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おかえり、私。

ELLEGARDENとの14年。

疲れきった身体でベッドに横たわり、真っ暗な部屋で仕事帰りタワレコで買ったCDを爆音で聴く。
当時の私の唯一の楽しみ。
その日もたまたま手にしたCDを聴きながら眠りにつこうとしていた。
「こいつらただのバカじゃなかったんだ!!」
CDの帯にはそう書いてある。
流れてきたのは、それまで出会ったどんな音楽よりも衝撃的なものだった。
身体中に電気が走ったかのように、胸が激しく高鳴り、しばらく身動きできないほどの。
とにかく、かっこいい!
それしか言葉が見つからない。
これが私とELLEGARDENとの出会い。

Pepperoni Quattroを聴いてから4年、私はすっかりELLEGARDENなしでは生きられない人間になっていた。
社会でうまくやれないダメな自分、受け入れ難い現実をELLEGARDENの音楽があることで否定せずにいられた。
あなたは、ありのままで良いんだと教えてくれる人達だったから。
ライブハウスがこんなにも幸せな空間だということを教えてくれたのも4人だった。
これまでたくさんのライブを観てきたけれど、初めてELLEGARDENを観たあの衝撃を越えるものはないと思って生きてきた。

バンドは生き物だと思う。
怪我したり、ときには死ぬことだってある。
いつまでも続くものだと錯覚し、そこにあることを疑いもしなかった。
その考えが間違ってたと気付いたあの日。
ある人から言われた言葉。
「形あるものはいつか壊れる」
私は納得したように頷きながら、ちっとも納得なんかしていなかった。

あれから10年という時が経ち、私は結婚をして子どももいる。
もう真っ暗闇の中、音楽だけを頼りに生きたりしない。
それでも、ふとした瞬間にELLEGARDENの歌詞がよぎる瞬間がある。

過ぎ去ったことを振り返れば大抵は笑い話になった

今もそういう風に生きている。
つらい時に思い出すのは、本当に心が揺さぶられた言葉。
いつも傍にはいなくても、ELLEGARDENが止まっていても
私の身体の中でちゃんと4人の音楽は生きていた。

ELLEGARDENは10年ぶりに復活する。
今の4人が奏でる音、紡ぎ出す歌詞、作り出す空間
どれも楽しみで仕方がない。
復活の瞬間を夢見て、妄想して、待って待って待ちくたびれたあと
やっと与えられるご褒美みたいなものだ。

だけど、1番楽しみなのは
あの頃よりもずっとまともで、ちゃんと生きている自分に
動き出したELLEGARDENがどう響くかってこと!
私の思考も行動もELLEGARDENがいなかったらこうなっていない。
私を形作る上で欠かせない存在と言っても過言ではない。
だから、自分を取り戻すみたいな瞬間になるだろうとさえ思う。

初めて観たあの小さなライブハウスでの高揚。
越えるのはやっぱりELLEGARDENだって信じている。

「形あるものはいつか壊れる」
あながち間違っていないかもしれない。
でも、壊れたら、また作り直すことだってできるんだ。
 

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