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世代を彩る音楽

ELLEGARDEN、復活のとき

5月10日の午後、突然の吉報がわたしの耳に飛び込んできた。
ELLEGARDEN復活のニュースである。

これほど嬉しい知らせはなかった。復活の文字を見たその瞬間からドキドキとワクワクが止まらなくて、心が震えた。
そして、それと同時に、ほんの少しの寂しさを感じた。

仲のいい友達が、小学生時代の友達の話を嬉しそうに話しているときのような。
恋人が長年の親友にしか見せない顔を知ってしまったときのような。

復活を待ち続けた10年間の想いを、10年前の甘酸っぱい青春を、私は感じることができない。

エルレが青春ど真ん中という世代は、20代後半ぐらいであろうか。
私は現在ハタチで、私が生まれたその年にELLEGARDENは結成され、私が小学4年生の時に彼らは活動休止を発表した。だから私はELLEGARDENが一世を風靡した時代を知らないし、彼らの話題が飛び交う教室を知らないし、彼らのライブだって、店にずらりと並ぶ彼らの新譜だって一度もみたことがない。

中学生のころ音楽が好きになって高校生のときthe HIATUSやMONOEYESを知り、細美武士というボーカリストを知って、そこではじめてELLEGARDENに興味を持った。
早速TSUTAYAで借りてきたベストアルバムを聴いて、驚いた記憶がある。そこにはわたしが知っている曲がたくさん収録されていたのだ。
家族旅行の行き帰りの車のラジオから流れていた曲。当時見ていたテレビのCMで流れていた曲。もはやどこで聴いたのかもわからないけれど、でも確実に知っている、懐かしいメロディ達。
人気のバンドだったことは漠然と知っていたけれど、こんなに私の生活に溶け込んでいたなんて。

エルレガーデンの生きる時代をこの目で確かめたい。
そのときそう強く思った。
 
 

そして、その日がやってきたのである。

活動休止から10年の節目の年だから、正直ほんの少し期待はしていた。だけど実際に復活の2文字を見たときのこの感動は、10年前を知らない私にも大きなものだった。

ライブ会場でエルレのグッズを身に付けたファンを見る度に、SNS上で復活を待ち望む声を聞くたびに、その時代を生きたひとへの羨望と嫉妬の気持ちを抱えながら、それでも彼らの作る音楽のある時代に生まれて良かったと心からそう思っていた。
でもこれからは、その羨望や嫉妬は期待へと変わっていくだろう。今度はファンとして、ELLEGARDENと同じ時代を生きられることが嬉しくてたまらない。

2000年代を彩った音楽は、10年以上の月日が経った今でもたくさんの人に愛されて、全く色褪せることを知らないようだ。
そしてこれからも、復活を待ち望んだ世代のみんなに、そして新しい世代に向けて、最高のロックを届けてくれるに違いない。

No matter how hard I can try
I never think that I can fly
And now she has just turned her back to me
There is nothing I can do as well
But to dream her all the time
I’m a fuckup and I’m nuts so she’s gone

Supernova / ELLEGARDEN

きっとこの曲から始まるであろうELLEGARDENの第2章が、今は楽しみでならない。

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