRAGツアーFINAL 12月11日、12日の豊洲PITにて
「作成段階」で初披露されたものの完成版となる。

マイケル・ジャクソンのオマージュ(本人曰くもはやモノマネの領域)であり、
楽曲中にはマイケル・ジャクソンを感じさせる瞬間が多くあるこの楽曲。
ラストのサビの直前、大盛り上がりの最中で、音楽は止まり、照明は少し暗くなった。
思わず、FLYERSは拍手を送ると、
SKY-HIは『ちょ、ちょっと拍手早くないか?』と客席を振り返った。

そして、
『本来であれば、このあとラストのサビがやってくるんだけど…』と話し始めると、

『こんっなに楽しいのに、
このあとのラストのサビを歌ってしまうと、この曲が終わってしまう。いやだ!終わりたくない!』

『One Night Boogieの中で生きていたいんだ!』

そう言った。
思わずクスっと笑ってしまうようなそんなセリフだったが、じわじわと、「本当にそうなればいいのに」と思ってしまうほど、間違いなく最高にたのしい。
終わりたくないが、歌わなければならない。そんな中で彼がFLYERSに提案したのは、
”15分ほどの大人の寄り道”だった。

『付き合ってくれるかい?』そうSKY-HIが聞くと、会場からは「YEAH!!!!」とOKが出る。

One Night Boogieのメロディから繋がる【Beat it -マイケル・ジャクソン】でから寄り道が始まった。

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”Beat it”
この曲には、「逃げろ」という意味がこめられていると聞いたことがある。

MWツアーのセットリストが少し前後するが、Front Lineを歌った後、SKY-HIはこう言った。

『逃げるって戦うことの反対側じゃねぇな、って最近気がついたんだ。
逃げるってこともそいつにとっての戦い方なんじゃねぇかなって思うんだ。』

『嫌なことに向かい合って戦った結果だろ?
誰かに後ろ指さされたって、全然間違ってなんかないんだ!俺が全部肯定してやる!!』
 

『お前が逃げたいっていうなら、逃げ場所になってやる。
お前がこわいっていうなら、守ってやる。 弱いっていうなら強さになってやる。
立ち向かうなら背中を押してやる。 お前が愛されたい、愛が足りないっていうなら、俺がいくらでも愛してやるよ!』(MWツアー from.SKY-HI )
 

<精一杯生きる誰しもが他の大切な誰かのヒーロー>(Front Line)

<あぁ君の嫌いなあいつも 大切な誰かの未来図を 作るため泣きながらナイフを 振りかざして自分も傷を負ってるのかも>(アイリスライト)

<「君が君である」 たった一つのアンサー それより大切な物って一体なんだ?>(フリージア~Epilogue~)

<でもこの世界って奴は確かに君を選んだはずだ 同じように選ばれた僕と出会って今があるんだ>(Marble)

あぁ、SKY-HIは、いつだってみんなの味方なんだ。
悪者にしてしまいたくなるようなあいつだって、メソメソした悲観的なその子だって、
大嫌いだと切り離したくなるこいつだって、認めて、手を伸ばして、ぎゅっと握りしめて
”それでいいんだ、大丈夫だ”と言ってくれるのだ。
 

『逃げたっていい。でも目を瞑ってなかったことにだけはしないでおこうぜ』
(MWツアー from.SKY-HI)

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しかしこんなにも素晴らしい2時間半を過ごしていると、
やっぱりどうしても「あぁずっとこのままでいられたらなあ」という気持ちが頭によぎる。
日常ってものは、なぜ少しばかり億劫に感じてしまうのだろうか。

そして、なぜ、ここはこんなにも幸せに満ちているのだろうか。
「夢のような時間だった」なんて言ってしまえば、SKY-HIは『おいおい、いつも言っているだろう』と笑うだろう。

『こんなにも楽しいのに、夢なんかであってたまるか。ここは現実だ。』
(MWツアー from.SKY-HI)
<夢の中なんかより現実は Ah 歓びにあふれてる>(ナナイロホリデー)
 

『見ていて思うよ、君たちは”楽しむことのスペシャリストだな”』
そう言ってSKY-HIは微笑んだ。

『生まれてきてくれてありがとうございます』と、FLYERSに向かって真っ直ぐそう言った。

そうだ。この言葉が、夢であってはいけない。現実でよかった。
 

このLIVEが終わればまたしばらくの間、また別々の場所で、それぞれの人生を歩くことになる。
でも、またSKY-HIが戻ってくる場所で何度でも「おかえり」と笑って迎えよう。

<必ずまた戻ってくるから It’s Alright この冒険の続きはそこでしよう>(ナナイロホリデー)

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最後に、冒頭で話をしていた「このツアーは何曲に感じるか」
私のアンサーは、「1人の人生」だ。
曲数ではなく、一つの物語(人生)を見ているようだった。

”LIVE”という枠にはおさまらない。
映画、ミュージカル、アミューズメントパーク、オーケストラ…様々なエンターテイメントを濃縮したかのようなこのMarbleの世界観の奥に、現実がつながっていた。
様々な人の人生が広がっていたように感じた。
 

あぁ、まだまだ書き足りないことが沢山ある。
でも、残りのこの感情、この興奮、この感動は、独り占めしてしまおうと思う。

<またね また会う日まで笑ってろや See ya!>(またね)

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