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BUMP OF CHICKENとの人生

曲と、何度だって再会し続ける

 

- 君がいるそれだけで
 命の全部が輝く 〈ファイター〉
 
 
 

私は、BUMP OF CHICKENの曲が好きだ。
 
 
 

思い返せば私とバンプの曲との出会いは、
今から約12年前、小学4年生の頃だった。
 

当時の私は、父親の車でドライブに連れて行ってもらうことが好きだった。その車の中では、父親の友人が作った、ヒットした流行りの曲を織り交ぜたCDが、ドライブの空間を彩っていた。ただなんとなく、流れてくるから自然に覚え、窓を開けて大声で歌っていた頃を思い出す。
 
 
 

- 会いに来たよ 会いに来たよ
 君に会いに来たんだよ 〈涙のふるさと〉
 
 
 
 
 
 

私がバンプの曲を、バンプの曲として認識し、
本格的に聴き始めたのは、高校2年生の春。
たまたまSNSで"バンプのキャッチボールが好きだ"という発信を目にした。
 
 

それから何故だろうか、

衝動的に、

本当に今でも不思議なほど、

何かにザワザワと掻き立てられるように、

焦りにも似た感情が生まれて、
居ても立っても居られなくなってしまった。
 
 

すぐに近くのレンタルショップへ向かった。
急いでBUMP OF CHICKENという言葉を探した。
そして手に取り、耳が熱くなるほど、「キャッチボール」を聴き続けたのだ。
 

完全に火のついた私は、
他に何の曲があるのかと夢中で検索し、当時の最新曲であった「firefly」や「虹を待つ人」の曲を聴き、それはもう完全に惹かれ、今までにリリースされたアルバムや、シングルなどは、全て購入した。
 

そうしなければ、落ち着けなかったのだ。
今でも不思議だが、不思議な感覚だった。
 
 
 

私は、本当に、悔しいが、忘れていた。
あの時聴いたあの曲を、忘れて生きてきた。

だから、
再会というよりも、初めましてだったのだ。
 
 

それでも、2年ほど前に、ふと思い出した。
「涙のふるさと」に出会った事がある、と。
 
 

そう、あの時、あの車で聴いていたあの曲は、BUMP OF CHICKENの曲だったのだと。
 

私は12年前にBUMP OF CHICKENに出会い、人生を生き、5年前に、また出会ったのだ。

私がバンプを忘れて生きていた7年間も、彼らは変わらぬ想いで、"生"や"死" について、本気で表現していた。
 

生きる事が正しいとも、
死ぬ事が正しいとも歌わない。
前を向けとも言わない、
元気出せと背中を押さない。
 

ただ、生きている人間に生まれる生々しい事柄を、多彩に、鮮明に表現する。
 
 
 

- 弱い部分 強い部分
 その実 両方がかけがえのない自分 〈ダイヤモンド〉
 
 

自分が本来目を背けたい弱さも、
大事な自分だと歌ってくれる。
ただ、そこにある"事実"を歌ってくれる。
 

自分では分かりそうで分からない、
知ってるつもりで理解できない感情に、
「ダイヤモンド」という曲が、ストンと落ちる。
 

不思議なのだが、これが彼らの曲だ。
 
 
 

藤くんは、

"自分の経験した物事でしか書けない"

と以前何かのインタビューで答えていたと記憶しているが、藤くんが経験した事実が言葉になり、届き、私の経験した事実になる。
 
 

BUMP OF CHICKENの曲は、私自身だ。

私はそう思っている。
 
 
 

これから先何度だって、
BUMP OF CHICKENの曲に再会するだろう。

一度私の中へ入った曲は、私がこれから経験する何かを通して、また違った輝きを放ち、再会し続ける。
 
 
 

私は何度だって、彼らと生きるだろう。
 

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